2014.08.29

9月SIA各国言語翻訳状況、大学生英語集中講座
SIA評論:桜木稲沢市議裁判の行方と新聞報道比較


月曜日から9月。先ずはSIAの9月の状況報告から。

8月は英語、アジア、中東、欧州言語の翻訳依頼があり、英語、一部マイナー言語では急な対応が困難でした。このため9月も早めに連絡戴くと助かります。現在、英語は9月後半、10月の注文受付中です。主要欧州言語、中国、韓国語は通常通りです。


佐々木インターナショナルアカデミー

9月中大学生対象の英語集中講座を行ないます。希望者は連絡下さい。10月からの秋期講座の受付、初心者対象準備講座も開始します。


140829-SIA評論公開版:桜木稲沢市議裁判の行方と新聞報道比較

桜木稲沢市市会議員の裁判が26,27,28日中華人民共和国広東省広州市で行なわれた。その報道を各紙比較しながら読んだ。2013年11月の第一報以来、見出しを見る限り犯人扱いの新聞社。検察、弁護側の主張をそれぞれ均等に取り上げた新聞社と報道姿勢が分かれている。
最初に誤解を招かない様に断って置くと、桜木氏は私の友人である。しかし、白黒を逆転させる様な議論をする積りは無い。ただ、真実を知りたいだけである。そのために各紙を比較検証している。

朝日新聞と中日新聞の報道比較
見出しといい、写真の提示の仕方といい、中日新聞の読者は「見出しを一覧する」だけで有罪と誘導されてしまう内容である。朝日新聞は8月26日夕刊から29日朝刊を見る限り、印象は全く違う。桜木氏、弁護士の法定での発言に加え、弁護士への取材の引用もあり、更には法定通訳の問題点も明確に指摘している。

桜木氏の地元である愛知県では中日新聞が圧倒的シェアー占め、それに続くのが朝日新聞。今回の両紙記事を比較する限り、同じ裁判記録を報道する紙面がなぜ、こうも内容が違うかと実に不思議である。よく、言われる「話し合えば解る」だけでは済まない要因が背後にあるのではと思わず考えてしまった。

既に以前も指摘済みであるが、中日新聞の桜木市議に関する報道は腑に落ちない事が多い。これ迄印象に残る中日新聞記事の見出しのみを連ね紹介すると、当初、「借金があり犯罪に加担させられた」かの印象を与える報道があり、2014年4月22日には「投資損失穴埋めと勧誘」と大見出しにある。中日の読者は、以前の記事により先入観を与えられているので、「投資損失により生れた借金の穴埋めのため麻薬取引に加担した」と誘導されかねない内容である。しかしよくその記事を読むと、末尾に桜木氏に借金があるのではなく、7千万円も貸している内容である。全く間逆の話である。

以前の「借金の記事見出し」があるので、「7千万円の貸付金を取り戻すため」とは見出しに出来ず、「嘘では無い表現を見出しとした」と彼を知る人々は怒っている。更に今回の記事である。8月27日の朝刊では「密売区域でカバン受領」と大見出しがある。これは8月26日の広州市での公判の報道である。しかもその頁の見出しを拾う限りは、彼の「無罪の主張」は何処にも無い。

「密売区域でカバンを受け取ったのであれば、知らないはずは無い。」と多くの読者は判断させられる。見出しで見る限り、「全くの犯人扱い」である。その横の見出しは「桜木被告宿泊ホテル」となっている。しかし、「密売区域にある桜木氏の宿泊ホテルでカバンを受け取った」と理解する人はまずいないであろう。参考に追記すれば、その見出しの8行左側に、加藤直人撮影と記名された如何にも怪しげな町並みの写真が掲載されておリ、「桜木被告が覚醒剤の入ったスーツケースをマリ人から渡されたホテル」と説明がある。

こういった記事を見せられると稲沢市民から、辞任要求が出るのは無理の無いこと。市民からの「辞任要求」といった報道は、こういった状況下で生れているとすると思わず考えさせられる。

