2012.08.16

120816-SIA情報を公開開示します。SIA評論講読(年会費6,300円)ご希望の方はSIAまで申込み下さい。

8月18日開催SIA公開講座:歴史特集(参加費各2千円:要予約)
10時-「昭和天皇ヒロヒト、FD・ルーズベルト」英文原書読解
12時- 「歴史記録に見る日英関係とシンガポール陥落」
13時- 第792回SIA国際フォーラム「因果関係で見る第一次、第二次世界大戦とアジア、アフリカの植民地独立:インド独立とパール判事」 講師 Mr. Abhilekh Thakur, 司会佐々木
15時- SIA時事英語討論「第二次世界大戦と植民地解放」

120816-SIA情報:聞くに語らず語るに落ちる困った議論、「“五輪のコーチ”ってそんなに偉いの?「先生」に違和感」

産経新聞系のインターネット記事として、先日以下の記事を目にした。「全く困った議論をする人だ」が、私の第一印象でした。何とならば議論にならない自分の感情、判断の披瀝に過ぎないからです。「私は嫌いだと心を閉ざし、高言している人」には合理的な議論、反論、説得は通じ無いからです。

今まで活躍できなかった人が、平井伯昌・日本代表ヘッドコーチの指導により活躍したとしたら、「その活躍した選手よりも、その選手にとって平井コーチが偉い」のである。その選手が敬意を込めて先生と呼ぶ。一体何が悪いのか。

その記事の中に以下の引用がある。
”ある民放テレビ局のスポーツプロデューサーが途方に暮れていた。  「五輪の独り勝ちですよ。ま、僕らも見ちゃってますけどね」。ロンドン五輪は民放がボロボロ状態で、ほぼ“垂れ流し”のNHK五輪中継が軒並み高視聴率。日本人の五輪好き、極まれりだ。”

昔からの庶民の知恵、格言に「聞くに語らず、語るに落ちる」という言葉がある。このテレビのプロデューサーは、垂れ流しのNHKの五輪中継に負けるほど、「如何に自分達の日頃の番組がいい加減な番組」であるかを語っているに過ぎない。

この記事は、産経新聞特別記者・清水満と署名入りの記事であるが、「ゆえに…。今回は少々鼻についてしまった。気のせいですかね?」と締めくくっているが、少々ではなく実に鼻持ちならない記事である。他のテレビ、新聞のマスメディア関係者が、こういった記事をどの様に見ているか実に気になる。ご意見があれば、是非聞かせて戴きたいものである。よく多くの二流、三流のマスメディアが一部のみを引用し、悪し様に罵る流儀は取りたくないので、以下その全文を引用して置きます。

その前に、如何にコーチが重要であるか語る言葉に、皆さんご存知の名伯楽という言葉があるので、伯楽を以下引用して置きます。日本語現代語訳の欲しい方はSIAまで連絡下さい。(佐々木 賢治筆)


伯楽識千里馬
世有伯楽、然後有千里馬。
千里馬常有。而伯楽不常有。
故雖有名馬、祇辱於奴隷人之手、
駢死於槽櫪之間、不以千里称也。
馬之千里者、一食或尽粟一石。
食馬者、不知其能千里而食也。
是馬也、雖有千里之能、食不飽、
力不足、才美不外見。
且欲与常馬等、不可得。
安求其能千里也。
策之不以其道。食之不能尽其材。
鳴之而不能通其意。
執策而臨之曰、天下無馬。
嗚呼、其真無馬邪、其真不知馬也。

*********************
“五輪のコーチ”ってそんなに偉いの?「先生」に違和感

 ある民放テレビ局のスポーツプロデューサーが途方に暮れていた。

 「五輪の独り勝ちですよ。ま、僕らも見ちゃってますけどね」。ロンドン五輪は民放がボロボロ状態で、ほぼ“垂れ流し”のNHK五輪中継が軒並み高視聴率。日本人の五輪好き、極まれりだ。

 ところで、勝手に気になった人がいる。あくまでもメディア露出での印象ですが。“そんなに偉いんだ〜”って思ったのが北島康介(29)らを育てたという平井伯昌・日本代表ヘッドコーチ(49)の存在。

 北島が100メートル平泳ぎで3連覇を逸した。「(レースでは)野性的になるというが今は考えちゃう。『人間』なんですよ」と分析。すごいと思ったが、何か皮肉っぽく聞こえた。どうやら“伏線”があったようだ。

 北島は北京五輪の後、新たな道を探すため単身米国に拠点を移して今回の大会に臨んだ。つまり恩師の下を離れた。聞くところによるとソレが面白くなかったらしい!?

 北島を破ったファンデルバーグ(南ア)に対しては「北島の泳ぎをマネしてうまくなったね」と。実は、わざわざ東京までやってきて平井コーチの“教え”を受けている。これこそ平井コーチの偉業である。ところが、うがった見方かもしれないが、言外に匂う“俺から離れなかったら”にも聞こえたのは気のせいかな?

 不振を極めた寺川綾(27)が、100メートル背泳ぎで初の銅メダルを獲得。北京で代表から漏れた後、平井コーチに師事して復活劇を遂げたのは敬服するが「平井“先生”の顔が浮かんだ」という言葉には「?」

 この世界ではコーチを“先生”と呼ぶ習慣があるようだが、内部ならいざ知らず、世間向けにこの呼称を発信するのは違和感がある。一般社会では顔をしかめると思うが、教育すべきでは。“先生”と呼ばれて喜ぶのは政治家諸氏か、成り上がり? 普通にコーチでいいでしょう。やはり“偉い”んでしょうか。

 あまたの選手を育て、才能、資質を見極め開花させる眼力は抜けている者も多い。一般的にアスリート社会での指導者の役割は大きいが、やり遂げるのは選手であり、コーチは脇役ではないか。

 ゆえに…。今回は少々鼻についてしまった。気のせいですかね? (産経新聞特別記者・清水満)
***********

上記文章が、マスメディア批判も込めた自己批判を込めた逆説的文章かとも思い何度も読み返しましたが、そうとは取れません。皆さんはどの様に理解されますか?

SIA:佐々木インターナショナルアカデミー
052-566-5526, skype: sia_inc
佐々木 賢治 090-6464-5526(Softbank)

********************
国際ビジネス、語学のプロフェッショナルハウス
(株)SIA:佐々木インターナショナルアカデミー
代表 佐々木 賢治 090-6464-5526(Softbank)
〒450-0002 名古屋市中村区名駅3丁目23-6
第二千福ビル2階
052-566-5526, skype: sia_inc
Fax 052-566-5528
siabest@sun-inet.or.jp
http://www.sasaki-international-academy.com/
★ 語学教育、翻訳・通訳、国際ビジネスはSIA
********************



PHOTO

RSS2.0

login

a-blog cms