2012.08.26

国際交渉:有能な人材、翻訳、通訳者の必要性
ご参考 歴史的に見る1400年前の日中韓関係


SIAの佐々木です。本日も事務所にて国際業務に伴う翻訳、通訳、語学国際業務教育、相談に対応しています。

大学関係者の論文の翻訳・校正、ネイティブチェック、企業関係ではパンフレット等の各国語翻訳、契約書の見直し、国際会議のテープお起こしといった業務にも対応しています。


尖閣、竹島の領土問題については、戦後、特に独立回復以降の日本の歴代内閣、マスメディア、日本社会の対応のまずさに原因があります。中国、韓国側で針小棒大的に誇張。捏造された批判に安易な対応を行い、堂々と批判してこなかった対応に問題があります。SIAでは、欧米で出版された英語原書「20世紀の歴史」、「昭和天皇ヒロヒト」等で教育を進め、事実に立脚した情報に基づき、国際的に発信できる人材を育てています。皆さんの対外交渉にSIAのプロフェッショナルな翻訳、通訳をご利用下さい。

参考にSIA評論購読者に8月24日送信しました「国際化とは何か?第八回:国際化に伴い融合する社会の軋轢」の付録部分の一部、1400年前の日中韓関係を送ります。(SIA評論配信ご希望の方は連絡下さい。年間6,300円です)


歴史的に見る1400年前の日中韓関係
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聖徳太子の話としても有名な、7世紀初めの倭王から隋皇帝煬帝に宛てた国書は「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す。」とが書き出されていたと伝えられている。時は607年、第二回遣隋使派遣のときの話であり、この国書を持参したのは小野妹子と伝えられている。この時の経緯が実は、1400年後の2012年の日中、日韓関係にも付随するようで実に面白いので、以下ウイキペディア遣隋使の項より一部を引用し、参考に供します。

第二回遣隋使は、607年(推古15年)に小野妹子が大唐国に国書を持って派遣されたと日本書紀は記載している。倭王から隋皇帝煬帝に宛てたこの国書を見た煬帝は立腹し、外交担当官、鴻臚卿(こうろけい)に「無礼な蕃夷の書は今後自分に見せるな」と命じたという。(隋書)

この話は更に続き、「煬帝の家臣である裴世清を連れ、返書を持たされて帰国した小野妹子は、返書を百済に盗まれて無くしてしまった」と日本書紀に記録されている。しかし、煬帝からの返書は倭国を臣下扱いする物だったのでこれを見せて怒りを買う事を恐れた妹子が、返書を破棄してしまったのではないかとも推測されている。

ところが、斐世清が持ってきたとされる煬帝からの書は「日本書紀」にあり、これは倭皇となっており、倭王として臣下扱いする物ではないという。更に「日本書紀」に従えば、これに対する返書の書き出しも「東の天皇が敬いて西の皇帝に白す:東天皇敬白西皇帝」とある。

実に話はややこしいが、斐世清が持参した返書は「国書」であり、小野妹子が持たされた返書は「訓令書」ではないかと考えられ、これをもって天皇号の始まりとする説もある。

以上を改めて読み直し理解すると野田首相の親書を巡る、日韓政府の扱いはほとんど、1400年前の話に類似する。中国との関係においても我々が歴史から学べる事は多い。今の中国共産党政府のいう4千年、5千年に及ぶ歴史を持つ中国とは実は歴史上実在しない。現在の中国政府が主張する中国の領土とされる部分の大半を統治した政権との日本との歴史は実に示唆に富む。元(1271-1368年)、及びその帰属国高麗王朝の元寇(1274、1281年)。豊臣秀吉の李氏朝鮮と明との戦い(1592-98年)、日清戦争(1894-95年)。何れもそれぞれの時代最大級の戦いであった。共通するのは両当事国のいずれか一方の国では国内統一後間もないか、末期の戦いであり、やがて政権が傾いた事である。歴史を見る際重要な事は善悪ではなく、歴史上の動きにおける因果関係の理解と探求である。
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