幸い、国際経験も豊富で精神的にも強い桜木氏は「無罪であるので辞任しない」といった趣旨の発言を明確に行い、又「死んでも無罪を証明したい」といった発言を行なっている。弁護士も、朝日新聞、読売新聞、その他の報道から判断すると有能な様である。

「桜木氏の裁判でのしっかりとした対応と弁護士の能力」に望みを抱いる。しかし、「日本の一部報道機関による間違った世論誘導、その結果生れる中華人民共和国関係当局者の間違った桜木氏への認識、更には桜木氏への地元日本世論の悪化が、その動向を監視している検察当局に悪影響を与える」可能性がある点を危惧している。


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桜木氏の友人の方、稲沢市民の方、桜木氏問題に関心のある方は、佐々木迄連絡下さい。

佐々木 賢治
SIA Inc. Sasaki International Academy
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佐々木携帯090-6464-5526(ソフトバンク)
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2014.08.23

SIAの2014年7月6日朝日新聞広告コピー

SIAの2014年7月6日朝日新聞広告コピー

140822-SIA教育情報:8月23日公開講座
8月24日13時:英語学習法(診断テスト付)

8月23日18-19時半:公開SIA土用塾
従軍慰安婦問題とは何か:朝日誤報の背景
Critical, Analytical Reading力の必要性


語学学習意欲は相変わらず強いものがありますが、間違った勉強方法で時間とお金を浪費しています。その責任は英語教育者と無責任なコマーシャルにあります。先ず外国人として学ぶ英語学習では重要なのは読解力です。


多くの英語原書を読む事によって多様な英語表現、米英人の考え方が見に付ける事が出来ます。正確な読解力が付けば次に大事なのは、Critical Reasoning、Analytical Writingの能力を身に付けることです。 書かれている文章を検証的に読み、その論議の事実認識や論証を吟味しつつ読む能力が重要です。そういった能力を見る試験がGMATやGREでは長年実施されています。単なる英語好きの人々では対応できませんし、その程度の英語力では「英語が上手ですね」とバカにされるだけです。Critical, Analyticalな読解力の必要性は言語を問いません。この点についてはCritical Reading、Analytical ReadingやAnalytical Writingといった言葉が受験英語やコマーシャルで溢れる結果誤解を生んでいますので、解り易い様に日本の最近の大手新聞社の記事を例と致します。


朝日新聞慰安婦捏造誤報弁明記事とCritical, Analytical Readingの必要性
8月5,6日付朝日新聞の三十数年に及ぶ従軍慰安婦捏造誤報報道の弁明(?)記事は筆者の教養の無さを表しています。(弁明なのか、反論なのか、反省なのか、お詫びなのかも不明) なぜならばその文章中には「事の軽重に対する判断の欠如」が多々あり、又三十数年に及ぶ数々の捏造記事報道の際の「記事その物の検証的、論理的、分析的姿勢の欠如」に対する何らの言及も無ければ、「なぜそういった事実確認も行なわず、しかも分析的、論理的検証も行わず日本社会、日本の歴史への欺瞞報道」を続けたかについての言及もありません。

そういったCriticalな原因追求が一切無く、他紙も同様な報道を続けたと連綿と議論を続けるその記事を見ると、「膨大な時間(三十数年)を掛け、これまで膨大な紙面と社員を動員して書き報道し続けた事実」を朝日新聞編集責任者、経営陣は何と考えているのかさっぱり解りません。三十数年続いた個々の記事その物の稚拙な報道を最初から防止する能力、指摘する能力を養い、又稚拙な文章を作成しないためにも高度な読解力が必要です。特に前提条件の異なる社会、宗教、思想、歴史を対象として書かれている外国文献、すなわち外国語学習に置いては高度な読解力は必要不可欠です。


週末には日本で唯一の外国語国家試験と言って良い通訳ガイド試験が行なわれます。SIAの受講生も複数名受験します。このため、その時間を利用し、下記公開講座を準備しました。是非参加し、学習方法を見直して下さい。

8月23日公開講座(参加費各2千円)
10時 The Story of English
15時 SIA時事英語討論:担当Rich Porter
8月23日議題 Executive Pay
Attendees will look at executive pay of corporations from various perspectives. For example, who gets paid more -- Japanese executives or American? How many of the top earners are women -- such as how many earn 100 million Yen or more? Is such pay too much or too little? Why do executives in one country receive more than another, especially in relation to the remainder of employees in the company. Such questions will be addressed this Saturday at 3:00 PM this Saturday.

