2009.06.25

第92回21世紀問題研究会 2009年6月27日(土)午後6-7時半
議題 リーマン破綻以降の世界経済情勢:外資系金融機関、金融工学、サブプライム以降の世界経済概観(米国、欧州、中国、日本)、将来への提言
講演者 小田切尚登氏 経済評論家((エコノミスト誌(毎日新聞社)等定期寄稿、中日懇話会、日本経済研究所など講演多数)、ピアニストとしても活動中
講演会場(連絡先)佐々木インターナショナルアカデミー
参加費 2千円(懇親会参加費別途3千円 要予約:定員20名)

「21世紀問題研究会」事務局を勤めるSIAの佐々木です。6月27日開催します「第92回21世紀問題研究会」のご案内です。

今回は、SIAの第59期国際シンポジューム(元駐日カンボジア大使 ミーリー・ツルオン氏(1994-1999年)講演:10年ぶりのカンボジア)も重なります。参加ご希望の方はお早めに連絡下さい。定員に達し次第締め切ります。

21世紀問題研究会
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第92回21世紀問題研究会を6月27日開催致します。これまで様々な世界的、世紀的重要課題を取り上げて来ました。今回は「リーマン破綻以降の世界経済情勢」と題し経済評論家の小田切尚登氏氏に講演戴きます。

1982年東京大学法学部卒業後、バンク・オブ・アメリカ(東京、ニューヨーク)を皮切りに米・独・英・仏の四つの金融機関で2009年3月まで勤務し、この間もエコノミスト誌(毎日新聞社)ほか多くのメディアに執筆するほか中日懇話会、日本経済研究所などで講演をされて来た小田切氏に、今金融の世界で何が起きている講演戴きます。今年4月より自由な立場となり、これまで以上に率直な意見が、今回の21世紀問題研究会の場では披瀝されるものと期待されますので是非参加下さい。        

今回は、椙山女学園大学で佐々木が担当している現代マネジメント実務研究C( 国際社会)の金融問題集中講座講師として国際金融を担当戴くために來名されます。その機会を利用しての今回の講演となりました。 
21世紀問題研究会 事務局 佐々木 賢治

第92回21世紀問題研究会
日時2009年6月27日(土) 午後 6時―7時半
議題 リーマン破綻以降の世界経済情勢:
    外資系金融機関、金融工学、サブプライム以降の世界経済概観
    (米国、欧州、中国、日本)、将来への提言
講演者 小田切尚登氏 経済評論家(エコノミスト誌(毎日新聞社)、
     FACTA、ジェイキャストニュースなどに定期的に寄稿)
講演会場(連絡先)  佐々木インターナショナルアカデミー
参加費2千円(懇親会参加費別途3千円 要予約:定員20名)
懇親会は引き続き同会場で行います。希望者どうぞ。

講師略歴 小田切尚登氏 1982年東京大学法学部卒業。バンク・オブ・アメリカ(東京、ニューヨーク)を皮切りに米・独・英・仏の四つの金融機関で2009年3月まで勤務。株式アナリスト、投資銀行部、審査部などを経て、最後の三年間はBNPパリバの事業開発部長として同社の日本での業務の企画・戦略立案に携わる。現在は経済評論家としてエコノミスト誌(毎日新聞社)ほか多くのメディアに執筆。中日懇話会、日本経済研究所など講演多数。ピアニストとしても活動中。椙山女学園大学講師(非常勤)。

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お問い合わせ、参加申込はSIA迄お願いいたします。


佐々木 賢治
SIA Inc. Sasaki International Academy
052-452-5526



2008.08.29

8月23日第84回21世紀問題研究会報告:「温暖化を文化と国際問題として斬る:環境問題の真実」 講演者 中部大学教授武田 邦彦氏

武田氏の講演は約1時間半に渡り、豊富な科学的資料に基づき講演を戴きました。以下、個々の事例は割愛し、総論的要約(佐々木要約)です。
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「現在とかく騒がれている環境問題、特に温暖化は科学的な定義、客観的証拠に乏しく、学問的とは言えない状態にある。長期的に見た地球の歴史、地球気温、及び大気中の酸素、二酸化炭素濃度を検証すると、ここ150年あまりの二酸化炭素濃度の上昇、都市部での温暖化は一部言えても、地球規模で見た時に温暖化が何処まで進んでいるのか、又それが二酸化炭素濃度上昇による物であるのか、都市化現象によるのか、あるいは太陽活動、その他自然現象によるものなのか十分な精査が必要である。しかし十分な学問的検証がなされていない。特に、温暖化による海水面上昇については、南極、北極の事例も含め、非常に科学的にはいかがわしい論理、検査方法、思い込みによってなされている。」 

