2010.10.20

名古屋商工会議所 那古野2010年5月号 国際ビジネスのコンビニ、翻訳、通訳、語学教育のご相談は国際ビジネスのプロフェッショナルハウスSIA

名古屋商工会議所 那古野2010年5月号 国際ビジネスのコンビニ、翻訳、通訳、語学教育のご相談は国際ビジネスのプロフェッショナルハウスSIA

101020-SIA情報:中国、北朝鮮情報と日本への教訓&ワシントンポスト(北朝鮮体制崩壊問題)、及びニューヨークタイムズ(中国レアーメタル輸出制限問題)記事

SIAの佐々木です。一ヶ月前SIA評論購読者以外の方にも公開で「100921-SIA評論「敵を知り己を知れば百戦危うからず」その三 ?外交編:外交(中国)、内政(省略)」をお送りしましたが、一読戴けたでしょうか?

その後一ヶ月の推移は、皆さんの一読戴く前の予測と比較し如何だったでしょうか?各メディアの評論、分析も含め現実にこの一ヶ月起こった事と一箇月前の予測とずれていたとすれば、その原因は中国に対する認識不足にあります。社会科学も自然科学同様正しい方法論、客観的事実に忠実な分析を続ければ真実に限りなく近づく事が可能です。

今回の結論部分だけ差し当たり公開で米国のワシントンポスト(北朝鮮体制崩壊問題 現地時間10月18日)、及びニューヨークタイムズ(中国のレアーメタル輸出制限問題 現地時間10月19日)の記事と共にお送りします。(講読希望の方はSIAまで申込下さい。)

101020-SIA情報:中国、北朝鮮情報と日本への教訓
現在日本国内の混乱は「中国の現在の国家体制は共産主義と見るか、資本主義と見るか?」にあります。多くの識者が見間違えている点です。その認識とは「経済的には?小平による市場経済制度導入により経済成長がもたらされ中国国民はその恩恵に預かり豊かになりつあるが、政治的には共産党の一党独裁が続いている」と言った所が、多くの方々が一致している見方です。

この認識は一見正しそうです。この立場に立つと中国社会が更に成熟し内部的な改革が進みやがて民主化が平和裡に起こる可能性が仄見えてきます。

SIA関係者の見解は異なり、中国はかって共産主義者が批判して来た「国家独占資本主義」の状態にあります。国家資本主義、あるいは国家独占資本主義といった言葉は、こういった言葉が闊歩していた時代1950,60,70年代でも人それぞれに微妙に定義が違っていたのが現実でした。余りその詳細な定義に振り回せれる必要はありません。共産主義者から見ると、「資本主義は必然的にその競争から独占へと向かい、下部構造(経済制度)が上部構造(思想、哲学、ものの考え方、政治制度)を規定し、その醜悪なる一形態が国家独占資本主義」となります。

ここ10年近く続いている中国の発展途上国のエネルギー資源買い漁り外交、更にはこの一ヶ月でより鮮明となったレアーメタル独占を武器とする外交、経済政策、更には軍事中心主義(軍事を最優先とする考え方、すなわち軍国主義)は皮肉にもマルクス、エンゲルスの信奉者が唱えて来た「資本主義国家の帝国主義化、帝国主義戦争の勃発は不可避」という言葉通りの形態を示し始めています。

かって戦後一貫して1950,1960,1970年代日本の軍国主義化批判論を展開していた国々(中国、北朝鮮)は自らの価値観、軍事最優先主義を日本に投影して日本の軍国主義批判といった言葉で「問うに語らず、語るに落ちる」、自らの本性を示して来たのが現実でした。ここで注意戴きたいのは、現在の国家独占資本主義を推し進めているのは中国国民ではありません。軍国主義、覇権拡大・拡張主義を唱えているのは中国の国民でもなければ北朝鮮の国民でもありません。権力と富を独占する一部独裁者とその周りで恩恵を受けている人々です。このため、現在日本で学ぶ中国人留学生や中国国民の大多数は、本人達にその自覚があるか否かはさて置き、その被害者です。(省略)

