2011.01.01

ちょっと困ったときの国際ビジネス、翻訳、通訳、語学教育のご相談はSIA

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SIAの佐々木です。2010年もお世話になりました。12月18日に纏めました101218-SIA評論を分割し、三回に別け送ります。今回の評論は、「日本の将来、世界にとって歴史観が重要である事、又国際化が歴史の必然である事、国際化とは何か、なぜ必然であるか」について纏めたものであり、今後10年、20年を俯瞰した物です。ご参考になれば幸いです。

101218-SIA評論自体は数回に渡り2011年連載予定の第一回、序論を為す物ですが以下の項目に分かれています。本日お送りするのは近代産業革命の部分のみです。(101218-SIA評論「2011-2020年の世界と日本:明日への指針と展望」は既に先週末、SIA評論購読者に送付済みのものです。今回はその一部一般公開です。講読ご希望の方は連絡下さい。)

101218-SIA評論「2011-2020年の世界と日本:明日への指針と展望」
?近代産業革命:規模の経済(Economies of scale)が推進したアジアの植民地化と成長

?北朝鮮核問題:なぜ、北朝鮮は核武装に固執するか? その理由と可能な防止策はあるか?

?中国の将来と民主化:中国の民主化と中国連邦の崩壊


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101218-SIA評論「2011-2020年の世界と日本:明日への指針と展望」その1
21世紀に入り、早くも10年が経過した。この10年、21世紀はアジアの世紀である事を証明した10年であった。アジア諸国、特にアジアの人口大国中国、インド、インドネシアの存在感が強まった10年であった。

近代産業革命:規模の経済(Economies of scale)が推進したアジアの植民地化と成長

近代産業革命以降、交通輸送革命、通信革命により世界経済の一体化は革命的に進んでいる。先月号では、こういった認識、歴史観に基づき「イギリス産業革命時代(1760年代-1830年代)のイギリスと日本の高度経済成長期(1955年-1973年)の繁栄と照らし合わせ、その歴史から学ぶ時、明日へのヒントが見えて来ると思ってる。必要な事は、新しい視点と洞察力と新たな挑戦を行う勇気と行動力である。」と述べた。イギリス産業革命時代(1760年代-1830年代)、日本の高度経済成長期(1955年-1973年)を支え、歴史を動かして来た大きな要因は単に生産現場(工場)での産業革命ではだけでは無い。低価格で大量生産された物資を低コストで大量に運ぶ事を可能にした鉄道網拡大、鉄鋼製大型輸送船、更には自動車の普及と道路網の充実によってもたらされた輸送革命であり、又19世紀に生れ20世紀に全世界に普及し花開いた電信電話通信革命であった。

この事により当初は単なる生産現場での大量生産、低コスト生産に過ぎなかった規模の経済(Economies of scale)が全世界を飲み込み始めたのである。当初、先行者利潤を欲しいままにした欧米先進国諸国は、近代産業革命がもたらした富国強兵政策により、アジア、アフリカ、南北アメリカ大陸を軍事力で席巻し、世界に多くの植民地国を作り上げた。その、基本的メカニズムは資本主義社会の持つ競争原理、及びその競争を促進しかつ競争の結果更に強化された規模の経済(Economies of scale)であった。一言説明を加えれば規模の経済(Economies of scale)とは大規模生産の持つ経済性であり、規模を拡大する事による生産性の上昇、コスト低減を表す言葉である。

この究極の規模の経済(Economies of scale)、大規模生産の持つ経済性がこれまで約3世紀に渡り虐げられて来た世界の人口密集地、アジア諸国、特に中国、インド、インドネシアの存在感を高めているのは歴史の皮肉である。面白い事にこの三国は共に人口大国(国際連合の「世界の人口推計(2008年度版)」の推計に基づくと2009年推定で中国は人口13億53百万で第一位、インドは11億98百万で第二位、米国が3億15百万で第三位、第四位は2億30百万のインドネシアである。)であり、アジア中央部に位置している点で類似している。しかし、お互いの社会制度、経済システム、宗教は大きく異なり、躍動する混沌の中にある21世紀初頭のアジアを象徴している。注目すべきは、現在世界の注目を集めているこの三国が上記の点で相互に相違するだけでなく、それぞれその周辺諸国とも宗教的、文化的には大きく異なっている点である。
これまで、アジアの東端にあり、欧米植民地主義の拡大、欧米優位の文化意識にアジア最後の礎となって来た19世紀半ば以来の日本の歴史的役割は既に終焉したといっても良い。これがアジア、世界、日本の2010年末、2010年代初頭の時代風景である。この歴史認識に従い、今後数回に渡り分析を進めて行く予定であるが、先ずは愁眉の急を告げているかに見える問題点を指摘するに留める。

その問題とは北朝鮮の核、中国の民主化、両国の政治体制問題である。

以下

?北朝鮮核問題:なぜ、北朝鮮は核武装に固執するか? その理由と可能な防止策はあるか?
?中国の将来と民主化:中国の民主化と中国連邦の崩壊
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以上、ご参考になれば幸いです。ご意見、ご質問がありましたらお寄せ下さい。


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佐々木 賢治
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