参加者から活発な質問がありましたので一例を引用します。
質問 夕張炭坑跡地に二酸化炭素を封入する案が議論されているが、どう思うか?
武田氏回答 旧炭坑跡地に二酸化炭素封印した場合、炭坑跡地の構造上漏出の危険性がある。
司会者(佐々木) 二酸化炭素の地中、海底深くへ封じ込めるという案がとかく素晴らしい解決策かの如く議論されているが、長期的な地球環境の循環、持続可能性を考えると大変危険な、短絡的な行為で、これまで歴史上よく散見された思いつき、愚行ではないか?二酸化炭素を地球環境の中で大気から隔離し、光合成による循環を阻害する事になり、抜本的解決策にならないばかりでなく危険ではないか?
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今回の環境問題の講演会について、関心がありながら参加がかなわなかった皆さんのために、講演者、武田 邦彦氏の了解を得て、ビデオ録画をしました。皆さんにご覧戴けるようホームページに掲載予定です。(ビデオ編集等、ボランティアで協力できる方は協力下さい。)

学士会会報 No871 (2008-?)掲載の武田邦彦氏の記事(81-88頁)、及びサイバー大学学長 吉村 作治氏(前早稲田大学教授)の「環境問題はなぜウソがまかり通るのか 2」に対する新聞掲載書評がありますので希望者は連絡下さい。

参加者への言葉:今回の、講演を通じて学び、啓発された事を、日常の生活、判断に役立てて戴ければ幸いです。当研究会の目的は、先入観や社会的肩書き、権威を超えて、可能な限り真実に近づくための場を提供する事です。今回、武田先生の協力を得て、少人数の、膝を付け合わせる様な状況で、今熱い話題、環境問題について一つの視点を学ぶ事が出来たと評価戴ければ、主催者として喜びとする所です。

当会は商業的な目的ではなく、掘り下げた深い理解を目指す主旨から、通常15名(上限20名)を適正水準と考え運営しています。今回は、希望者が25名に達した時点でお断りを致しました。大変失礼致しました。

既に15年目に入りました21世紀問題研究会(グーグル等で検索を掛けて戴くと当会がトップで登場します)を、更に永続的な研究会とするため、年会員(一般会費 10,000円)、及び運営担当者(無給)を募集しています。関心のある方は連絡下さい。

佐々木 賢治
SIA Inc. Sasaki International Academy

追伸:ウィキペディアへの書き込みを初め様々な形で、武田さんの見解に対して誹謗中傷(無知による誤解)が飛び交っています。このため問い合わせに対して私(佐々木)が私見をメールで述べた物を一部引用します。参考に、更に厳しい言い方をすれば、ウィキペディアの批判的書き込み自体、書き込んでいる人の無知を晒け出している批判も多く見受けました。

1.武田さんが批判している点は、味噌も糞も一緒にした、行き過ぎた非科学的な温暖化論に対する批判です。紙面的、時間的制約から簡潔明瞭に問題点を指摘する必要上細部の議論を省略されている場合があります。(例 3を参照下さい。)

2.この細部の議論の省略は、温暖化を唱える人々が行ってきた議論に一層顕著です。しかし、社会一般が一方に流れて議論している時は、もっともらしく聞こえます。論理の飛躍は、温暖化を唱える人達の議論において一層顕著です。(例 4を参照下さい。)

3.一例を上げますと、森林問題です。森林の成長過程においては二酸化炭素を吸収し、酸素を放出しています。これが永続するかとなると、疑問です。成長した大木は腐ることなくそのまま保存される必要があります。究極的な状態は石炭です。しかし現実には、木は最終的に老化し腐り分解しますので、定常的な状態になると差し引きゼロです。一つの解決策は、成長した木を伐採し、木材として保存する事です。この場合、木は腐ることなく保存され、この伐採された後に若い木が育ち、活発に光合成を行い成長します。この場合は二酸化炭素を吸収し、酸素を放出します。これを現実問題として可能にするには、木造建築を行い、長期に渡り保存する事がもっとも合理的となります。しかしこれにも限界があり一時的な対処法に過ぎません。自然の状態で朽ちさせる変わりに、人間が自然状態での循環による木材資源の分解を待たずして有効活用する行為は環境面から見ると何ら差異はありません。(ただこれまで人間の歴史、営みにおいて地域的に見れば行き過ぎがあり、文明の崩壊となった事も数多くあります。特に環境問題を声高に唱えている国々や、そういった人々が住んでいる多くの地域社会は、コンクリートジャングルとなっています。自ら選んだ結果です。こういった文明国、大都市に住んでいる人ほど温暖化を声高に叫んでいるのは、人間社会のよくある皮肉な現実です。)

