2013.01.02

謹賀新年、日の出
新年皆さん如何お過ごしですか? 元旦、2日の本日もSIAカンボジアミッションの後方支援・カンボジア関係者への依頼と指示、米国大学院留学志望者の指導(6日迄集中講座開講中)、その他依頼を受けている学術関係英語講演日本語訳の校正作業を行いました。さすがにこの二日間は企業関係の緊急依頼はありませんでした。以下、新年のSIA評論の一部一般公開です。


130102-SIA評論:2年,3年先,10年先を見通す評論を目指して
元旦のNHKスペシャル「2013年、激変する世界」の困った無知な発言


発行時点で、着目される事無く、数年を経てその真価が発揮される評論が、理想です。お蔭様で皆さん、購読者が増加しました。

SIA評論が真価、皆さんの鑑識眼に適う物であるか否か、評価戴くため2010年12月18日-2011年11月24日、12回シリーズの「2011-2020年の世界と日本」を添付送信します。 (一般送信のため添付しないため、一部分を引用) 

尚、その前に一言:元旦のNHKスペシャル「2013年、激変する世界」の困った無知な発言

元旦午後9:05-10:20のNHKスペシャル「2013年、激変する世界、日本はどう向き合うか」。こういった新聞、テレビの年末年始企画は新鮮味も無ければ、将来を見通す歴史予見能力も無いので、中高校時代以降は余り真剣には見ていない。ただ、マスメディアがどう伝え、世論がそれによりどう影響されるかの参考資料として見ている。2013年秋からジャーナリズムについて大学で教える事にもなっているので見た。しかし、この番組中の「中国、韓国、北朝鮮との歴史認識問題」に付いてのある経済人の発言が気になった。

ローソン社長、新浪剛史氏の発言である。新浪氏の「ドイツに比して日本の第二次世界大戦、戦前の反省の無さを指摘」は実に誤った発言である。この発言には、さすがに、岡本行夫氏が即座に「ドイツは国家としては反省していない。日本は国家賠償を行なって来たが、ドイツは一切していない」と指摘された。問題はその後である。

その指摘に気付かずか、意図的に無視してか、何れにせよ無知に基づき同じ論点で話し続けた新浪氏。単なる一企業とトップというだけでなく、経済同友会副会長である事が、日本の企業人の常識欠如を証明している。実に、嘆かわしい現状である。こういった発言が、事実を指摘されても尚繰り返されている所に、日本社会の問題があり、一部経済人の経済人の問題点を証明している。(以上ご参考)

1012-1111-SIA評論「2011-2020年の世界と日本 第1-12回」

101218-SIA評論「2011-2020年の世界と日本 第一回:明日への指針と展望」:21世紀に入り、早くも10年が経過した。この10年、21世紀はアジアの世紀である事を証明した10年であった。アジア諸国、特にアジアの人口大国中国、インド、インドネシアの存在感が強まった10年であった。

110220-SIA評論「2011-2020年の世界と日本 第三回:激変する世界と歴史の流れ」

激変する世界と歴史の流れ:必要な歴史観と信念
(以下その一部引用)
:理念と現実の乖離が目立つ中国社会の実態「国家独占資本主義」:中国に対する日本社会、日本政府の混乱は「中国の現在の国家体制を共産主義と見るか、資本主義と見るか?」の混乱にある。**(省略)*
中国はかって共産主義者が批判して来た「国家独占資本主義」の状態にある。***(省略)***中国、北朝鮮の我田引水の共産主義者的見解から見ると、「資本主義は必然的にその競争から独占へと向かい、その醜悪なる究極的形態が国家独占資本主義である。資本家階級に生産手段も思想の自由も奪われた人民は民主的とされる手段によって改革を図る事は不可能である。」となる。***(省略)***皮肉にもマルクス、エンゲルスの信奉者が唱えて来た「資本主義国家の帝国主義化、帝国主義戦争の勃発は不可避」という言葉通りの形態を皮肉な事に両国は示し始めている。***(省略)***
第二次世界大戦後共産主義独裁政権を樹立以降日本の軍国主義化批判を展開して来た両国は自らの価値観、軍事最優先主義を日本に投影して語っていたに過ぎない。今回の中国、北朝鮮の新指導者が何れもほぼ同時期(10月18日習 近平氏、9月28日金 正恩氏)に軍の要職についた事実がこの事を明確に語っている。軍国主義国家(軍事最優先主義国家)では国内的に軍事最優先主義が浸透している。このため指導者は単なる象徴としてではなく、実務的にも軍のトップに立ち、軍を掌握せざるを得ないのである。

ここで注意願いたいのは、現在の国家独占資本主義を推し進め、軍国主義、覇権拡大・拡張主義を唱えているのは中国の国民でもなければ北朝鮮の国民でもなく、「権力と富を独占する一部独裁者とその周りで恩恵を受けている人々である」事である。現在の中国国民や北朝鮮国民の大多数は、本人達にその自覚があるか否かはさて置き、その被害者であるに過ぎない。今日本として重要な対処法は、彼ら両国民の置かれた悲惨な現実を理解し、自信を持って中国、北朝鮮に対処する事である。マルクス、エンゲルウスが共産党宣言で呼びかけ、その後長年に渡り世界の若者の正義感や理想主義を突き動かして来た様に「中国、特に北朝鮮の大多数の人民は国家独占資本主義の下、自らの生命を維持するために汲々とせざるを得ない状態」に置かれている。その維持のためのアヘンとして使われているのが愛国心である。このため日本は両国人民の本当の声を聞き対等な人間として彼等の自覚と成長を見守る事である。

110822-SIA評論「2011-2020年の世界と日本第9回:円高が示す日本の長所」
円高を活かせ:京浜工業地帯三位に転落しても進む東京一極集中に学ぶ海外進出

自己評価の難しさ:敵を知り己を知れば百戦危うからず

111124-SIA評論「2011-2020年の世界と日本 第12回:歴史的責任と決断」

先進国世界の現状:経済停滞、財政赤字、民主主義の問題点と強さ(省略)

日本のノウハウも技術もアジアで伸ばせ:アジアは今飛躍の時代を向かえ、多くの国々が資本、技術、ノウハウを求めている。技術、ノウハウは新しい伸び盛りの地域で最も進む。日本国内での技術、ノウハウの更なる進歩は余り期待できない。日本の技術、ノウハウが求められ今、アジアへ資本進出しその成長拡大の中で一層技術、ノウハウを磨き、多国籍企業としてのノウハウを更に蓄積する事がこの10年のみならず、半世紀を見据えた日本の国家戦力、経済戦略であると私は信じている。私事ながら、その思い出1994年にSIAを設立したが、未だ道半ばである。

追記:「不測の事態に備える覚悟、外交、防衛力の必要性」 ただ危惧すべきは日本の外交、国防、世界政治、軍事上の問題である。それが先月号で「ここに日本の新時代を切り開く道があり、日本社会の洞察力と生命力が試される事にもなる。しかし、そのためには自決心と自決を可能にする国民的覚悟と政治的覚悟、即ち防衛力の整備、及び国際社会での発言権の拡大は必要不可欠である。」と述べた理由であるが、それについては又の機会に言及したい。(111124:佐々木賢治)
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以上、今年も宜しくお願いします。

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