10月16,17日に発生しここ数日大きく取り扱われている反日デモもノーベル平和賞受賞中国民主活動家 劉暁波氏(54)問題から中国国内、日本、更には世界の目をそらせる一定の役割を果たしたに過ぎません。(省略)天安門事件で世界に報道された、戦車の前に立ち塞がったワイシャツ姿の男性も各種情報、関係者の内部情報を付け合せると中国政府により演出された、世界に見せるための映像表現でした。(省略)

少し過激と思える言葉が続きましたが、冷静に戦後の日本社会の意識構造を振り返り、現在の中国、北朝鮮の行動様式を重ねると、この一ヶ月の中国、北朝鮮の推移は手に取るように予測出来た事です。北朝鮮の金正恩氏は金日成氏に似ている、似せているとのもっぱらの話ですが、1945年8月出版されジョージ・オーエル氏の著作Animal Farm(動物農園)の挿絵の豚に驚くほど似ています。1945年8月広島への原爆投下とほぼ同じ時期に出版された動物農園はソ連、スターリンをモデルとしたと思える書籍ですが60数年後の中国、特に北朝鮮の実情をこれほど鮮明に活写しているとは、ジョージ・オーエル氏の添付の才による物なのか、人間の陥りがちの俗物性によるものなのか、その判断は読者に任せます。(この続きをご希望の方は、SIAまでお問合せ下さい。)

追伸:最近、私の身の回りで地方自治体の首長の多選問題が取り上げられ相談を受けています。地方自治体の問題は名古屋市、鹿児島の阿具根市の話しを聞き、報道を聞くたびに首長、議会、地方自治体の職員、特に地方自治体労働組合の関係について考えさせられます。更にその地方自治体労組と首長、議会の癒着となると住民本位の地方自治とは名ばかり、かって乗客不在の政治闘争に走った1960,70年代の国鉄時代を思い起こし慄然とさせられます。


SIA:国際ビジネスの知恵袋

SIA:国際ビジネスの知恵袋

以下、米国ワシントンポスト(北朝鮮体制崩壊問題 現地時間10月18日)、及びニューヨークタイムズ(中国レアーメタル輸出制限問題 現地時間10月19日)記事

Opinions Monday, Oct. 18, 2010

Fareed Zakaria
When North Korea falls . . .
Washington needs to discuss with China the rules of the road when North Korea collapses.

October 19, 2010 Afternoon Update

TOP NEWS
China Is Said to Halt Exports to U.S. of Some Key Minerals
By KEITH BRADSHER
An interruption of rare earth exports beyond Japan may signal Beijing's willingness to flex its growing economic muscle.

Surprise Move by China on Rates Rattles Markets
By DAVID BARBOZA
China's Central Bank said it would raise interest rates for the first time in nearly three years, apparently in the hopes of dampening inflation and cooling off the hot property market.

In Chinese City, Many Buildings, Few People 11:45 AM ET
*******


三猿追放:読めザル、聞けザル、話せザル

三猿追放:読めザル、聞けザル、話せザル

上記はSIA独自、あるいは世界各地のSIAネットワーク現地レポーター、更に海外メディアから送られて来た情報です。英語を中心とする外国語情報等の翻訳依頼はどんな外国語でもSIA翻訳部で翻訳致しますが有料です。(音声メッセイジが含まれる場合はその通訳、テープお起こし、翻訳も同様。) 各種情報を現地語で理解したい人は佐々木インターナショナルアカデミーの語学教育を利用下さい。

佐々木 賢治
SIA Inc. Sasaki International Academy

国際ビジネス、翻訳、通訳、語学教育のご相談は
国際ビジネスのプロフェッショナルハウスSIA!
佐々木インターナショナルアカデミーへ!


**********************
国際ビジネス、語学のプロフェッショナルハウス
佐々木インターナショナルアカデミー
453-0015 名古屋市中村区椿町17-15
ユース丸悦ビル5階
Tel 052-452-5526 Fax 052-452-5536
siabest@sun-inet.or.jp
http://www.sasaki-international-academy.com/
★ 語学教育、翻訳・通訳、国際ビジネスはSIA ★
**********************



PHOTO

RSS2.0

login

a-blog cms