8月24日13-15時:英語学習法:英語力診断テスト付き(参加費3千円)
参加者の英語学習方法を聞き、それぞれに適切な英語学習法をアドバイスします。


名古屋商工会議所月報

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2014.08.21

SIA情報:増えるアジア、中東、アフリカ地域の質問
SIA評論公開版:広島豪雨に思う災害対策と安全保

8月23日18時-19時半:公開SIA土用塾(会費2千円:要予約)
従軍慰安婦問題とは何か:なぜ朝日は誤報したのか

SIA評論バックナンバー紹介:遅すぎた朝日の謝罪訂正
「朝日の捏造誤報と産経の韓国大統領密会報道」関連情報


SIAの佐々木です。最近アジア、中東、アフリカに関する問合せが増加。翻訳、通訳、現地情報、国際取引の相談がありましたら早めに連絡下さい。英語圏は比較的問題がありませんがペルシャ語、アラビア語、その他現地語、商習慣も含め注意が必要です。


増えるアジア、中東、アフリカ地域の質問
諸外国の内でも日本在住者の多い国々については、比較的日本語に長けたその国の出身者も多く、更にSIAは国際捜査官の教育等にも従事していますので問題はありませ。その他の国々についても間もなく900回を迎えるSIA国際フォーラム講演者や、これまでの経験で培ったノウハウで対処します。

140821-SIA評論公開版:広島豪雨に思う災害対策と安全保障
広島の豪雨被害、いつもの事ながら惨劇発生後、その原因、メカニズム(発生機構)については納得の行く「素晴らしい解説・説明」がなされている。

「ではなぜ事前に防止できない」と誰でも思う。この議論の詳細はこの場では割愛し2点だけ言及する。第一に地震、気候現象等、科学として発展途上で充分な因果関係が解明されていない事。このため発生した現象については素人相手にもっともらしく解説出来るに過ぎない事。第二に充分な科学的予見能力を持つ人が未然に防止しても、誰も評価しない事。

国の安全保障問題もまさにその事例である。何時までも災害救助の度に自衛隊に出動要請をしながら、日常生活、教育その他の場で、平和・博愛・人権・平等の名の下自衛隊員を差別する様では、日本社会の将来は「災害後の解説上手のメディア学者、評論家」ばかりとなり実に心もとないと危惧している。


SIA評論バックナンバー紹介:遅すぎた朝日の謝罪訂正
「朝日の捏造誤報と産経の韓国大統領密会報道」関連情報
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130107-SIA評論「朝鮮従軍慰安婦問題雑感」

2013年1月7日発行、2013年5月18日加筆訂正版

1983年7月、元軍人である吉田清治氏が、戦時中に韓国の済州島で女性を慰安婦として強制連行したと告白する本を出版した。その題名は「私の戦争犯罪 -- 朝鮮人強制連行」( 三一書房)で実に衝撃的な内容である。

この話に朝日新聞を初めとして、一部マスコミが騙されて飛び付き、慰安婦問題に関し事実無根の間違った情報を記事として掲載した。このため多くの日本人がこの話を真実と思ってしまった。当然の事として韓国のマスメディアや国民も飛び付いた。しかし、その内容は吉田清治氏の創作話であり、裏を取らずに朝日新聞初め、一部マスコミが飛び付き、人道的と事象する人々や一般日本人が飛び付き、更にナチスのアウシュビッツの残虐行為を知る欧米諸国マスメディアの一部が飛び付き恰も真実かの如く流布する事態となった。

因みにこの本が出版され、朝日新聞が飛び付いた当時私は米国在住中(1977-86年)でこの事件当時の日本社会の反応については今一つ不明であるが、正義を謳い、謝罪、懺悔と称してこの告白本を出版し活発な講演活動を行った吉田清治氏に追随し、歴史検証を行う事無く正義謳ったマスメディア、評論家が一時ブームを巻き起こし、時代を引張った事は容易に想像できる。実に困ったナイーブなマスコミ、知識人達である。

