2009.03.24

世界で戦う日本人、企業、組織を名古屋から支援するプロフェッショナルハウスSIA

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第二回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック(World Baseball Classic)は、北米・中南米・東アジア・欧州・アフリカ・豪州から合計16の国と地域が参加する、野球の国際大会)もいよいよ決勝戦を残すのみ。

日本と韓国が勝ち進み、日本時間の明日3月24日決勝戦となる。米国での2次リーグ、現地時間一昨日3月21日より始まったそれに引き続く決勝トーナメントを見ても米国国内は今一つ盛り上がりに欠けている。騒いでいるのは、日本と韓国だけではないかと思う。

このため、本当に面白いのは場外での野村さんと城島選手の舌戦である。因みにこの文章を書きながら今、「野村さんと城島選手の舌戦」でインターネットのグーグルで検索を掛けたら、「野村さんと城島選手の舌戦のニュース検索結果」の表題で大変多くのサイトがリストされている。

どうも、私と同じ視点で楽しんでいる人が多いようである。両者の細かい言葉の端々には私は関心がない。交渉戦略、国家間、企業間の戦い、交渉といった観点から、一つ私なりに野村監督と城島選手の舌戦なる物を見る事にする。

野村さんの言葉に「勝ちに不思議な勝ち有り、負けに不思議な負け無し。」という言葉がある。少なくとも広くこの言葉が世に伝えられているのは、多くの人が共感するからであろう。所詮私達は、大方の場合いかなる名言もそれを伝える仲介者無しには、耳にする事ができず評価できないのである。

この限界を自覚しつつ、以下私の意見である。やはり、野村さんの言う如く、城島選手はバカだと何度となく思った。得意げに日本のマスコミに自らの「賢(さか)しらさ」をひけらかす事によって、戦いを不利にしている発言を幾度も新聞記事で目にしたからである。

その一。東北楽天ゴールデンイーグルスの岩隈 久志選手が好投した現地時間3月18日のキューバ戦。翌日の日本の新聞朝刊(3月20日付)を見ると、日経新聞や中日新聞に“最大のピンチとなった四回の2死一、三塁の場面では捕手城島と一芝居うった。ここは三振がほしい。となると最後はフォークボールとなるが、その「落ち」は相手も当然予想してくる。そこで追い込んだところで「サインに首を振らせた」と城島。岩隈も見事な演技で2度、3度と首を振る。”とある。思わず私は、このアホがと絶句した。

その二。実は時系列では、「その一」の前の出来事である。城島選手は、3月9日の岩隈選手が先発し敗れた日韓第二戦の後、次の日韓戦に備えるためあの選手には今日ここにボウルを投げさせておいたと述べ記事になった。実にアホである。物の見事日韓第三戦、城島がマスクをかぶったが負けている。こういった発言をチャラチャラとする様では、不思議な勝ちはあっても、不思議な負けはなくなる。度々引用される城島の発言を読んでいると、裏の裏を掻くために行っている高等戦術発言とは思えない。自己の「賢しらさ」を吹聴している発言の様である。これも米国流、海外で生きて行くための知恵とかばう必要はなく、バカと言えばよい。

それにつけても、明日の日韓決勝、怖いのは金寅植監督である。日本に勝った時ですら、記者会見で「技術的には日本が上だが、野球は強い物が必ず勝つものではない」と述べている。日本向けの発言とは思えない。「敵を知り己を知るもの百戦危うからず」(孫子)を熟知した知将と思えてならない。

自分のキャリアと祖国での名声を両天秤に掛けながら戦うプロ野球選手。米国民が燃えていない米国で、一流の米国選手が結集して最善を競うとは思えない。計算に合わないからである。対日本戦となるといやが上にも燃え上がる韓国。韓国プロリーグの給与、日本プロリーグの給与、米国大リーグの給与と母国における名声。これを掛けて戦う韓国は強い。本日3月23日の日経朝刊の米国戦を前にした「きょう米と準決勝」、「細かい野球 思想も激突」、「城島がかぎ握る」と見出しのついた記事、“頭脳比べなら負けないという日本の伝統を示せるかどうか”とあるが、果たして明日3月24日(現地時間3月23日)の日韓決勝戦、勝てるのか否か。 野村さんの言葉に「勝ちに不思議な勝ち有り、負けに不思議な負け無し。」を思い出す。イチローの沈黙に掛かっているのか?(090323-SIA評論文責 宇田 司郎)


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