2009.04.23

SIA:国際ビジネスの知恵袋

SIA:国際ビジネスの知恵袋

090423-SIA評論:名古屋市長選挙と閉塞感漂う日本社会

今回の名古屋市長選挙、名古屋市長選としては久しぶりの本格的な選挙戦となった。しかし、いろいろな人々がいろいろな応援意見を述べ選挙戦を繰り広げているが、その割に地元の各市議会議員、各県会議員の動きは今一つといった言葉も耳にする。労働組合の動きも今一つである。

中央の政治絡みの思惑も見え隠れする。現在日本中が、閉塞感に打ち拉がれている中、自民党、公明党は中央政府の官僚OB、細川氏を担ぎ出し、方や民主党は名古屋選出の衆議院議員を長年勤めてきたを河村氏が政治生命を掛けて出馬するも、当初はこれまでの様々な経緯からか民主党名古屋市議団、愛知県会議員団が反対するといった事態。河村氏の「議員は歳費をもらい過ぎ」といった日頃の発言がその理由の一つである事は間違いないであろう。自治労、市議、県議といった名古屋市職員、市政関係者の微妙な思いも一部伝わってくる。又財界や県関係者にはお上、中央官庁への思惑も垣間見える。

しかし、ここはやはり名古屋を第一に考え候補者を選ぶのが地方自治の本筋であり、その事が回り回って名古屋の存在感を世に問う事になる。今の日本に必要なのは政府頼りを廃して、自らが自らの英知と努力で困難を克服する自立心である。名古屋に中央官庁との繋がりを象徴する様な人物を市長とする必要は無い。

宮崎の東国原英夫(ひがしこくばる ひでお)知事、大阪の橋下 徹(はしもと とおる)知事、東京の石原慎太郎(いしはら しんたろう)知事、実に個性的で地方自治を実感できる首長である。

方や愛知県、名古屋市は長らく没個性的な県知事、市長が続き、当地の存在感を示すには今一つの首長が続いて来た印象は否めない。閉塞感漂う日本に衝撃を与え、一つの選択肢を示す地方自治を名古屋で推し進めてよい時期に来ていると思う。今日本社会が必要としているのは、地方からの試行錯誤、改革である。

現在進んでいる名古屋市長選挙で有力候補といわれる細川、河村の両氏を比較すると細川氏では名古屋がスモール東京、スモール大阪となってしまう様な気がしてならない。ここは、河村氏の泥臭さと既得権益者を敵に回して戦いを挑む勇気、行動力、自ら痛みを分かち合い、血を流しても経費を削減し名古屋を活性化しようとする意欲を評価し4年間市政を任せてみたいと私は思っている。しかし、名古屋の市政を選択するのは名古屋市民一人一人の総意であり、名古屋市民の選択を見守りたい。(文責 宇田司郎)


佐々木 賢治
SIA Inc. Sasaki International Academy

国際ビジネス、翻訳、通訳、語学教育のご相談は
国際ビジネスのプロフェッショナルハウスSIA!
佐々木インターナショナルアカデミーへ!

**********************
国際ビジネス、語学のプロフェッショナルハウス
佐々木インターナショナルアカデミー
453-0015 名古屋市中村区椿町17-15
ユース丸悦ビル5階
Tel 052-452-5526 Fax 052-452-5536
siabest@sun-inet.or.jp
http://www.sasaki-international-academy.com/
★ 語学教育、翻訳・通訳、国際ビジネスはSIA ★
**********************



PHOTO

RSS2.0

login

a-blog cms