2015.02.13

SIA英語学習法:各種試験の有効利用と各種試験の長短、及び実務能力、GMAT、GRE点数

2015年2月10日改定
費用対効果と生徒のやる気も考慮し、現在一般的に行なわれている英語の各種試験を利用し有効活用する指針です。この指針は述べ数千人に上る1994年以来の本校生徒の試験記録追跡調査に基きます。

英語の各種能力を満遍なく評価する試験として精度が高く信頼できるとSIAが評価するのはTOEFL、英検です。佐々木インターナショナルアカデミーの1994年以来20年を超える、4桁の受講生の記録に基く我々の記録では、TOEICは残念ながら英語力評価試験としての信頼度は落ちます。即ち実力と点数が必ずしも比例しません。その問題点は、特にリスニング部分にあります。更に問題なのは英語で自分の意見を披瀝する能力を評価する発言や文章作成といった試験が通常のTOEICには含まれていない事です。このためTOEICの高得点者でも実際には意思疎通が出来ない人が多く、更に緻密な議論や意思疎通能力については文語、口語を問わずこの試験では試されていませんので評価できません。

しかし、費用や受験のし易さ(会場や試験機会)、更には各種レベルの適切な能力評価も考慮する必要があり、その点では英検が一番勝り、TOEICが続きます。TOEFLは試験料金が高過ぎ、又受験可能な地域も大都市に限られ地方在住の方は遠隔地まで出掛けて受験する必要があります。

米国の大学院受験者用のGMAT、GRE、大学受験者用のSATは米国で学んだ人々を対象としていますので桁違いの読解力が必要です。GMATはビジネススクール用でGREは一般大学院用ですが、相対的にGMATの方が問題自体の難易度が高く論理的思考力や小学校の数学応用問題の様な思考力を試す問題、必要十分条件を尋ねる問題が多く出題されます。又論理的文章作成能力を問う筆記試験問題も出題されています。GREも同じ傾向にありますが、数学の問題は易しく、又思考力を試す知能テスト的な問題に特徴があります。

大学や大学院受験を目指す人々で志望校がSAT、GMAT、GREを要求している場合、どういった試験であるかを経験して置くと心構えや正しい勉強方法への理解や自覚が深まるのでレベルに関わらず一度受験する事は良い事です。しかし、例えばGMATで良い点を出したいならTOEFLのReadingのセクション(30点満点)で25点位は必要です。そうでないと余程数学で稼がないと点が出ません。

因みに25点は総合点100点相当(4部門平均して25点なら100点)で、このレベルは英検一級、TOEIC950点超の水準です。英語圏育の人々と競うには読解力、数学、思考論理能力が致命的に重要です。

論理的思考力のある人、小学校の算数応用問題に強い人は数学や論理的思考能力評価問題で高得点を出します。そういった方は読解力20点、総合点80点前後、更に総合点70点台でもGMAT、GRE、SATを問わず高得点を出す事が佐々木インターナショナルアカデミー生徒の20年の実績記録から証明され、またこういった人々は仕事、実務面でも高い能力があります。一見もっともらしいが無責任な理想論や空理空論からは何も生れません。理論、実践、追跡調査、再検証、改善が教育でも重要です。



PHOTO

RSS2.0

login

a-blog cms