しかし、真実を求める勇気ある人々がいた。実に有難い事である。この元陸軍軍人吉田清治氏のウソを最初に証明した人々は、実は自らの罪のを告白と称し謝罪、懺悔講演を行っていた吉田清治氏が慰安婦狩りの舞台とした済州島の人々である。この済州島島民々がそのウソを証言し、調査証明した。日本の出版社、マスメディア(新人物往来社、三一書房、朝日新聞、その他)が裏を取らずに「一般婦女子に銃剣を突きつけ強制収用した、日本軍関与の国家的犯罪」として告発、出版、報道した内容。それを事実無根と韓国済州島島民が証明したというのはドラマの様な話であるが、日本のマスメディアの資質を考えると現在もあり得る話で実に恐い。犯罪者は自らの犯罪を隠蔽する事が常識と考えれば、「自らの罪を告白、懺悔する人物の話」に飛び付くのも、又世の常。嘘つきは何処にでもいるが、そのお先棒を担いだ出版社、知識人、マスメディアは未だ自らの無知、注意義務の欠如、間違いを公式に謝罪したとは寡聞にして知らない。怖い話である。

吉田清治氏のウソに飛び付いたマスメディア、評論家も含めた人々に彼らのナイーブ(Naïve:騙されやすい、単純)さを責める前に、時代の風潮、影響もあるので戦後の時代状況を述べて締めくくる。この様な話に飛び付く心理状態が日本人の間にあったのも事実。戦後出版され一世を風靡した五味川純平氏の小説「人間の条件」に日本兵士による朝鮮女性暴行の場面が、その場に居合わせた夫の独白として記載されている。

五味川純平氏(末尾資料参照)のこの小説は「1948年の引き揚げ後、自らの従軍体験を基にして1955年に発表した」とされ、1,300万部を超える大ベストセラーとなり、私も中学時代に読んでいる。仲代 達矢主演の超大作映画(総上映時間10時間)も大ヒットし、その後何度もテレビでも放映され多くの国民の共通認識となっている。これは小説であるがそういった知識、心理状況の中での元陸軍軍人の告白である。

いつの世にも当事者が罪を告白、懺悔する話には人は飛び付く。この辺が強制自白、冤罪を生む要因にとなっているのであるが、実に怖い話である。(130107-SIA評論 佐々木 賢治)

朝鮮従軍慰安婦問題関係ウイキペディア資料:吉田清治氏http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E7%94%B0%E6%B8%85%E6%B2%BB_(%E6%96%87%E7%AD%86%E5%AE%B6)

吉田 清治(1913年10月15日 - ):は福岡県(山口県とも)出身の元日本陸軍軍人であり作家。強制連行犠牲者遺骨祭祀送還協会の元会長。清治は筆名で、本名は吉田雄兎。戦後30年を経て慰安婦問題の嚆矢となる『私の戦争犯罪』を上梓し注目されたが、後に諸調査から創作であることが判明し、本人も認めた[1][2]。

主な著作 朝鮮人慰安婦と日本人 -- 元下関労報動員部長の手記(新人物往来社 1977年3月)
「私の戦争犯罪 -- 朝鮮人強制連行」(三一書房 1983年7月)
吉田証言の実地調査を行なった人物 秦郁彦、尹貞玉

終戦後の1947年に、下関市議会議員選挙に日本共産党から立候補。129票を獲得したが落選したという経歴を持つ。

1977年に、『朝鮮人慰安婦と日本人』を新人物往来社から出版。その中で、第二次世界大戦中に日本軍人が朝鮮の女性を強制連行し慰安婦にしたなどと証言。1982年には第一次樺太朝鮮人裁判で朝鮮人の奴隷狩りを証言。1983年に、いわゆる従軍慰安婦問題の発端となった『私の戦争犯罪』を上梓した。その後も朝日新聞・しんぶん赤旗などで自身の「戦争犯罪」の告白を展開。韓国にも赴き、講演と謝罪を繰り返した。このような告白、謝罪を行ったのは清治のみであった為、当時、清治は「勇気ある唯一人の告白者」とされていた。

