2015.02.11

2月11日は建国記念日。本日も通常通り18時迄営業しています。本日は「建国記念の日、バレンタインデー」のSIA情報を公開提供します。末尾に掲載しています。

通訳ガイドサービス:2月5日発表の英語通訳ガイド試験、今年もSIA生徒が合格しました。例年SIA生徒、OBが合格し、通訳ガイド資格保持者がSIAには多数いますので訪日外国人のためのちゃんと国家資格を持った通訳案内士を必要とする方、事前予約を戴ければ週日土日祭日を問わず対応可能です。語学力があり、それなりの歴史的知識を持った人で無いと観光地の案内は意外に難しいものです。SIA迄相談下さい。

14日10時-中級原書読解:English Speaking World
14日13時- 919回SIA国際フォーラム
ISISは国家か、宗教を語る犯罪集団か?
講師 イスラム教徒 司会 佐々木
一般傍聴費 2千円
15日10時-初級原書読解:英国社会


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2月11日建国記念の日と2月14日バレンタインデー

2月11日は「建国記念の日」であるが何とも印象に乏しい。後述する2月14日のバレンタインデーと比較すると雲泥の差である。この差は現在の日本社会の実状を写す鏡とも思うが、商業主義のなせる技なのか、はたまたいつの世も所詮は浮き世、男女の仲が何にも優るのか私には解らない。

さて、固い話しである。
「建国記念の日」とは1872年に制定された紀元節が、第二次世界大戦後廃止され、1966年「建国記念の日」と言う名で復活し、1967年より施行されている国民の休日である。2月11日となった理由は神武天皇即位の日とされる、西暦紀元前660年2月11日に由来する。

因みにその即位の場所は奈良の橿原宮(かしはらのみや)。現在の橿原神宮は、この記紀伝承の橿原宮のあったとされる場所に1889年創建されたものである。

第二次世界大戦の太平洋戦線(太平洋戦争、大東亜戦争:政治的立場で名称が変わるのが面白いが、これも世界的によくあることである。)で名を馳せた零戦(ぜろせん)は、皇紀2600年(西暦1940年)の年号に由来して、零式(れいしき)艦上戦闘機と命名された。戦前の東京オリンピックもこの皇紀2600年に合わせて日本が招致活動を行い、成功したものである。余談であるが、現在日本の祝日は、正月三ヶ日も含めると年間祭日は17日となり、世界の先進国の中でも最も多い部類に入るようである。

さて一方、バレンタインデーである。
広辞苑によると、「日本には1958年頃より流行した」と記載されている。又、その起源は同じく広辞苑によると「聖バレンタインは269年頃殉教死したローマの司祭、聖バレンタインの記念日、2月14日」記載されている。

あるチョコレートメーカーが、チョコレートの拡販のためこの日を大々的に日本に広めたというのは有名な話で、平賀源内の作と言われる、「土用の鰻(ウナギ)」と同様な、キャッチフレーズ、営業成功話の一つであるが、その企画立案者に幾らの報奨金が払われたかは知らない。200億円では無いことは確かであり、当時2万円も貰ってはいないであろう。

現在のバレンタインデーに繋がるきっかけを作ったのは英国の詩人チョウサーである事が、歴史的考証によりほぼ確かめられている様である。即ち現代的な意味でのバレンタインデーは古文書の記録で見る限り1380年以降の出来事のようである。(ご参考にThe American Heritage Dictionary of the English Languageからの引用を記載しているので参考にされたい。)

さて常に歴史の言い伝え、伝説は不確かな事が多い様に、この聖バレンタインも実は諸説あり本当のところは、どの聖バレンタインを指しているのかは不明な様である。以下は皆さんへのご参考に、以前SIAで講演戴いた南山大学の神学者リチャード・ジップル神父(Dr. Richard F. Szippl)の1997年2月13日開催の第56回SIA国際フォーラム講演メモからの引用である。

聖バレンタインは以下の3人との節が有力である。
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1.聖バレンタイン司教(Bishop of Interamna)。秘密の結婚を司り、270年2月14日ローマ皇帝クローディアス2世の命により処刑された。

2.聖バレンタイン司祭(Priest of Rome)。自らの看守の盲目の娘を治療し、その家族をキリスト教に改宗させた。270年2月14日ローマ皇帝クローディアス2世の命により処刑された。

3.北アフリカの殉教者、聖バレンタイン
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因みに、ローマのカソリック教会のカレンダーからは1969年に2月11日のバレンタインデーは祭日(Celebration)からは外されたとの事。

