2010.06.24

名古屋商工会議所 那古野2009年5月号国際ビジネスのコンビニ、翻訳、通訳、語学教育のご相談は国際ビジネスのプロフェッショナルハウスSIA!知恵袋400

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100624-SIA評論「6月25日早朝日本対デンマーク戦、参議院選挙公示」

SIAの佐々木です。本日は簡潔に6月25日早朝の「日本対デンマーク戦」及び本日公示された「参議院選挙公示」について触れます。先日6月18日にも触れた様にワールドカップは皆さんの関心も高く、ゲーム理論的分析の良い参考事例ですので本日も一般公開します。参議院選挙については、争点の整理と1,2のコメントです。

1100624-SIA評論「6月25日早朝日本対デンマーク戦、6月24日公示参議院選挙に思う」

6月25日早朝日本対デンマーク戦
昨晩6月23日の英国対スロベニア戦の最終盤の時間切れを狙った英国のしたたかさは未だ日本チームには無い。ほぼ同時並行的に進んだ米国の劇的なロスタイムでの得点勝利も、現状の日本チームでは可能性は否定できないが期待しない方が良い。

一番戦略的戦いの可能であった、第二戦オランダ戦の戦い方が守りから入った事から見て、少なくともデンマークは「日本は守備を固め、カウンター狙いで来る」との前提で選手を起用し、戦術を組んで来る。

今夜の「日本対デンマーク戦」、デンマーク勝利の確率は40%+、日本勝利の確率は30%-、引き分けの確率は30%前後。一次リーグ突破に関して云えば日本が若干有利。当日の選手の体調、どちらに最初の一点が何時入るかにより大きく左右される事は誰にでも解る。得失点差で日本が引き分けでも一次リーグ突破できる事から若干日本が有利である事も誰にでも解る。この結果が六四で日本有利となる事も上記前提に立てば明白である。しかし、これ程有利とは思わない。

ただし、上記以外の日本に有利な要素が若干ある。?ワールドカップ前の低迷を脱し、上昇基調にある。?第二戦試合開始時間が7時間早く、デンマークはカメルーンとの激戦の後であるため、日本選手の方が体調回復している。?高地であるため、共に同じ高地対策を行なっているとすれば、平地での試合よりも想定外の事が起き易く、疲労も蓄積され易いため、日本が戦略を間違えなければ、前半から攻勢を掛け勝たざる得ないデンマークにマイナスに働く。

以上の理由から日本が若干有利に展開し、一次リーグ突破の可能性が高いと見ている。
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6月24日参議院選挙公示日
本日、政党関係者、候補者の身内を除いては、ワールドカップ日本対デンマーク戦の陰に隠れてしまったかの様に見える今回の参議院選挙。

私は今後の日本を考える上で重要な争点は以下の5点であると思う。
1.沖縄米軍基地問題、日本の安全保障問題
2.日本の景気対策
3.財政赤字問題
4.消費税、年金、国民福祉問題
5.国家像 「官僚、政治家、国民の関係:政治主導と大きな政府、小さな政府」


沖縄米軍基地問題、日本の安全保障問題
沖縄米軍基地問題で鳩山氏首相辞任。米軍沖縄基地問題ではない、沖縄米軍基地問題である。一番マスコミが着目する公示前日6月23日は皮肉な事に65年前、沖縄で繰り広げられた激しい地上戦が事実上終結した日である。私にはいつも不思議でならない事がある。沖縄問題が取り上げられると沖縄市民の犠牲者は声高く絶叫されるが、軍人の戦死者についてはほとんど語られる事が無いことである。「日本側の死者・行方不明者は18万8136人、内9万4000人が民間人」であるとされているので軍人の死者が若干でも多かった事になる。広島原爆、長崎原爆、東京大空襲でも圧倒的死者は民間人である。ほとんど軍人は死んでいない。郷里を離れ沖縄を守り、日本を守るために沖縄の地で亡くなった軍人に対する慰霊の気持ちがもっと大きく語られて良いと思う。

東南アジアの地政学的情勢を考えれば、沖縄が軍事戦略的な最重要地点である事は明らかであり、だからこそ、日露戦争以降に確定された日本領土の中で、ソビエトの日ソ不可侵条約を無視した軍事侵略を除けば唯一の地上戦を沖縄は経験したのである。又米国は沖縄在の米軍基地を手放さなかったのである。しかし、米国の軍事戦略変更により沖縄米軍の一部グアム移転により沖縄駐留米軍兵士削減の可能性が生れているにも関わらず、それを受け入れ様とする地域は日本に何処も無い。私はここに本当の意味での沖縄の人々の不満が隠されていると見ている。

日本の景気対策、財政赤字問題、「消費税、年金、国民福祉問題」
2、3の日本の景気対策、財政赤字問題についてはこれまで21世紀問題研究会、その他SIA評論でも取り上げているので本日は割愛するが、各政党のスローガンは信じない方が良い。4の年金、消費税、国民福祉問題についてもこれまで私自身の過去の選挙で年金問題は管理運用の問題である事を指摘し、SIA経済フォーラム、その他で議論してきたので割愛するが、同様に毎回言辞の変わる各政党の言葉は余り信用しない方が良い。よく調べると自民、民主といった各政党のこの問題に対する発言は、沖縄問題に対する鳩山前首相、現菅首相以上に年々振れており、時々の思いつきに過ぎない事が多い。年金問題が騒がれた際、年金を払っていなかった政治家名を再度思い起こして欲しい。

国家像「官僚、政治家、国民の関係:政治主導と大きな政府、小さな政府」
最後に、政治主導、脱官僚問題が大きく議論されているので、この点に触れ終わりとしたい。政治主導、脱官僚が大きく叫ばれているが、政治主導で国家を統治してゆくには効率的、かつ優秀な官僚機構が必要である。その効率的、かつ優秀な官僚組織を率い、政治主導を発揮するには優秀な政治家が必要である。しかし、現状そういった政治家は皆無といってもよい。ここ4,5年の日本の首相がその証明となる好事例である。そういった自国民すら失笑を禁じえない、無知と指導力の無さを露呈した現在の日本の国会議員の中の優秀とされる各党指導者では、政治主導、脱官僚が可能とは思えない。政治主導とは裏返せば、政治家に権力と力を与え、彼等の判断、恣意のままに日本を動かすという事である。健康で活力旺盛な国民が、国に助けを求め始めたら、国は滅ぶ。

ここに、私は日本国民の危惧と悩みがあると思う。しかし、そういった政治家をこれまで選んできたのは日本国民である。先日皆さんに公開した6月18日のSIA評論で述べた何事においても人や組織を育てるには「試練、目の肥えた観客、適切な批判のできるマスメディア」が必要である。今我々に問われているのは、我々国民の資質であり、マスコミであり、政治家では無い。健康で活力旺盛であるべき国民が、国に助けを求め始めたら、国は滅ばざるを得ないのである。
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SIA国際業務を通じた日本企業の支援、国際戦略相談、翻訳、通訳を通じて日本社会、国に奉仕し、語学教育、国際人材育成を通して未来の日本建設に邁進するよう心掛けています。


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佐々木 賢治
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