だが、慰安婦狩りの舞台とされた済州島では証言への反論が多数出ることになる。1989年8月14日付の済州新聞には吉田の著作の書評が掲載され、記事中で当時85歳の島民チョン・オクタンは「250余の家しかないこの村で、15人も徴用したとすれば大事件であるが、当時はそんな事実はなかった」と語り、郷土史家の金奉玉も「1983年に日本語版が出てから何年かの間追跡調査した結果、事実でないことを発見した。この本は日本人の悪徳ぶりを示す軽薄な商魂の産物と思われる」と憤慨した。

その後、1992年3月には秦郁彦が吉田の証言について済州島で現地調査を行ったが、まったく裏付けが取れなかったどころか、当時を知る島民は「この島で人間狩りが起こったら大騒ぎになって誰でも知っているはずだが、そんな話は聞いたことすらない」と証言をした。秦は、先述の記事の執筆者である許栄善との面談の折、許から「何が目的でこんな作り話を書くんでしょうか」と聞かれ答えに窮したという(秦は『正論』に調査結果を公表[3]、『昭和史の謎を追う』(文藝春秋1993年3月)に掲載し、菊池寛賞を受賞した)。

また、上杉聰は吉見義明・中央大学教授とともに清治と面談した結果、「吉田の証言を嘘と断定することはできないが、「時と場所」という歴史にとってもっとも重要な要素が欠落したものとして、歴史証言としては採用できない」としている[4]。

1996年(平成8年)5月2・9日付の週刊新潮インタビューで、清治は「本に真実を書いても何の利益もない。関係者に迷惑をかけてはまずいから、カムフラージュした部分もある。事実を隠し、自分の主張を混ぜて書くなんていうのは、新聞だってやることじゃないか。チグハグな部分があってもしょうがない」と『私の戦争犯罪 -- 朝鮮人強制連行』中の記述において、「慰安婦狩りを行なった場所がどこであるかについては創作を交えた」と認めた。しかし、現実の問題として清治がその著書中から事実と主張する部分と創作の部分とを分離せず、検証が不可能であるために、2007年(平成19年)現在では吉田証言が強制連行の存否において信頼できる証拠として採用されることは、ほぼなくなった。

この吉田証言は日本官憲が女性を徴発したとする今日の韓国人の集団的記憶形成に決定的に寄与したといわれ[5][6]、2012年9月5日にも韓国最大発行部数を誇る朝鮮日報は吉田清治の手記を取り上げ「この本一冊だけでも日帝の慰安婦強制連行が立証されるのに十分である」として再び強制連行の証拠であると主張している[7]。

中国、朝鮮関係問題資料:五味川 純平氏、人間の条件

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E5%91%B3%E5%B7%9D%E7%B4%94%E5%B9%B3

五味川 純平(ごみかわ じゅんぺい、男性、1916年3月15日-1995年3月8日)は日本の小説家。旧満州生まれ。東京商科大学(現一橋大学)に入学するも1年で中退、東京外国語学校(現東京外国語大学)英文科卒業後、満州鞍山の昭和製鋼所に入社。ここで隅谷三喜男と知り合う。1943年召集を受け、満州東部国境各地を転々とした。1945年8月のソ連軍の満州侵攻時には、所属部隊はソ連軍部隊の攻撃を受けて全滅に近く、生存者は五味川以下数名だったという。

1948年の引き揚げ後、自らの従軍体験を基にして1955年に発表した『人間の條件』が1,300万部を超える大ベストセラーとなり、一躍人気作家となる。その後も『戦争と人間』『御前会議』『ノモンハン』『ガダルカナル』など、数々の戦争文学を世に問うた。『人間の條件』や『戦争と人間』はのちに映画化された。*************