更にリチャード・ジップル神父のお話では「バレンタインデーの習慣は次の2つの習慣が融合したものだと言われている。」とのこと。以下その2つを紹介すると、

1.2月15日の古代ローマのルーペカリア際(Lupercalia)が496年のゲラシアスローマ法王の命により置き換わった。因みに、ルーペカリア際とは豊穣の神の祭典。

2. 西ヨーロッパの民間伝承、即ち2月14日から鳥がつがい始めると言う民間伝承。この伝承はイギリス、フランス地域の伝承で、英国の詩人チョーサー(Chaucer)は、そのParliament of Fowlsの中でこの伝承に基づく文章をのこしている。
For this was sent on Seynt Valentyne's day
When every fowl cometh her to choose his mates

さて、私などは洋の東西を超えて、世界の習慣の類似性に常々驚かされる事が多いが、古来日本でも現在の2月、即ち陰暦一月を睦月と言って来た。睦月とは睦む月の意であると思われる。バレンタインの風習の意味合いと同意の様である。この様に事態を理解して行くと、神武天皇即位の日とされ2月11日も意外に、春の訪れを祝う風習と融合して、この日とされた気がしないでもない。

最後に参考に付言すれば、キリスト誕生の日とされる12月25日も冬至を経て太陽が復活する日からこの日となった様であり、実際のJesus Christ(イエス・キリスト)の生誕日は記録を遡ると紀元前数年前の春に誕生したと考証されている様である。SIA 佐々木 賢治

追伸:以下はThe American Heritage Dictionary of the EnglishLanguageからの引用です。
valentine (noun)
1. A sentimental or humorous greeting card sent to a sweetheart, friend, or family member, for example, on Saint Valentine's Day. A gift sent as token of love to one's sweetheart on Saint Valentine's Day.
2. A person singled out especially as one's sweetheart on Saint Valentine's Day.

Valentine
Saint fl. third century A.D. Roman Christian who according to tradition was martyred during the persecution of Christians by Emperor Claudius Ⅱ. Another martyr named Valentine, who was bishop of Terni, a region in present-day central Italy, has also been suggested as the aspiration for our modern feast of Saint Valentine's Day.

Word History
Geoffrey Chaucer should perhaps receive honor as the real Saint Valentine. Although reference books abound with mention of Roman festivals from which Valentine's Day -the day for lovers- may be derived, Jack B. Oruch has shown that Chaucer is most likely the first to link the saint's day with the custom of choosing sweethearts. No link between the day and lovers exists before the time of Chaucer and several literary contemporaries who also mention it, but after them the link become widespread, a circumstance that makes it seem likely that Chaucer, the most imaginative of the group, invented the tradition. The fullest and perhaps earliest description of the tradition occurs in Chaucer's

Parlement of Foules, composed around 1380, which takes place "on Seynt Valentynes day,/What every foul cometh there to choose his mate"

Geoffrey Chaucer (1340?-1400)
English poet regarded as the greatest literary figure of medieval England. His works include The book of Duchess (1369), Troilus and Criseyde (c. 1385), and his masterwork, The Canterbury Tales (1387-1400).
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valentine (noun)
1. A sentimental or humorous greeting card sent to a sweetheart, friend, or family member, for example, on Saint Valentine's Day. A gift sent as token of love to one's sweetheart on Saint Valentine's Day.
2. A person singled out especially as one's sweetheart on Saint Valentine's Day.

Valentine
Saint fl. third century A.D. Roman Christian who according to tradition was martyred during the persecution of Christians by Emperor Claudius Ⅱ. Another martyr named Valentine, who was bishop of Terni, a region in present-day central Italy, has also been suggested as the aspiration for our modern feast of Saint Valentine's Day.

Word History
Geoffrey Chaucer should perhaps receive honor as the real Saint Valentine. Although reference books abound with mention of Roman festivals from which Valentine's Day -the day for lovers- may be derived, Jack B. Oruch has shown that Chaucer is most likely the first to link the saint's day with the custom of choosing sweethearts. No link between the day and lovers exists before the time of Chaucer and several literary contemporaries who also mention it, but after them the link become widespread, a circumstance that makes it seem likely that Chaucer, the most imaginative of the group, invented the tradition. The fullest and perhaps earliest description of the tradition occurs in Chaucer's

Parlement of Foules, composed around 1380, which takes place "on Seynt Valentynes day,/What every foul cometh there to choose his mate"

