2010.05.06

2009年8月22日開催第122回SIA留学フォーラムで加藤準治氏講演

2009年8月22日開催第122回SIA留学フォーラムで加藤準治氏講演

「100413-SIA評論:日本人海外留学生減少傾向と日本社会」に対する国内外からのご意見有難う御座いました。この反響に答え、これまで公開していませんでした佐々木インターナショナルアカデミーで学んだOB加藤準治氏のドイツ大学院留学8年間の記録を公開します。その他逐次、16年間のノウハウ、百人を超える人々の記録の内、本人の了解を戴いた物の内のその一部をブログに掲載し、ホームページに掲載します。

このブログの中にも、折につけて加藤準治氏の2002年以来の現地報告が掲載されていますので、ご覧下さい。

1.加藤準治氏自己紹介  
私は、8年間日本の設計会社でエンジニアとして勤務,退社後、ドイツ国立シュトゥットガルト大学のインターナショナルマスタープログラム(外国人留学生を対象とした英語で行う修士課程)に留学,修了後に同大学で助教として勤務しながら博士後期課程に進学,2010年2月に博士号を取得し、日本に完全帰国しました(ドイツ生活7年半)。専攻は、建築土木工学で具体にはコンピューターを使った構造解析理論の研究をしています。私が留学を志した理由は、この分野では欧米諸国がリードしており、プロのエンジニアとして、より専門的な知識をそこで身につけたいと思ったからです。そのため、2000年1月よりSIAにて英語の訓練を受け始めました(入校当初TOEFL440点程度)。仕事と英語の勉強の両立が難しく、合格ラインに達するまでの道のりは長いものでした。途中で嫌気をさすこともありましたが、SIA佐々木先生による徹底した指導の下、最終的にその必要レベルに達することができました。SIAでは、単なる英語スキルではなく、その場に応じた、相手の立場を配慮した振る舞い、言い方、考え方、逆に自己を主張する方法や論理的な思考等が養われたと思います。それが結果的にここでの活動に大きく貢献していることは間違いありません。以下は、私のドイツ留学の経験から、思うところをまとめましたので、参考にしてもらえれば幸いです。

略 歴  2002年10月 ドイツ国立シュトゥットガルト大学インターナショナルマスターコースCOMMAS入学  
2004年 6 月 上記修士課程修了  
2004年10月 同大学工学部建設工学科構造解析研究室に博士課程に在籍しながら助教として勤務  
2010年 2 月 博士号取得 

2.シュトゥットガルト市の紹介 
シュトゥットガルトは、ドイツ南西部のバーデンヴューテンブルグ州の州都で人口は約59万人、ドイツ国内では人口で8番目、ドイツ南部ではミュンヘンに次ぎ2番目に大きな都市です。以下省略

3.ドイツの食事&ビール  
ドイツと言えば、やはりビール。ビールの種類は数え切れないほどあり、特産のビールを試してみるのが楽しみの一つです。以下省略

4.ドイツの大学教育一般 
ドイツの大学は、一般に「Fachhochshule(FH)」と「大学(University)」 に分かれます。FHは、専門的な単科大学,或いは、基礎知識および実務の習得に重点を置いた学校,大学は、基礎からアカデミックなものを扱うという仕分けになっています。後者は、ディプローム (diplom)と言う約6年の、日本で言う学士、修士までを含む一貫したカリキュラムになっています。そのため、ドイツでは学士という学位はありません。両者とも冬夏の2セメスター制をとっているところがほとんどです。ドイツの教育システムは少々複雑で、FHを卒業してもディプロームの学位を与えられることが多いです。一方で2011年より日米同様に学士,修士,博士課程という制度に完全に移行されます(概略はドイツ学術振興会のHP参照: http://tokyo.daad.de/japanese/jp_index.htm)。 学費は州によって異なります。私の所属する大学の州では最近値上がりし、1セメスターで600EUR程度となりましたが米国留学に比べれば遥かに安い学費と言えます。 一般のドイツ人学生が通うディプロームコースに入学(途中編入制度有)するには、DSHというドイツ語の試験に合格しなければなりません。最近では、私が在籍していたインターナショナルマスターコースのように外国人留学生を対象とした、英語で授業を行うプログラムが理工系大学を中心に増えてきています。その場合、ドイツ語の代わりにTOEFL550点を要求されるのが一般的です。

5.シュトゥットガルト大学の紹介
当大学は、主に理工系の学問に重点をおいた大学で、ドイツを代表する国立大学のひとつです。14学部に140の研究室があり、約1万6000人の学生(約20%が外国人留学生)がいます。建築土木、機械、電気、化学、情報、宇宙航空工学部、物理、数学学科は、シュトゥットガルト大学の中心的存在です。建築土木を専門としている人にとっては、よく耳にする大学でしょう。かの、フライオットー、レオンハルト、シュライヒ教授という、建築土木構造の一時代を築いた重鎮が教鞭を取っていた大学です。フライオットー、シュライヒ教授の研究室(軽量構造研究所)は次の世代の教授に引き継がれ、今も世界中から多く建築エンジニアが訪れています。大きな森に隣接するこの大学は、学術と自然に溢れたすばらしい環境下にあります。(シュトゥットガルト大学 http://www.uni-stuttgart.de/index.en.html)


名古屋一番の16年の実績と歴史:TOEFL, GMAT, GRE, SAT準備教育から願書指導、留学後/卒業後を考えたキャリア指導

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佐々木 賢治
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