今週土曜日公開講演会を開催します。参加ご希望の方は連絡下さい。

公開SIA土用塾:8月23日18時-19時半
従軍慰安婦問題とは何か:朝日誤報の原因
講師 佐々木賢治 参加費 2千円 要予約
講演後懇親会(参千円)開催予定


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2014.08.20

SIAの佐々木です。御盆を挟みアジア某国向け現地語訳の依頼。時期が時期のため担当者が捕まらず大変な思いをしましたが納品完了。手間を考えるとマイナー現地語訳は採算割れですが、プロの職業倫理と心得、世界各国あらゆる言語に対応します。


お盆も過ぎ、今年は多雨と日照不足で夏も終わりそうです。気象庁が冷夏予測を平年並みと変更したのが6月25日。その直後、ある気象予報士に「気象庁の変更は間違い」と指摘しましたが、何分にもお天気の事、公開情報としては流しませんでした。お天気の事、誰にも解らぬ(?)未来の事とは言え、誤報を危惧したからでもあります。

そのお詫びに千百年前の一句(藤原 敏行 生年不詳 - 907年)を引用します。時代を超える新鮮な響きに驚かされます。

秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる

さて、現世に戻り生臭い話です。本日のSIA評論を公開します。今回はマスメディアを取り上げていますが、公開版は少なくとも三桁の内外のマスメディア関係者にも送付しています。

メール配信のSIA評論講読(年会費6,480円)ご希望の方は連絡下さい。月刊誌等SIA評論記事引用、掲載をご希望の場合はSIA佐々木まで連絡下さい。


2014年8月8日日経新聞朝刊8頁目全国版広告右側

2014年8月8日日経新聞朝刊8頁目全国版広告右側

140819-SIA評論:誤報と言論の自由「朝日の捏造誤報と産経の韓国大統領密会報道」 2014年8月19日

朝日新聞が8月5,6日の紙面で従軍慰安婦について記事を書いた。一部のメディアは朝日が誤報を認めたと報道している。しかし、朝日の8月5日の一面ではタイトルが「慰安婦問題の本質 直視を」となっている。

これでは何が言いたいのか解らない。しかも筆者とその肩書きは「編集担当 杉浦 信之」と書かれているだけである。誤報の謝罪であれば、社長、少なくとも本社編集局長自らがその職務上の立場、職責を示し実名で記事を書くべきである。

しかも、その内容である。何を言いたいのかさっぱり解らない。更に他紙はどうであったかと、産経新聞、読売新聞について長々と書いている。毎日についても少し言及がある。地元の中日新聞については言及が無い。これは中日が格下と見られているからなのか、ほぼ朝日と同一の報道姿勢であったからなのかは不明である。どうもこの部分の記事を見ると、ほぼ同一報道をした新聞社については出来るだけ触れず、朝日の報道を批判した紙面づくりを行なった各紙については詳細に書いている。その目的は、朝日と同じ報道をして来た事を証明する事にある様である。まさに「針小棒大」、朝鮮問題であるが中国の故事を想起させる。

朝日新聞が20年、30年に亘り(実際は三十数年という長期間)「捏造された済州島での日本陸軍による慰安婦狩り」を実話として報道して来た事実を考えると、今回の一文はただ長いばかりで理解に苦しむ内容である。しかも、「現地済州島でそういった事実は無いとの済州島住民の証言や、地元紙、韓国研究者の発表」からも信じられない年月、少なくとも25年は経過し、そういった発言、報道、論文すら忘却の彼方に消えてしまって久しい今になっての報道である。(1989年8月14日付済州新聞がそういった事実は無く捏造と報道)

この一文の中は、日頃は「社会の木鐸」と称し世人に正義、平和、社会的責任を説く言論人の筆による物とは思えない内容である。思わず日頃の朝日の社是を思い出したが、ここでは引用しない。

比較的素直に自らの誤報を認めたとされる部分、「挺身隊の誤報問題」について引用すると今回の「編集担当 杉浦 信之」の一文の性格が瞬時にして解る。その部分の見出しは次のようになっている。
「「挺身隊」との混同 当時は研究が乏しく同一視」。(文字の大きさは朝日新聞本紙の文字のほぼ比率通りである。) これを見ると、当時は研究が乏しく間違って当然で、一切我々に責任は無いと言っているのも同然である。ここで私見を述べれば「マスメディアの無知はプロ意識の欠如、罪悪であり、職業倫理に反する」と私は思う。この混同、誤報により朝鮮半島出身の挺身隊関係者が如何に苦しんだか? 身に覚えの無い批判で離縁された女性も多く、又自殺した女性もいると聞く。こういった女性に対する賠償責任、賠償義務が私は朝日にあると思う。