Geoffrey Chaucer (1340?-1400)
English poet regarded as the greatest literary figure of medieval England. His works include The book of Duchess (1369), Troilus and Criseyde (c. 1385), and his masterwork, The Canterbury Tales (1387-1400).
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SIA評論年間講読希望(年6,480円)の方は連絡下さい。

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2015.01.29

SIA1月29日日経新聞朝刊全国版広告内容とSIA土曜塾

SIA土曜塾:会費2千円 要予約
1月31日18-19時半 名古屋
SIA後藤氏解放の可能性佐々木 賢治

SIA国際フォーラム第917-919回:英語講演質疑
1月31日ASEAN and its Partnership with Japan
2月 7日Israel and its Environment 1
4日Is ISIS a country, or religious fanatic?
受講生限定講座です。受講希望の方は連絡下さい。

2月23日19-21時 会場 東京 学士会館 310会議室
「東日本大震災における海上自衛隊の救援活動」
講師:前海上自衛隊横須賀地方総監 高嶋博視氏
(東日本大震災での救援活動に従事)
会費:2千円 要予約
siabest@sun-inet.or.jp 又は052‐566‐5526





SIAの国際人材教育講座紹介:英会話やリスニング、単なる英語教育では人材は育ちません。語学力の基礎を教え専門書を読ませ、各種問題について各国識者の講演、質疑を通じて人を育てています。経済学、宗教、自然科学、世界史、各国歴史・文化・経済を教えています。SIAで育った人材が各国・各分野で活躍しSIAの顧問先企業のプロジェクトや翻訳、通訳、教育を支えています。

こういった教育で育った人材は欧米だけでなくアジア・アフリカ事情にも通じ、判断力を向上させ、海外事情に疎いメディア報道(例:朝日等の従軍慰安婦報道、中日東京の風刺画報道等)の内容・信頼性を吟味できる人材が育っています。


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2015.01.23

150123-SIA評論:ISIS日本人拉致問題
2月23日19時- 東日本大震災講演会 東京学士会館
「東日本大震災における海上自衛隊の救援活動」
前横須賀地方総監(東日本大震災に従事)高嶋 博視氏

SIA国際フォーラム第916-919回予定:上級者対象
各国地域出身者の英語講演と質疑:3ヶ月税込64,800円
1月24日Brazil by Isis Amorim de Oliveira
31日ASEAN and its Partnership with Japan
2月 7日Introduction to Israel and its Environment
14日イスラム国(ISIS)


「イスラム国(ISIS)」と関係者とされる勢力による日本人二人の拘束と身代金要求交渉期限が本日1月23日2時半。既にその時間も過ぎたが、以下我々の見解をお伝えしたい。

その前に業務連絡です。例年、年度末に向かい翻訳その他急ぎの依頼を戴く事があります。アラビア語、ユダヤ語、ペルシャ語といった中東言語も含めあらゆる言語に対応していますのでお早めに連絡下さい。新年度の社員研修、教育受付中


150123-SIA評論:ISIS日本人拉致
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後藤氏の行動を高く評価する者として、悲痛な思いであるが、身代金支払には反対である。既に、SIA評論本年1月3日号でも情報提供し参考に供している様に、身代金支払は悪循環を招く。

西洋、中東の歴史を見れば捕虜、誘拐ビジネスが頻繁に行なわれて来た。この事についても、残念ながら日本のメディアや知識人には無知な人が多い。今回の事件を契機にそういった人々の無知が白日の下に晒されたが、自らの無知を隠蔽し責任逃れのために建前、理想論に終始し、何もしない評論家や知識人は困ったものである。事前にこういった危険性を知らせる先見や定見も無く自らの誤報や無知を隠蔽し権威維持のために辻褄を合わせようとするメディアが未だには多いのは実に困った存在であると常々憂慮して来た。

湯川さん救出に向かったと伝えられる後藤さんの残したメッセイジやこれまでの活動は、私の知る限りではシリア人、イスラム教信奉者も敬意を表し、感動している。その後藤氏を万一残忍なやり方で殺戮するとなると日本社会のみならず、イスラム圏も含め世界の多くの人々を敵に回す事は一目瞭然。そういった国際世論動向、政治情勢に疎いとするとISISの没落は目前に迫っており、年内には消滅の危険性に直面すると見ている。以上。佐々木 賢治
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1月24日-2月23日SIA土曜塾、SIA授業の一部告知


