2014.12.17

141215-SIA評論:衆議院選挙分析
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師走選挙は一般的に投票率が低い。投票率が低いと有利な政党は支持者が何があっても投票に出掛ける傾向の強い宗教、イデオロギーをバックボーンとする政党である。このため、今回の公明党、共産党の躍進は予想通りの結果である。


前回の選挙で勝ちすぎた党が議席を減らし、負けすぎた党が議席を増加させるのも一般的である事を考えると、公示前議席数291を維持した自民党は大勝利、公示前議席数62から73議席に11議席しか増やせなかった民主党は敗北。

公示前42の議席をほぼ維持し41議席獲得した維新は、投票率の低さ、前回のブーム、他の新党の大敗も考慮すると勝利と言える。

マスメディアの報道を日頃目にし、その記事が国民の意志、意識を正しく反映し、伝えていると考えていた人々は、今回の結果は信じ難いものであろう。この辺を、メディア関係者どう考えているのか日頃の執筆者、発言者に聞いてみたいものである。投票行動を通じた国民の意思表示を彼らはどう伝えるのか?マンネリ化した「政治不信」といった説明だけでは、日頃の言説が一層空虚に響くだけである。


投票日を直近に控えた選挙予測は恣意的解釈では直ぐにぼろが出るので世論調査にひた走るのがマスメディアである。日頃の報道と世論調査結果は矛盾しても、今回の世論調査予測と選挙結果はほぼ一致している。

締めくくりの文章を一言繰り返すと、自民党への国民の支持は堅く自民党の勝利、特に今回の低投票率を考慮するとマスコミの敵役を演じている橋下氏の維新の健闘は注目に値する。朝日や東京中日新聞で批判される事の多かった二人、安倍氏や橋下氏が大衆の目線で見た時、これだけの支持を得ている事は、ある意味でメディア不信(不振)の裏返しと言えるかも知れない。かって社会の木鐸とマスコミ人が自負した昔とは違い、現在の大衆はマスコミ人よりも生活感覚、実務経験があり世の中の出来事を良く知っているのかも知れない。
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アベノミックス、円安を分析したSIA評論2014年12月14日号141214-SIA評論:百年前と百年後:第十三回:雑感、明日を見据えて講読ご希望の方は連絡下さい。


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