2013.11.17

131117-SIA評論:2013年11月17日(公開版)
桜木稲沢市市議会議員中国で拘束の件第二回


桜木琢磨稲沢市市議会議員について中国で拘束の情報が大々的に報道されて3日目となった。

各種マスメディア報道を引用すると中国外務省・洪磊副報道局長が「10月31日、日本人旅行者、桜木琢磨が広州白雲空港で麻薬を持って出国しようとしたため、中国の公安機構に刑事拘留された。現在、広東省の留置場に身柄が置かれている」と発表したとなっている。

その量はその後の報道も含めて確認すると3.3キロである。ナイジェリア人から受け取ったサンプルの靴が入っていたスーツケースに入っていたと報じられている。

上記が事実とするならば、洪磊副報道局長が述べた様に桜木氏は出国しようとしていたのであるから、報道されている日本での日程も含めて考えるとこの荷物は日本へ持込が予定されていた事となる。

もしこれまでの中国外務省の発表、その他報道が事実とすると、中国が早急に現時点での情報を日本政府に公開提示し、日本政府に国内での捜査を任せればその確認をする事が出来るはずである。これだけの量である、必ずその受取人が存在し、事実確認を行う事が可能なはずである。しかし、中国は今の所、その詳細を公表していない。捜査は桜木市議を拘束した広東省広州の白雲空港公安局が担当しているが、同局は「拘束時の詳しい状況については現在捜査中で必要な時が来れば公表する」としている。

もしこの事件に中国国内の人間が関わり、桜木氏を利用し貶めるためであるとすれば、時間の経過と共に国外での受取者は跡形も無く逃亡し国外の政府機関の捜査は困難を極めることになる。

日本政府として早急に「拘束時の状況、及び取り調べにおける桜木氏の発言内容の開示」を求め、又再度桜木氏への面会を求めるべきであると考えている。私の知人は「中国では何が起こっても不思議ではない国である」との忠告をしている。

実際、尖閣諸島での中国漁船拿捕後の中国国内での反応やその際の中国政府によるフジタの日本人社員4人拘束と言った経緯を見れば、今尚、中国が法治の国とは程遠い状況にある事は容易に想像が付く。

私の知る桜木琢磨氏は70歳という年齢には似合わないほど元気で若者の様な情熱と正義感をお持ちの方である。しかし、既に拘束されて18日、当然弁護士その他の接見もない。

そのためにも、日頃の桜木氏の考え方、人柄を知るものとして早急な事実関係の開示と真実を求めるものである。(佐々木 賢治筆)


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