2010.09.14

那古野2010年5月号 大 国際ビジネスのコンビニ、翻訳、通訳、語学教育のご相談は国際ビジネスのプロフェッショナルハウスSIA

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100914-SIA評論民主党代表選挙:民主党代表選挙 菅氏勝利+参考資料
菅氏勝利:菅氏721票(国会議員票 206名 412票)対小沢氏491票(国会議員票 200名 400票)

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民主党代表選挙選を返り見て:
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前鳩山首相の日本語の誤用から選挙戦の号砲が鳴った、民主党代表選挙。国の代表を経験した人物にはせめて、大義と義理人情、私情、貸し借りの清算といった言葉と、大儀との違いくらいは自覚してもらいたいものである。それ以上に驚きもし、残念に思ったのはこの言葉の誤用と自分が国家であるがごとき(私情を大義とする)誤用を厳しく叱責するテレビ、新聞と云ったマスメディアが日本に存在しなかった事である。

しかし、選挙は選挙である。当事者としては勝たねばならないであろうが、公職である。国民のための政策提案、リーダーシップ、責任感の無い人物が単に権力のための権力争いをされた日には、応仁の乱の様に国は乱れ、国際競争に曝される国民はたまったものではないとの思いも含めて今回の動きを追いもし、聞いた。

さて2時からの民主党代表選挙を時間の関係で一部であったが両候補の演説を聞いた。

演説だけで評すれば、小沢氏の演説に心が動かされた。我々の判断では演説については小沢氏の勝ちである。菅氏はほどんどが原稿に目を落とし読むだけの印象を与え、強いリーダーシップを感じる事は出来なかった。ただ、堂々と代表選挙で各15分間意見を述べる方式が確立した事は日本の今後の政治制度にとって大きな前進となったと評価している。

ただし気になる点が無いでもない。

二人の演説終了後の司会者の言葉が、最近良く見かける結婚式場のありきたりの新郎新婦を礼賛する司会者の言葉に非常に類似していた事。

両候補ともお互いに「夢」と言葉を何度も使ったが、あの有名なマーティン・ルーサー・キング牧師の1963年8月28日の米国ワシントンDCのリンカーン記念堂前での演説(I have a dream)を真似たものであろう。しかし彼等の夢という言葉にはマーティン・ルーサー・キング牧師の生命を賭した使命感も情熱もリーダーシップも、聞いている私たちには感じる事は出来なかった。

米国では4年毎の大統領候補指名党大会後は、民主、共和両党共に党支持率は上昇するものである。一番悔しい思いで今回の代表選挙を見つめていたのは自民党関係者である事は間違いないであろう。今回の結果に日本の国民世論がどう反応するかは私にも大変気になるところである。尖閣諸島問題、沖縄基地問題、未だ解決せぬ北方領土問題、国連安全保障委員会常任理事国入り問題、経済問題のみならず難問山積みである。
以上。2010年午後3時40分
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以下、2010年9月14日午後2時10分に発信したものです。ご覧下さい。

----- Original Message -----
Sent: Tuesday, September 14, 2010 2:10 PM
Subject: 100914-SIA評論民主党代表選挙の真の勝利者:参考資料:民主党代表選挙

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100914-SIA評論民主党代表選挙の真の勝利者:参考資料:民主党代表選挙 午後2時10分発信

SIAの佐々木です。いよいよ、本日午後2時より民主党代表選の国会議員投票が行なわれます。アンケートに対して思った以上に多くの方に回答を戴きました。

しかし、意見は個々人によりあまりに大きく違い、未だ全集計に至っていません。ただし本日2時からの代表候補者への支持率で言えば、約4割強が菅氏支持。小沢氏支持は2割弱、4割がコップの中の嵐、劇場劇に過ぎないといった否定的意見です。

以下、宇田司郎氏のコメントです。
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先ずマスコミ報道を通じてみる限り菅氏の当選は硬いと見るのが一般的。他に根拠が無い場合はこれに従うしかない。そこで状況を冷静に見るために9年は前に時計を戻す。その理由は当時の自民党の主流派閥が支援した橋本氏の敗北と今回の民主党小沢氏の戦略は非常に類似しているからである。

鳩山、小沢両派閥+旧社会党系(輿石氏)で小沢氏陣営は勝利を確信していたはずである。三派で200名を超える議員数。菅、前原、野田派で合せて120名、本来菅首相側が勝てる戦況ではないはずであった。更に小沢氏は民主党支持団体を固めていた。負けるはずが無い選挙であった。しかし、旧田中派が推し進めた小選挙区選挙が旧田中派の橋本氏を敗れさせ、小沢氏を想定以上の窮地に追い込んでいる。

もし違いがあるとすれば、今回の代表選挙は次回の参議院選挙、衆議院選挙まで3年あり、国会議員は小選挙区制といえども現時点では3年先の選挙であり、世論を顧慮する必要性に乏しい事だけである。