東日本大震災から間もなく4年。東京学士会館での公開講演会
2月23日19時-東日本大震災における海上自衛隊の救援活動」
前横須賀地方総監(東日本大震災に従事)高嶋 博視氏
参加費 2千円 要予約

SIA国際フォーラム第916-919回:毎週土曜日午後1時-
上級者対象講座:受講生募集中:3ヶ月税込64,800円
1月24日Brazil by Isis Amorim de Oliveira
31日ASEAN and its Partnership with Japan
2月 7日Introduction to Israel and its Environment
14日イスラム国(ISIS)


1月24日SIA中級時事英語討論:米国人RichiPorter担当
150124 Government Regulations for Bicyclists
The Japanese media reports that the government is finalizing new guidelines to encourage safer biking by bicyclists. In some instances an infraction could result in a fine. After attendees become more familiar with the guidelines, each will assess which: (1) should have the higher priority (2) would be the most fair and (3) show most promise of demonstrating effectiveness. In addition, are the regulations too many – or not enough? If the latter, what regulations are missing? This discussion will occur this Saturday at 3:00 PM.

初心者から基礎教育を行ない、世界と戦える人材を育てています。人材採用希望の企業も含めお問合せは佐々木までどうぞ。


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150103-SIA情報:人命尊重が増幅させる危険?:
中東紛争地2015年1月3日現地報告

此処のところ身の安全ということについて考えさせられる出来事が続いていている。本来のイエメン勤務から9月初旬フーシー派の首都制圧前にアンマンに避難し、状況の落ち着いた11月中旬イエメンに戻ったものの1か月少々でまたアンマンに戻る羽目になった。9月に避難した折の理由はフーシー派と政府軍が首都サナアで戦闘状態になった場合の被害を最小にすることが目的だった。特に政治的には中立の立場を取り、現場に居る外国人スタッフに欧米人の居ない私達(アフリカ系3名及び私)が直接狙われているわけではなく、むしろドサクサに紛れて略奪行為が起こった場合の懸念が主な理由だ。その為職員及び施設の安全にかかわる責任を負ったスタッフ2名を残して私ともう一名の外国人スタッフはイエメンを出た。もしこの安全担当が女性だったらどのような判断がされたかわからないが、残った2名は男性、そして退避したのは女性だ。

11月上旬首都の状況は落ち着いているとのことで私はサナアに戻ることを許されたのだが、この間も首都及び地方ではアルカイダとフーシー派の戦闘、南部の独立派の運動など事件は続いていた。ただ直接私たちの事務所宿舎が被害を受ける可能性が少ないと判断されたためだ。

予測できない危機 とはいえ私がサナアに戻ってからも治安状況は決して良い方向に向かっていたわけではない。地方ではアルカイダとフーシー派の抗争は続いていたし、南部の独立派、首都の反フーシー派のデモも続いていた。日本でも少し報道された12月3日のサナアのイラン大使の住居を狙った爆弾テロの現場は私の事務所から100メートルも離れていない場所だった。大地震を思わせる突然の爆音に一瞬事務所の建物が崩れるかと思ったほどだ。幸いスタッフ全員無事だったが、事務所の建物の現場の方向にある窓が被害を受けた。一応窓ガラスにはガラスの飛散を防ぐシートが貼ってあったため怪我人は出なかったが、窓の上にあるステンドグラスが一部粉々になった。伝統的にイエメンではちょっとした家の窓の上部には大抵カメリアと呼ばれるステンドグラスの飾りがあるのだ。このカメリアへの防護シートは張ることができず、手を打てないでいるうちに事件が起こったわけだ。一番被害がひどかった二階の部屋の窓は金属製の窓枠ごと落下した。現場近くの建物は今も窓ガラスが無くなった窓、湾曲した金属製の柵など爆発の爪痕がまだ残っている。この事件アルカイダが犯行声明を出したそうだが、情報源によって若干内容が異なるものの数名の死者と10数名の負傷者が出た。肝心の大使は不在で犠牲になったのは警備員の子ども、改修工事に来ていた業者と通行人親子という「運悪くたまたまその場に居た」一般人だったようだ。

また私たちにとってショックだったのは偶然パキスタンのペシャワールの学校をタリバンが襲撃し140名以上の生徒職員を殺害した同じ日、イエメンでもアルバイダ州でアルカイダがフーシー派を狙った爆弾テロを行った。彼らが標的にしたのはフーシー派の検問所だったのだが、現場をたまたまスクールバスが通り女子生徒が十数名死傷した。これも「運悪く事件に巻き込まれた」ケースだ。

