2011.07.26

2011年7月30日開催 第106回21世紀問題研究会
「円高と世界の経済」 講師 水谷 研治氏
「財形改革の衝撃 待つも地獄、進むも地獄の日本経済」(東洋経済新報社1680円:2011年2月出版)即売会(希望者要予約)
小田切尚登氏のギリシャ問題へのコメント(7月23日SIA宛)

SIAの佐々木です。今週末7月30日「円高と世界の経済」の講演会を開催します。 講師は水谷 研治氏です。参加希望の方、準備の都合上、お早めに連絡下さい。

今朝の日経朝刊報道「ギリシャ国際事実上の債務不履行:ムーディーズも認定」にもあるように、西のヨーロッパではギリシャ問題、東では米国の国家債務問題での与野党のせめぎ愛が続きユーロ、ドルの信認が揺らぎ、GDPの2倍を超える累積債務を抱える日本の通貨高、円高圧力が強まっています。

この円高、世界経済問題について、長年円の為替問題、日本国財政赤字問題を研究されている水谷氏に講演いただきます。尚、このメールの末尾にSIAのれレギュラー講演者、経済評論家小田切氏のギリシャ問題へのコメントを掲載します。

第106回21世紀問題研究会
2011年7月30日(土)午後6時−7時半
円高と世界の経済
東京福祉大学大学院教授 水谷研治氏
(元東海銀行専務、ニューヨーク支店長)

講演会場 (連絡先)(株)SIA:佐々木インターナショナルアカデミー
〒450-0002 名古屋市中村区名駅3丁目23-6 第二千福ビル2階
052-566-5526, 佐々木携帯090-6464-5526(ソフトバンク)
参加費2千円(懇親会参加費別途3千円 要予約:定員20名)

尚、会場では講師 水谷 研治氏の近著「財形改革の衝撃 待つも地獄、進むも地獄の日本経済」(2011年2月発行 東洋経済新報社 1680円)の販売(サイン)会も行います。購入希望者は連絡下さい。
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小田切尚登氏(経済アナリスト、明治大学グローバル研究大学院兼任講師(金融論):東京大学法学部卒業後、バンク・オブ・アメリカを皮切りに米・独・英・仏の四つの金融機関で2009年3月まで勤務:現在は経済アナリストとして週刊エコノミスト(毎日新聞社)、月刊ファクタほか多くのメディアに執筆。2011年2月からジェイキャスト・ニュース(ウェブ)で「グローバル時代に生きる道」連載中。)の7月23日SIA宛ギリシャ問題へのコメント

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佐々木さま 了解しました。テレビは見ておらず残念でした。ではギリシャについて少しだけ私見を書いてみます。

ギリシャはそもそも西欧の劣等生だと思います。なのでこうなるのは目に見えていたと思います。

強い産業がない − 農業に不適、製造業が不得意、せいぜい観光業など
文化的には東欧の国であり、市場経済が浸透していない −
ギリシャ正教、地理的には完全に東欧の国で隣国トルコ(イスラム国)に支配されていた、社会主義的(というか、ろくでもない)政府が続いてきた
1800年以来、ギリシャが借金をちゃんと返せた年はたった50%で欧州最悪、二位はロシアの39%(ラインハート&ロゴフの研究による)

以前ですと、ギリシャは「借金が増えるとドラクマ(自国通貨)の価値が下落し、それで返済負担が減り・・・」ということでしのいできました。しかしユーロになって通貨発行権を失うと、それも不可能に。

EUにとってのギリシャ問題は、日本にたとえると「どこかの県が借金をしまくって大変」というような状況にたとえられます。県を日本政府が守らない、というということは考えにくいが、EUを支えるドイツがギリシャを守ることに躊躇するのは当然です。ただしギリシャへの主な貸し手がドイツ等の銀行である、というのが問題を複雑にしています。

今回の救済計画の合意は、妥協と先延ばしの産物ではありますが、他に選択肢がないと思います。なので私はとりあえず良かったと思っています。(緊縮財政を進めても借金の重荷は減らないのでかえって首を絞める恐れが強いし、ユーロの札をどんどん刷って返済するというのはユーロの暴落ひいては国際経済の混乱を誘うと思います。)ただし、最終的な解決は遠く、ある時点でギリシャは本格的なデフォルトに陥る可能性が高いと思います。さらにはポルトガルやスペインなどの問題が控えていますし・・・。

今回の影響をマクロ的に考えると、ユーロの行く手に大きく暗雲が立ち込めた、というところでしょう。リーマンショック前は、次はトルコだ、いやロシアも・・・などと威勢の良い話が飛び交っていましたが、そういう拡大は当分無理。EUを互助組織にはしたくないドイツなどと力の弱い周辺国とのせめぎ合いが増すことでしょう。

以上、失礼しました。小田切
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以上ご参考です。

SIAでは経済問題を初め各分野の信頼できる専門家の方々の各地での講演アレンジ、企画も皆様の要望にお応えし行っています。

語学教育、国際分野の人材育成についても世界各国、特にアジアの強いアクセントに対処する英語教育も含め行なっています。国際化時代に対応し社員を戦力化する必要に迫られている方、SIAに是非ご相談下さい。

英会話教育の弊害を指摘しています佐々木インターナショナルアカデミーでは教室増を機会に、小中学生対象英語読解講座を始めました。これまで、小学生、中学生の英語講座受講問合せに対しては、特別な場合(海外へ出かける等)を除き受け入れていませんでしたが今後は対応致します。希望者は連絡下さい。

佐々木 賢治
SIA Inc. Sasaki International Academy

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