今回の選挙結果がどちらに傾くにしろ真の勝者は、派閥次元で言えば前原氏の勝利に尽きる。小沢氏の敗北である。仮に小沢氏が勝利を治めても今後の国会対策が立ち行かず、前原氏を初めとする菅陣営の自民党との連合も多いにありうると見ている。以上。(2010年9月14日宇田司郎)
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SIA評論: 自民党総裁選:小泉氏勝利と衆議院小選挙区制度

2001年4月24日 午後3時半 筆者:宇田司郎
本日4月24日午後2時前に行われた自民党総裁選挙で小泉氏は圧倒的勝利をおさめた。開票結果は以下の通りである。

小泉純一郎 298票
橋本龍太郎 155票
麻生 太郎  31票
無効票     3票
総投票数  487票

いよいよ小泉自民党総裁の誕生であり、小泉首相の誕生となった。今回の自民党の総裁選挙ほど、面白く且つ不可思議なものはない。なぜ橋本氏が破れたかであり、何故小泉氏が勝ったかである?勿論小泉氏の国民的人気、橋本氏の不人気、現在の日本政治に対する逼迫感に一因があるが、もう一つの理由は結論から言えば衆議院の小選挙区制度にその原因がある。1994年の公職選挙法改正によって導入された衆議院小選挙区制である。

マスコミ論調、一般国民の意識としては世論の力であり、当然の結果でろう。しかし旧田中派の流れを汲む橋本派の面々には信じ難い現象であろう? 今回の結果は単に小泉人気だけによるのではない。今回の総裁選挙において党員投票、予備選挙が重要な役割を果たした事は事実である。しかし、かっては河本氏が日大OBを中心に膨大な数の党員を集めたが、党員投票でも大敗を喫している。最後の投票段階で田中派の組織力に破れたのである。その違いは小泉人気もあるが、現在の国会議員の選挙制度にある。

(中略)

しかし、それにつけてもやはり橋本派の体質を垣間見せたのは、野中氏の発言であった。総裁選挙の最中に、堀内派の支持と引き替えに選挙の議長役である古賀幹事長の留任を打ち出し、報奨人事買収工作を声高に始めた事である。「傲慢なり野中」と言った叫びが当方に迄届いた程である。野中氏が京都で蜷川府知事に対して対決する事で頭角を表した事は良く知られている。京都府庁における蜷川知事、共産党、その支配下の労働組合による横暴は私自身も直接、京都市長選等を通じて目撃した。その功績、泥をかぶる決断力、実行力は評価するが、田中氏の流れを汲む公共工事、利権を後ろ盾とした政治が過去10年の日本の経済を停滞させ、未だに社会的混乱と不安を引き起こしている政治的責任を野中氏を初めとする、旧田中派、建設族議員は自覚すべきである。“君、国売りたもう事なかれ!”である。

景気浮揚策を建前として、一部業界、企業救済策は目に余るものがあり、日本の国家財政に混乱を引き起こし、日本の経済的活力を奪ってきた政策と決別すべきである。この意味において、“ばらまき”とパフォーマンスに終始した故小渕元総理の罪は実に重いものがある。

小泉氏の今回の総裁選期間中の発言を引用すれば、日本が貧困に喘いでいた戦後復興期には政府は無借金で諸施策を講じて来た。繁栄を迎えた1964年の東京オリンピック以降政府は借金を始め、最初の100兆円の借入残高を作るのに18年、200兆円に達するのに更に11年、100兆円増やし300兆円に達するのに5年、更にわずか3年で100兆円増加し400兆円に達しようとしている。豊になれば成る程、金の亡者となると言うが、豊になるに連れ、借金を増やして来たのは田中派を中心とする勢力であり、又それを支えた国民であった事を我々は反省し、思い切った体質の変換を図るべきである。

しかし歴史とは、人の運命とは実に皮肉なものと改めて思うしだいである。橋本氏は私の見るところ、かって最も非派閥的、派閥政治を嫌った人物であり、小泉氏は反田中派の急先鋒、闘将であり実に派閥的な政治家であったと思っているからである。長きに渡り日本社会、日本人は政治に利権を求め過ぎて来た。他人の金で金儲けしようとする体質は、残念ながら善良を自称する有権者、小市民に至るまで蔓延している。この結果が財政赤字であり、不良債権の実質的な国家救済となっている事を果たして日本国民は自覚しているのであろうか? 小泉氏の蛮勇に期待すると同時に国民の理解を求める次第である。

かって若き、アメリカのリーダー、ジョン・エフ・ケネディーは1961年1月の就任演説で国民に呼び掛けている。「国家に何をしてくれるかを求めるのでは無く、国家に何が出来るかを考えて欲しい」 “My Fellow Americans: ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country.” 以上。
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以上、ご参考になれば幸いです。社会性を考慮し本日のSIA評論を購読者以外の方にも公開しましたが、今後定期購読希望(年会費6千円)の方は連絡下さい.。


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佐々木 賢治
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