私たちが直接標的にされていないとはいえ活動継続のためにはリスクを最小限にする必要がある。行動は控えめに、移動も最小限にし、その限られた移動もなるべく日時や経路を変更するなどの努力はしており、これで何かに巻き込まれたらそれは「運」だとしか言いようがないと思っていた。

しかしイエメンのアルカイダだけでなくイスラム国の拡大など中東での抗争が泥沼に向かう中で、私が「標的」になる可能性を持っているという判断が本部でなされた。知っていたことではあるが、改めて自覚させられたことと言っていいだろう。それが理由で私のアンマンへの再度の退避が決まった。日本人だということだ。

日本人であることのリスク なぜ日本人が狙われるかといえば「日本は人質に身代金を払う」という事実だ。本部責任者によればもイエメンでアルカイダの標的になるグループは高リスクのアメリカ、イギリス及びイスラエル、中リスクのイギリス以外のヨーロッパ、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、南アの白人、ラテンアメリカ、イラン、シーア派イラク人、湾岸諸国そして日本人及び韓国人、その他の国籍は低リスクになるのだそうだ。高リスクは言うまでもなく反アルカイダの姿勢を鮮明にしている国々、中リスクのグループには反アルカイダ的な立場をとる国と人質に身代金を払う国に分かれ、日本は後者にあたる。確かに20年ほど前カンボジアに駐在していた折日本大使館の方からも日本は身代金を払うことが知られているので誘拐される危険があるのを忘れないようにとの注意をいただいたことがあった。1977年のダッカ事件(日本赤軍による日航機ハイジャック事件、人質の身代金として660万米ドルが支払われ、超法規的措置により服役・勾留中の赤軍のメンバーが釈放された。)以来の日本の評判なのだろうか。直接私は記事を読んだわけではないが昨年12月1日のウォールストリートジャーナルの記事によるとイスラム国の人質の中で一番大きな割合を占めるのはフランス人で、これはフランスが身代金を支払うからだという。

日頃行動に相当な注意を払っているだけに今回本部の決定は大げさだとも思えるのだが、事が起こった時の影響・責任問題の大きさを考えると彼らの判断も仕方ない事だと納得するしかない。私にとって救いは、今担当している仕事はイエメンに信頼できるスタッフがおり、メールやスカイプで連絡を取りながらアンマンでもこなせるものがあること、そして短期とはいえイエメンに時々戻り仕事の調整や管理ができることである。ただこのためにかかる余分な費用も決して安いものではない。事件が起こることを考えれば安いものかもしれないが、安全は決して無料ではない。

自分と国を知ること 日本でも身代金目当ての誘拐はある。しかし以前何かで「身代金目当ての誘拐は割に合わない。」ということを聞いた。法治国家日本の警察の捜査・機動力も併せて考えるのならば「割に合わない」行為であり、大部分の日本人は自分及び家族が誘拐の標的になることなどまず考えないだろう。しかし世界の特に紛争地では誘拐はビジネス・あるいは自分たちの要求を通すための有効な手段だと考えているグループも多いのだ。そんな彼らにとって日本人は脅せば身代金を払う豊かな国から来た格好の標的と考えられても不思議はない。実際北朝鮮による日本人の拉致の一連の成り行きを見れば実は日本国内でもその危険は既に40年以上前からあったのだが、これを自分に起こりうることと意識している日本人がどれほどいるだろうか。

事故事件のニュースを見ると確かに「運」だとか「運命」というものは存在すると思う。しかし起こりうる事態を知り、不要な危険を回避、被害を最小限にする工夫努力をすることは責任ある大人として必要なことだ。ダッカ事件や北朝鮮の拉致事件が始まったころに比べれば私たちが海外に出る機会も、また海外から日本へ来る外国人も飛躍的に増えた。そんな中で好むと好まざるとにかかわらず自分の国がどのような立場にあり、そして自分たちがどのように見られているのかを知ることは重要なことだ。疑心暗鬼になって何もしないのはもったいない。しかし起こりうる事を想定し、安全を確保しながら仕事であれ観光であれ自分の目的を最大限に達成するバランス感覚を持ちたいと思う。(OG2003報告)
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参考資料写真2点は公開資料では省略
SIA評論年間購読料 税込6,480円


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2015.01.20

150120-SIA情報:大寒、リッター40K、ガロン100K
2,3月翻訳案件受付:欧米,中東,アジア・アフリカ各国語
佐々木インターナショナルアカデミー冬期英語講座
SIA国際フォーラム(国際コミュニケーション講座)日程
1月24日Brazil:1月31日ASEAN and ASEAN-Japan
(上記上級者対象講座受講生募集中:3ヶ月税込64,800円)


