2010.03.29

国際ビジネスのプロフェッショナルハウスSIA:翻訳、通訳、国際ビジネス戦略はならSIAへ

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100322-SIA評論:朝青龍とトヨタ車問題とマスメディア問題第二回:情報の再考と国際化時代を生きる知恵、その?
「C 国際社会のリーダーシップと交渉術、D「敵を知り己を知れば百戦危うからず(トヨタ車暴走問題)」」

SIAの佐々木です。3月22日に有料購読会員及び関係者に送りました100322-SIA評論「朝青龍とトヨタ車問題とマスメディア問題第二回:情報の再考と国際化時代を生きる知恵」のその?「C 国際社会のリーダーシップと交渉術、D「敵を知り己を知れば百戦危うからず(トヨタ車暴走問題)」」を掲載します。

その?「A 情報社会と犯罪:その国際比較、B 米国医療改革法案成立:日米政府比較」は昨日掲載済みです。その?は「E「天網恢恢疎にして洩らさず」、F 「朝青龍問題と誤訳、及び大相の撲歴に対する日本社会の認識不足」、G「問うに語らず語るに落ちる」」は後日掲載します。(SIA評論は購読者にSIAがメールで配信している国際経済、政治、社会分析記事です。内容の公共性を考え発行後しばらく経過して掲載し公開しています。)

尚、本日朝日新聞朝刊社会面にSIAの広告を掲載しています。佐々木インターナショナルアカデミーの春期講座受講、及び名古屋MBA(経営)フォーラム「カンボジアの復興と投資環境」(英語講演:講師Mealy Truong元駐日カンボジア大使 )に関心のある方は是非ご覧下さい。手元に新聞の無い方はSIAホームページ、及びブログをご覧下さい。

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100322-SIA評論:朝青龍とトヨタ車問題とマスメディア問題第二回:情報の再考と国際化時代を生きる知恵 その?「C 国際社会のリーダーシップと交渉術、D「敵を知り己を知れば百戦危うからず(トヨタ車暴走問題)」」

国際社会のリーダーシップと交渉術
大西洋・地中海産クロマグロ国際取引禁止案はドーハで開かれたワシントン条約締約国会議で3月18日否決された。赤松農水相を初めとする関係者は否決後、日本の各メディアで勝因について語っている。こういった喜びのインタビュー発言を見るたびに敗北の始まりを私は危惧する。関係者の努力を労い自らの活躍吹聴したい気持ちはわかるが、そこで語られている多くは日本の政策の正しさを国際的に示す科学的データ、資源管理政策ではなく、彼等が成功したと認識する駆け引き、発展途上国への働きかけ、戦術の披瀝である。彼等が事実をありのまま語っているとすると、実に危うい、愚かしい発言である。片やオバマ大統領は、歴史に残る医療改革法案可決後、政治生命を掛けなりふり構わず先頭に立ち各地で多くの演説を行い、各議員への説得を行なっての勝利であったにもかかわらず、「民主主義の勝利」と述べその大儀を述べた。現代の国際社会においては、国内向けの発言であっても、単なる駆け引きはではなく、大儀を述べる事が重要である。

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」
有名な孫子の言葉である。トヨタ車リコール問題と朝青龍問題について触れる。日本では大手経済紙すらトヨタ車リコール問題を米国によるトヨタバッシング、日本バッシングの視点で報道する事例が多く私はその的外れな議論に困惑をしている。日本を含めいずれの国も人情として自国贔屓は当然であるが、こういった論調にトヨタ関係者が振り回されない事を願っている。トヨタ関係者が米国政治、国民性について理解し、己が立つ位置を理解すれば、最善の戦略が生まれる。ただし、いつの世もいかなる人にも「敵を知り己を知ること」は難しい。孫子の言葉は敵を知り自らを正しく理解することが如何に難しいかの自覚に基づいた言葉である。この文章を書いている私にも正直に言って「敵を知り己を知っている」かとなると自信が無く、ただ努力はしているとしか言えない。

トヨタ車暴走問題
現地時間3月16日ワシントンポストの記事で引用された統計データ(National Highway Traffic Safety Administration Complaints:米国ハイウエイ交通安全局への訴状)が私の知る限り一般の大衆が目にする事の出来る客観的、最も信頼できる情報であると見ている。このデータは2005年モデル車以降2009年9月30日までの米国での各製造メーカー別10万台販売当たりの消費者による暴走事例報告率である。

トヨタ車は 4.81台、フォード 3.21台、クライスラー1.72台、ホンダ 1.26台、日産 1.07台、GM 0.81台となり、GMの約6倍と突出した数字を示している。昨年9月30日までの報告数字であるので、ここ半年の米国メディア報道の影響は無いと見て良い。又2005年以降の年々の販売台数の増加率はトヨタが一番高く、対象となった車の平均走行年数、距離もトヨタ車の平均が一番低いと想定すると統計上のバイアスも余りないと思われるので、トヨタがこの問題にどう対応し、解決、新たな信頼を築いて行くか、ここに将来の成否が掛かっていると見ている。
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次回?回は、「E「天網恢恢疎にして洩らさず」、F 「朝青龍問題と誤訳、及び大相の撲歴に対する日本社会の認識不足」、G「問うに語らず語るに落ちる」」です。

以上後参考です。ご質問は、購読希望の方はSIAまで連絡下さい。


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佐々木 賢治
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