こういった部分は、識者には分かり切った部分なので議論において省略されているのではと思います。(少なくとも私は、そう理解しています。) ただし、論争術としては、損です。ただこういった議論を展開するには膨大な時間と紙面が必要ですので、時間的制約で省略されていると思います。ある意味では、一気に結論が見える人の弱点かも知れません。

4.温暖化論者の、もっとはるかにひどい短絡的暴論は数え切れないほどあります。私が最近見た一例を挙げます。温暖化による米の収穫減少といった議論です。これは最近よくテレビニュースで見かける議論ですのでご存知と思います。この議論が本当に正しいとするならば、元々日本より暖かい、台湾や東南アジアでは米は取れていないはずです。 しかし、実際にはタイ、ベトナム、台湾等は歴史的に水資源にさえ恵まれていれば、米の多収穫地域である事はご存知の通りです。ところがこれに対して余り、こういった事実を注釈として付けた議論を聞きません。

これまでの日本は米の北限域で栽培に適した品種改良に注力を傾け過ぎていた面もあると思います。私はこの気候変動に対応した米の品種、農業技術の対応を先ず優先すべきだと思います。(新しい環境に適応するといった前向きの発想がないのは実に残念な事です。) そうすれば、これまでの米作地帯ではより多収穫が見込まれ、又日本の米の北限地域では更に米の耕作地域を拡大する事が可能になります。こういった小学生でも解る議論がすり抜けています。この部分を飛ばして正しい結論を述べているのではなく、過ちを犯し否定的結論に誘導しているのが現状です。(もっとも、ここにも時代の背景があります。今日本では米の余剰が顕著で、一層の収穫増を社会が望んでいるとはいません。)

こういった意見を纏めるのでさえ、2時間程の時間を要します。このため、解っている人間にとって逆に、逐一完璧な議論を展開し、証明する事は大変難しいのが実情です。ところが、結論先にありきの人々にとっては、時代の風に乗れば、それがビジネスになり、経済的に見合う行為ですから、幾らでも時間を使う事が出来、結果として些細な事例、都合のよい部分的現象を列挙し、一見精緻な議論を展開する事となります。以上、佐々木の個人的見解です。ご参考まで。
以下、私が学生時代ある所で述べた意見を参考に付け加えておきます。

「理論的完璧さは、少数意見の中に見られる事が多い。それは少数意見が必ず正しいという事では決してないが、多数派意見は同調者が多いため、その意見が如何に論理の飛躍があり、矛盾に満ちた論旨であっても、素晴らしい意見と見なされ批判の目にさらされる事が少ないからである。人間の言葉を繋いだ論理は、一見如何に緻密に見えても日本庭園の敷石(飛び石)みたいな物で、その間隙を時代の風潮が埋めて一見すると緻密な議論に見えるだけである。ところが少数派意見は絶えず、功名心と功利心に満ちた悪意の目に晒(サラ)されているので些細な欠落も致命的欠陥であるが如く批判されるので、理論的完璧さを強いられるからである。」

21世紀問題研究会 事務局 佐々木 賢治



2008.07.15

第83回21世紀問題研究会を今週末7月19日に開催致します。(日程詳細は下記をご覧下さい。)

中部国際空港は2005年2月17日に開港し、早くも3年半を迎えようとしています。既に「2本目滑走路」建設に向けた動きも始まりましたが、現在の原油価格高騰の影響で一部に減便の動きも伝えられています。このおりもおり、今回の講演者、溝口泰正氏は、「中部国際空港物語〜建設の歩み」と題した本を出版されました。

20数年にわたり中部国際空港の歩みを見つめてきた溝口氏と共に、今後の中部国際空港、中部圏について考えたいと思います。是非参加下さい。21世紀問題研究会 事務局 佐々木 賢治

