2013.05.15

結論から言えば、橋下徹氏の発言について私は大局的に同意であり、支持する。各マスメディア、特にテレビニュース司会者、コメンテーターの発言を見て、「あまりな無知」に驚かされる。歴史的事実を知っての批判であるとすれば、「意図的言葉不足か、偽善的攻撃と隠蔽」を行っている事になる。ついては論評は敢えて避け、歴史的事実の幾つかを簡潔に列記する。

1. 当時日本社会では公娼制度が法律的に存在した。軍隊といえども社会の延長線上にあり、軍隊においてのみ禁止をする事は実に不可思議。(一般市民への被害防止策もある。)

2. 戦後占領軍進駐後、進駐軍兵士を対象にした公娼が存在し、又その衛生面(性病)での管理を米軍が行っていた事は事実である。(日本政府も米兵性犯罪防止のため積極的に協力)

3. この従軍慰安婦問題が取り上げられる度に問題とされる朝鮮半島においても歴史的に以前より公娼制度は存在し日本への併合により生まれた制度ではない。日本で公娼制度が廃棄されたのは1958年3月31日である。

4. 戦後日本社会では、特にマスコミ、知識人を初め人権を声高に主張した一部の人々は上記1,2,3、特に2について熟知しながら黙殺した。第二次世界大戦末期、終結後のソ連軍の数多くの婦女暴行を含む残虐行為についても同様であった。ソ連軍のこういった行為はヨーロッパにおいては一層悲惨を極め、ソ連軍が進行したドイツ地域、ベルリン等では戦後、その地域の女性に当時の状況を聞く事は憚られる伝えられたほどであった。

5. 朝鮮戦争当時、多数の従軍慰安婦が朝鮮半島に存在し、戦場にドラム缶で運ばれた事例もあると伝えられている。韓国軍、国連軍の容認、関与無しには不可能である。(注:公娼制度の下で関係者の諸権利を守り管理されていたのであれば、それ自体について第三者の立場でとやかく言うべきでないと考え上記2、5について情報は入手しているが敢えて仰々しくこれまで付言しなかったが、ご多分に漏れず違法犯罪的事例も多々ある。)

6. 従軍慰安婦問題の本質は「当時の公娼制度の下、経済的行為として公正になされたか否か?一部関係者が主張するが如く強制連行等、強要されたか否か?」である。政治的思惑、意図的事実誤認や正義の美名の下、歴史的事実を無視し、捏造した議論がなされて来た。

こういった、事実を知らず語っているのであれば、まさに「馬鹿の饒舌」であり、知った上で語っているのであれば「知識人の巧妙な嘘」となる。因みに現在米国社会では先週も「米軍内部における女性兵士レイプ問題」が大きく取り上げられている。平時においてすらこういった問題が頻発している。ましてや緊張状態にある戦時下には更に状況は悪化するものである。

現実社会は実に皮肉に満ちている。日本との歴史認識問題について米国で発言された朴韓国大統領が訪米中、随行員尹昶重(ユンチャンジュン)大統領府報道官がセクハラ問題で更迭された。在米韓国大使館インターン韓国系米国籍女性に米国警察宛に被害届を提出された結果である。尹報道官は5月10日に急遽帰国したが、この早期帰国は米国捜査当局の捜査を免れるために、尹報道官の上司の手配によるとされている。 この尹報道官はマスコミの元人気記者で抜擢された人物である。その人物がこういった桧舞台で堂々と婦女暴行行為を行った事自体、「この人物が日頃韓国国内で相当な行為を繰り返していたにも関わらず、大目に見られてきた証拠」と考えるのが庶民的知恵である。因みに韓国ドラマ、韓流ドラマにはこういった事例の話が満ち溢れており韓国庶民の現実認識を示している証である。(130514-SIA評論 佐々木 賢治筆)
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