2011.03.25

名古屋商工会議所 那古野2010年10月号(大) 国際ビジネスのコンビニ、翻訳、通訳、語学教育のご相談は国際ビジネスのプロフェッショナルハウスSIA

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公開110324-SIA情報・評論 「福島第一原発の被曝、水道水汚染問題への資料」

SIAの佐々木です。昨日3月24日21時21分、SIA顧問先、評論購読者等の質問に答え送ったメールを公開します。

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110324-SIA情報・評論 「福島第一原発の被曝、水道水汚染問題への資料」

福島第一原発の爆発、放射性物資漏洩問題に関する皆さんの心配の声に再度応えるため資料を3点送ります。一部の方には3月17日送付済みです。現在原子力発電、放射線に関して既にインターネット上各種データは有りますが、何れも出所は電力会社や原子力発電関係者の出所データである事が多く、今の日本世論の状況ではそういった出所データは皆さんが信頼しないと思い、日頃から信頼できる協力者、及び各種データから佐々木の判断で選び解り易くした3点に絞りました。参考に願います。

3月19日午後8時過ぎ皆さんに「やがて一週間もすれば、現在の福島原発問題は3月14日以来SIA評論、情報で繰り返し述べて来た様に展開すると思います。世界各国の日本を信頼し熱い声援を送る人々のためにも、先ずは日本人一人一人が先頭に立ち出来る所から復興に向けて努力し、「天は自ら助くる者を助く」という言葉を肝に銘じ進みたいと思います」と述べていますが、福島第一原子力発電所のその後の冷却設備復旧は一進一退を示しており、不安を感じたり、その段取りの悪さに怒りを感じている方々も多いと思います。

段取りの悪さは別の機会に述べるとして、私から見ると残念ながら「こういった時間を要し一進一退を繰返す」のは織り込み済みです。

ただ明確な事は「a. チェリノビルとは違い原子炉は停止している事、b. 通常の冷却装置機能停止をしたため放水で処理をしたため放射線物質が外に漏れ出た事(この事態は今回の様な状態で外部から放水作業を行う場合は当然の帰結)、c. 電気が各原子炉に届いても冷却装置が即座に機能しない事も自明の事」の3点です。

3月11日午後2時46分以降-放水開始まで、及び放水開始後も冷却が不十分なため原子炉設備の発熱により損傷した部分があり、本来建屋や各容器の内部に遮蔽されていた放射性物質の一部が大気に放出されています。しかし、チェリノビルに比べると飛散量ははるかに少量です。しかし、情報が錯綜し、徐々に真相が明らかになるため、多くの国民は状況が悪化していると考えていると思います。しかし、実際は現象としては一進一退を繰返しつつも、放水による冷却と原子炉の各種機器の回復により安定に向かうと私、佐々木は判断しています。


添付資料は「?簡単に原子力発電と停止後の熱の問題を述べたもの、?被曝線量と発症リスクの関係を述べたもの、?放射線被曝量と人体への影響」の3点です。

? 110317-1. 原子力発電 2.被曝に関して(一般説明用)提供者 小林
? 110317-被ばく線量とがん発症リスク 提供者 小林
? 110317-放射線の被曝量と人体への影響、被曝対策と低減 佐々木がウイキペディアの資料を整理

以上参考になれば幸いです。
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尚、3月24日夜送付の関係者にはもう一点「110322-SIA評論「2011-2020年の世界と日本 第四回:見えない世界の激変と歴史の動き」」を公開し添付しましたが、この評論は別便で公開します。(SIA評論購読者への送付日は3月22日です。)

最後に、今回の一連の災害に微力ながら私なりに取り組む中で、浮かんだのは「1868年の白虎隊の悲話」です。現在の福島県会津藩の「幕末悲話」です。飯盛山から望見し、会津鶴ヶ城の方面に煙が上がるのを目撃、落城と誤認し20名が切腹、19名が亡くなった話です。3月12日、13日の日本のメディアの報道を通してみると、まさにその再現を見る思いでした。こういった誤認と誤解により自ら崩壊する事のないよう、冷静沈着な対応を願う次第です。以下、その状況を謡った詩吟の一部です。

南鶴城を望めば 砲煙あがる
痛哭涙を飲んで 且つ彷徨す
宗社亡びぬ 我が事暈る

改めて思う事は、今回の様な地震、津波の被災時には軍事行動の様な迅速さの必要性です。一部の政治家や評論家は強いリーダーシップ、政治指導を誤解し命令する事と誤解している向きがありますが、必要なのは正しい判断力、決断力、行動力が伴った人材がその職にあるかです。昨日3月24日始まった地方選挙で急遽、安全対策を論じ始めた候補者では無理だと思います。

我々がまとめている施策の一部を列記すると以下の様になります。

1.大地震発生と共に航空機、ヘリコプターを飛ばし、衛星を使い被害状況を迅速に把握する
2.海岸線に沿い輸送機を飛ばし、発砲スチロール等軽量物で覆われた発信機を海面に投下し、直ちに津波観測に入る。
3.航空写真を一括管理し各関係機関、地方自治体に供与し救済活動に備え、入る
4.コンビニ等の発達により各家庭の食料、生活必需物資の在庫は余りなされていないので、コンビニ等商店の復旧と共に官民協力し購入者に購入量制限をする。

その他、もろもろの改善策、対応策が必要不可欠です。88年前の関東大震災(1923年9月1日マグニチュード7.9、死者・行方不明者10万5千余り、家屋の全壊10万9千、焼失21万2千。被害総額は当時の国家予算の1年4カ月分)と同規模の震災が今の日本で再現されたならば、救援そのものが一時(2週間以上と長期間になる可能性大)不可能です。しかも、今の日本政府、自治体には長年の放漫財政により復興を支える財政的余裕がありません。この事態も含め賢明なる諸兄の活躍を願う次第です。

それにつけても、3月11日地震発生以降福島原発の対応の悪さ、福島原発放水開始後の段取りの悪さ。一つが解決した後、次の作業の検討を始めているとしか思えない対応です。段取りの悪さが目立ちます。消防車の原発敷地内進入の報道を見ても、一チームが一つの問題解決に取り組んでいる際、他のチームはその解決後の次の準備をしているとは思えない事態、段取りの悪さです。日頃の訓練の悪さを暴露し、地震発生後の航空写真、その他情報の有効利用、分析力の欠如を語っています。

(3月11日以来、SIA情報を一般公開して来ましたが、今後3月28日以降は通常に復し会員のみへの情報提供となります。継続的情報提供ご希望の方は連絡願います。)


三猿追放:読めザル、聞けザル、話せザル

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佐々木 賢治
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