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第83回21世紀問題研究会
日時 2008年7月19日(土)6時―7時半
講演議題 「中部国際空港物語〜建設の歩み」
講演者  溝口 泰正氏 中日新聞編集員
講演会場 (連絡先)  佐々木インターナショナルアカデミー
〒453-0015名古屋市中村区椿町17-15 ユース丸悦ビル五階
TEL052-452-5526 FAX052-452-553 siabest@sun-inet.or.jp
参加費千円(懇親会参加費別途3千円 要予約:定員20名)
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準備の都合上、参加ご希望の方はお早めに佐々木まで連絡下さい。

尚、当日佐々木インターナショナルアカデミーでは国際問題研究、実戦英語教育の一貫として下記の英語講演会、討論会を開催します。一般の方もオブザーバー参加(参加費3千円)は可能です。お時間がありましたら参加下さい。(要望により通訳を付ける事も可能です。)チベットのダライ・ラマ14世のアジア・太平洋地区担当初代代表のペマ・ギャルポさんもゲスト参加予定です。

SIA公開講座(オブザーバー参加費 各3千円:要予約)
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1-2時半 第603回SIA国際フォーラム
ウズベキスタンの文化と歴史:ソビエト崩壊後のウズベキスタンの変化と将来 Ms. Saylor Soatova(名古屋大学大学院留学生)

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3-4時半 チベットの歴史と中国 ゲスト参加者 ペマギャルポ氏
(ダライ・ラマ14世のアジア・太平洋地区担当初代代表)
(国際コミュニケーション講座、時事英語討論)

お問合せは佐々木インターナショナルアカデミー迄、電話、電子メールでどうぞ。予約の際にはお名前、電話番号をお知らせ下さい。

佐々木 賢治
SIA Inc. Sasaki International Academy



2008.04.13

左:リーさん    右:SIA代表 佐々木

左:リーさん    右:SIA代表 佐々木


リーさん昨日は、大変楽しい講演有り難う御座いました。昼食会、レセプションを含む、全5部に別れた、日程で多面的な議題、リーさんの見識、リーダーシップ教育の重要性、米国社会について、学ぶ事が出来大変有意義なセミナーであったと思います。

参加者の皆さん、積極的な質問、又皆さんのそれぞれの意見が、全体の会議を盛り上げたと思います。少人数であった事を、有効に活かした議論が出来たと思います。

何か、質問等ありましたら佐々木までお知らせ下さい。特に、今回のセミナーを今回参加できなかった方々に紹介し伝えるため、2年前に映像ビデオの作成、編集ビジネスを起業されましたフジミックスTVの安藤さんと契約し、当日の講演会のビデオ作成をお願いしていますので、参加者の方々から、紹介を兼ねたご意見を戴ければ幸いです。

今後皆さんが、様々な国内外の会議、国際会議に参加される場合に、一番重要なのは昼食会、レセプションでの意見交換、親睦です。この部分は実際に現場に参加しないと何も学べませんし、当然ですが今回のビデオ版でも、一部フラッシュ的にしか紹介できません。しかし、ここの部分が一番重要であった事は、当日のセミナーに一日参加戴いた方はご理解戴けたと思います。

そういった面も含めたご感想を戴ければ幸いです。最後になりますが、これまでSIAで学ばれた方々は、既に経営者としてビジネスの前線で活躍されている方々から、大学学会では大学講師、教授としてのポストを得て活躍されている方、又今回参加されたOBの服部さんの様に、大学院で学びつつ仕事を継続されている方まで様々です。皆さんの一層の活躍を願っています。

リーさん、今後の一層の活躍を願っています。私は、名古屋東海地区の地の利を活かしつつ、関東から九州までお客さんのニーズの対応していますので、米国カリフォルニアのリーさんとは今後いろいろな面で補完しあうことが出来ればと思います。有り難う御座いました。

佐々木 賢治
SIA Inc. Sasaki International Academy

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2007.07.24

第79回21世紀問題研究会を8月4日開催致します。今回は「環境が変わる、人が変わる −心理学からみた現代人の心性−」と題して辻 敬一郎氏(名古屋大学名誉教授:実験・比較心理学)に講演戴きます。

今回の講演は、長年に渡り比較心理学の分野で、人を含めた様々な動物の意識・行動の適応現象を研究されて来た辻氏に、「技術は情報化社会をもたらしたが、それによって心性にどのような変化が生じたか」を心理学基礎研究者学の立場からお話戴くものです。

環境が変わることによって、人間の心性がどのように変わり、又変わらない存在であるのかは現代的テーマであると共に人間にとって永遠のテーマでもあると思います。是非参加下さい。一般公開ですので、準備の都合上参加希望の方はお早めに申し込み下さい。
21世紀問題研究会 事務局 佐々木 賢治




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