これを危惧するためか、実に言い訳よりも自己正当化が先にたっている。元々言葉としては戦前戦後を通じて従軍慰安婦といった言葉は歴史上存在しなかった事は、あれほど好戦的であった戦前の朝日新聞、毎日新聞紙面を見ても明らかであると私は思っている。なぜなら私の知る限りそういった表現が記載されていた事実は無いからである。当然朝日の関係者はこの事を知っている。又、挺身隊は戦前新聞紙上でもよく報道されており、これ又慰安婦でない事は公知の事実である。戦前はもとより1958年3月31日迄日本でも公娼制度があり、そこで商業的、合法的に性的サービスが提供されていたのは歴史的事実である。現在の中華人民共和国、朝鮮半島、その他アジア諸国、ヨーロッパも含め公娼制度は存在していた。現在でもアメリカ、ヨーロッパの一部でも公娼制度があり、更に公娼制度を近年復活させたニュージーランドを初めとして復活を検討している国々がある。

公娼制度、そこで働く女性と挺身隊として戦時中生産活動に従事した人々は明らかに違う。更に言えば、挺身隊と同様な婦女子による生産活動の維持を目的とした制度は第二次世界大戦参戦国全てが何らかの形で制度化し、維持して来たものである。そもそもこの両表現を取り違える等、言葉を大事にする人々においては本来有り得ない事であると私は考えている。「思い込みと恣意的な解釈、引用によって齎された必然的な誤報、捏造」であると指摘されても抗弁する手立てが無いと自覚し、「裏返しの強弁」により今回の記事を仕上げざるを得なかったと私は文章を見て理解している。

私は、「編集担当 杉浦 信之」氏に実は同情している。この一文を彼が自らの意志で書いたか、又全てを独自の判断で書き上げたかは、私の知る事ではない。また、彼が編集部の中でどういう立場にある人物であるかも敢えて情報を取得しようとは思わない。ただ、彼の将来を予見する事は出来る。彼のサラリーマンとしての役割はこれで終わり、明日が無い事は明白である。その役割を彼が敢えて担ったか、あるいは無言の将来のある約束との取引で担わされたかは、私には不明であるが、予測は出来る。しかし、予測で文章を書く愚は避けるのが私のプロ意識である。ただ歴史の審判はやがて下るはずであり、今回の記事は私の判断が正しければ、次なる展開が待ち受けている。

さて、朝日新聞と言えば、次に出て来るのが産経新聞である。ほぼ時を同じくして産経新聞ソウル支局長に対する出国禁止処置が取られ、韓国検察当局の事情聴取要請があったと報じられた。既に昨日8月18日事情聴取が行なわれた。この事件は二重の意味で不可思議、かつある意味で面白い事件である。

産経の韓国大統領密会報道:産経新聞の当該記事をネットで確認できるので末尾に紹介する。それをお読み戴くとして、なぜ、「二重の意味で不可思議、かつある意味で面白い事件」かについて箇条書きをする。その前に、予備知識として、三ヵ月半前の2014年5月6日SIA評論を一部引用するのでお読み戴きたい。

140506-SIA評論:韓国フェリー沈没事故に見るマスコミの敗北とウイキペディア
**************一部引用
情報戦争、情報化時代といわれて久しい現代2014年4月16日午前8時50分前後に、近海で起こった事故である。しかしその後の情報は実に乱れ、マスメディア情報も次々と変化し、5月6日現在に至っている。どういった原因、環境で事故が発生し、行方不明者の捜索がどの様に進展するかも含めて今ひとつ不明である。

この間、フェリーの生き残った機関士を含め操船関係船員は全員逮捕され、朴大統領はその船長を殺人者(正確にはその行為は殺人に等しい?)と公の場で糾弾した。*********