SIAの佐々木です。これからの一ヶ月間一番寒い時期ですので皆さん、健康に留意下さい。その中、明るい話は遂にリッター40キロに達する車が今秋登場するとの話し。今朝の読売の記事によると今秋発売のトヨタのプリウスが40キロ達成との事。


こういった議論を世界各国の人々と行うためにも重要なのはしっかりとした語学教育、翻訳・通訳支援、更に知識です。それをSIAは支援しています。以下ご参考。

150120-SIA情報:大寒、リッター40K、ガロン100K
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リッター40K、ガロン100K:リッター40キロに達する車が今秋登場するとの話し。1月20日読売朝刊の記事によると2015年秋発売のトヨタのプリウスが40キロ達成との事。2013年8月11日号SIA評論で触れた「130811-SIA-評論:1ガロン100マイルの時代」が間もなく到来である。リッター42.52キロとなるとガロン100マイル。後6.3%の燃費改善である。一番手の名乗りを挙げるのはマツダか、ホンダか、スズキか、トヨタか? 実に楽しみな話しである。


大寒、立春:赤穂浪士:本日1月20日大寒、本日から節分の2月3日の15日間が一番寒い時期、平均的に見れば一番寒さ対策が必要な時期と思われがちであるが、実際には2月4日の立春が年間で一番寒い日。立春の定義が、この日を境に暖かくなる日として決められ、その日立春としたからである。


因みに赤穂浪士の討入は、元禄15年12月14日(1703年1月30日)深夜の事。年間で一番寒い時期、1703年の立春(2月4日)の5日前の事である。しかも1703年は小氷期(14世紀半ばから19世紀半)の今よりも遥かに寒い期間の事であり、深夜に討入明け方まで続く。

こう見て来ると、赤穂浪士は周到な準備をしているが、どういう防寒対策を行なったか疑問が生れるが、未だ防寒対策について触れた記事、書籍を目にした事は無い。
(注:細かく言えば太陽の運行に基き暦が作られ、閏年等で調整されているので立春は2月3日や5日になる事があるが、2015年も1703年も立春は2月4日)
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基礎、初級から上級講座受講生募集中
佐々木インターナショナルアカデミー迄どうぞ
上級者対象読解、討論、翻訳・通訳、専門講座
留学講座:基礎講座、全日、TOEFL、GMAT

SIA国際フォーラム(国際コミュニケーション講座)
1月日程 24日Brazil:31日ASEAN and ASEAN-Japan
(上記上級者対象講座受講生募集中:3ヶ月税込64,800円)


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2015.01.12

SIA新春土曜塾:17日13時 矢島洋一氏 東京学士会館
「タイ経済とその周縁の状況:日系企業の動向」
SIA土曜塾20年の記録:医療現場から見た阪神大震災

佐々木インターナショナルアカデミー受講生募集


SIAの佐々木です。本日1月12日も18時迄営業中です。
各国言語、アジア・アフリカ諸国言語、ヘブライ、ペルシャ、アラビア語、各種マニュアル、登記簿謄本、学術論文、出版翻訳、各種通訳(逐次・同時通訳、通訳ガイド)にも対応。

恒例の一般公開SIA新春土曜塾 東京は1月17日13時より学士会館309号室で開催します。1月10日名古屋開催の水谷氏講演レジメご希望の方は連絡下さい。

1月17日13時-15時 会場 東京 学士会館 309会議室
タイ経済とその周縁の状況:日系企業の動向について
矢島洋一氏 JETROバンコック 前ビジネスサポートセンター長
一般参加費 2千円(要予約)(講演後懇親会:実費3千円程)


SIA土曜塾:21世紀問題研究会20年の記録第8回1995年4月15日講演記録「医療現場から見た阪神大震災」(陸上自衛隊第10師団司令部医務官(当時) 千先康二氏)の講演記録を以下掲載しますので是非ご覧下さい。


21世紀問題研究会第8回1995年4月15日「医療現場から見た阪神大震災」千先康二氏

21世紀問題研究会第8回1995年4月15日「医療現場から見た阪神大震災」千先康二氏


21世紀問題研究会08回950415資料-3

21世紀問題研究会08回950415資料-3


21世紀問題研究会08回950415資料-4

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21世紀問題研究会08回950415資料-5

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21世紀問題研究会08回950415資料-6

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