上記を記憶の上で「二重の意味で不可思議、かつある意味で面白い事件」である理由をご覧戴きたい。

1.産経引用元の朝鮮日報への対応
2.この件に関する、日本のマスコミ報道姿勢
3.韓国市民団体の告発が事情聴取の原因と伝えられるが、日本メディアがその団体の調査報道を行なうか
4.悲劇を生んだ4月16日の韓国フェリー沈没海難事故。フェリーの生き残った機関士を含め操船関係船員は全員逮捕させ、船長を殺人者(正確にはその行為は殺人に等しい?)と公の場で糾弾した朴大統領が当日7時間、所在不明。ここまでは公知の事実。問題になるとすれば「男性と密会との報道」の部分。


上記4項目目は慎重な分析が必要である。先ず私が持つ一般的知識、情報を述べる。「こういった内容を海外で独自取材するだけの取材網、取材能力」は日本メディアには一般的には無い(注)。朝鮮日報からの引用だけが原因とすれば、「韓国市民団体」とは何者であるか? 産経の韓国内での影響力は朝鮮日報に比すれば無に等しい。朝鮮日報を告発せず産経をなぜ告発したか?朝鮮日報記事、その引用外の内部情報があるとすると、日本メディアだけに意図的に漏洩した人物が当然いる。男性との密会説は、余程の根拠が無ければ余りに荒唐無稽で現実味に乏しく有能な経験ある新聞記者は飛びつかない。では、なぜ検察が動いたのか?

この問題は想像以上に根が深く、米国のウオーターゲート事件に匹敵する問題となる可能性がある。韓流ドラマでも描けない世界である。時間が許せば、その分析を今後お伝えしたい。(140819-佐々木 賢治筆)

(注): 8月5,6日の朝日の饒舌な弁明の中にも繰り消し正当化の根拠として、従軍慰安婦捏造関連記事の多くを「韓国メディアよりも先に報道した」と述べている。杉浦氏の弁明意図とは裏腹にこの事実は情報提供者と朝日新聞関係者との微妙な関係を自ら語っている。「聞くに語らず語るに落ちる」とはこの事である。

言論の自由、割れる韓国 引用元の朝鮮日報は「口頭注意」のみ http://sankei.jp.msn.com/world/topics/world-19498-t1.htm

参考SIA評論2013年1月7日「慰安婦問題雑感」、5月14,24日「橋下氏慰安婦発言とマスコミ」、「追記」


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名古屋商工会議所 那古野2011年4月号

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2014.08.10

21世紀問題研究会・SIA経営(MBA)フォーラム
「宇和島鉄道(株)宇和島-近永開業百周年:
地域開発・四国循環鉄道に掛けた男の夢」記念
2014年10月18日開催
「近代化に果たした鉄道の役割と未来」
講師 JR東海 相談役 須田 寛氏
開催地:愛媛県北宇和郡鬼北町近永


1914年10月18日幾度かの挫折を乗り越え地域開発の夢を抱き民間資本で宇和島―近永間の営業運行開始。今西幹一郎、河野虎尾氏(好藤村:現愛媛県北宇和郡鬼北町)は協力者と共に奔走。愛媛県南部から山間部を貫き土佐経由四国循環を構想。百年前の壮挙を振り返り、地域振興の明日を考える企画。

今回の宇和島鉄道(株)百周年講演会の開催会場、開始時間はSIAブログに追って掲載予定ですが、SIA迄問合せ下さい。参加希望の方、又、同時期に他地区で開催を希望されたり、協力戴ける学校・地方自治体・団体・有志の方は佐々木まで連絡下さい。



2014年8月8日日研新聞全国版16頁目掲載「宇和島鉄道(株)百周年講演会告知広告」


SIAでは毎週英語と日本語の研究会を開催しています。間もなく900回を迎えるSIA国際フォーラム(英語講演質疑)は各国識者をお招きし土曜日午後1時より毎週開催。SIA土用塾は各分野の専門家をお招きし毎週午後6時から名古屋の佐々木インターナショナルアカデミーで開催。東京でも学士会館で定期開催。


名古屋商工会議所 那古野2011年4月号(大) 国際ビジネスのプロフェッショナルハウスSIA

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