2010.04.25

佐々木インターナショナルアカデミーの教育哲学とモットー

佐々木インターナショナルアカデミーの教育哲学とモットー

日本の英語学習について様々な批判と意見があります。最近では小学校の英語教育導入、その他いろいろな動きがあります。佐々木インターナショナルアカデミーでは、1994年開講以来英語教育の実践を行なっています。その中で育った人材を招き様々な講演議題で定期的にSIAOBフォーラムと称して講演会を開催しています。皆さんの英語学習の参考に、又国際知識の向上にお役立て下さい。今回は英語検定試験について議題を絞りました。

SIAOBフォーラム 英検一級合格法
2010年4月25日午後1時-2時半
英語学習法:英検一級合格法
講師 長谷川奈緒美
会場 佐々木インターナショナルアカデミー
参加費 千円 要予約


講師略歴:愛知県江南市生まれ。三重県立桑名高等学校、南山大学外国語学部イスパニヤ科
(現スペイン・ラテンアメリカ学科)卒。株式会社トーメン(現在の豊田通商株式会社)名古屋建設部、1998年佐々木インターナショナルアカデミーで英語学習開始、株式会社インターグループ翻訳製作部勤務を経て2005年よりSIA翻訳担当。

翻訳者としての主な実績:中日新聞社発行The Tokyo Weekly英文編集、中部経済産業局パンフレット英語版、名古屋市立大学芸術工学部パンフレット英語版、名古屋コンベンションビューローホームページ内英語版観光情報
英検一級、TOEIC 950
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国際ビジネスのコンビニ、プロフェッショナルハウスSIA

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佐々木インターナショナルアカデミー(各国言語教育、国際部門人材教育)ではSIA(翻訳、通訳、国際ビジネスのプロフェッショナルハウス)と連携して実際の国際交渉、翻訳、通訳の現場で必要とされる語学力、知識を教育にフィードバックし教育に役立てています。

佐々木 賢治
SIA Inc. Sasaki International Academy


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国際ビジネス、語学のプロフェッショナルハウス
佐々木インターナショナルアカデミー
453-0015 名古屋市中村区椿町17-15
ユース丸悦ビル5階
Tel 052-452-5526 Fax 052-452-5536
siabest@sun-inet.or.jp
http://www.sasaki-international-academy.com/
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2010.04.23

佐々木インターナショナルアカデミー:教育モットーと哲学

佐々木インターナショナルアカデミー:教育モットーと哲学

第63期目の佐々木インターナショナルアカデミーの開講済み講座、及び開講予定講座から説明します。

米国で環境意識向上へと繋がった1962年世に出たRachel Carson(レイチェル・カーソン)のSilent Spring(沈黙の春)、及びスターリンの強圧的共産主義を批判し1945年世に出た文学作品George Orwell(ジョージ・オゥエル)のAnimal Farm(動物農園)の原書読解講座開講。

更に自然科学、社会科学名著原書読解講座も開講準備中。直接英米人が英語で教える英語専門講座:米国史、経済思想史も既に説明会開催中。その他、新学期は英語基礎講座、初心者講座も始まっています。

留学講座(TOEFL, GMAT, GRE)は5月より、英検、TOEIC,その他各種試験対策講座もそれぞれの日程に合わせ開講します。

4月24,25日の公開授業、学習法講演会:24日第128回SIA留学フォーラム&25日英検一級合格者の報告会は以下の通りです。


2010年4月24日佐々木インターナショナルアカデミー英語公開授業

2010年4月24日佐々木インターナショナルアカデミー英語公開授業

4月24日英語公開授業(参加費2千円)
10時 初級読解講座(基礎、初心者)
10時 米国初の女医 Elizabeth Blackwell
12時 ドキュメンタリー 地球環境、水の未来
13時 経済思想史 (上級者)
15時 米国史?  (中級者)



第128回SIA留学フォーラム 4月24日午後6-7時半
日本人米国留学生減少の背景:米国教育と入試
講師 佐々木賢治 シカゴ大学 MBA
参加費 千円 要予約 
講演終了後 懇親会開催予定(参加費 2千円)


2010年4月25日佐々木インターナショナルアカデミー学習法講演会

2010年4月25日佐々木インターナショナルアカデミー学習法講演会

4月25日 学習法講演会(参加費各千円)
10時 初心者対象英語学習法
13時 英検一級合格法:SIAOB 長谷川
   英検を目指す人のための英語学習法講演
15時 英語で学ぶ哲学、日本文化、歴史


尚、佐々木インターナショナル入学希望者に対する入学試験、レベル判定試験実施中!当校では適切な授業を行なうため、最初に2時間の英語レベル判定のため入学試験を実施しています。試験時間は2時間、入学金、試験料、ガイダンス費用込みで28,000円の費用が掛かります。試験は予約戴ければいつでも実施可能です。


三猿追放:読めザル、聞けザル、話せザル

三猿追放:読めザル、聞けザル、話せザル

佐々木 賢治
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2010.04.23

世界に挑戦する企業、組織、人材を応援するSIA:翻訳、通訳、国際ビジネスのプロフェッショナルハウス

世界に挑戦する企業、組織、人材を応援するSIA:翻訳、通訳、国際ビジネスのプロフェッショナルハウス

「日本人海外留学生減少傾向と日本社会」についての評論、第三回(最終回)を掲載します。

SIA、佐々木インターナショナルアカデミーではこの問題「日本人留学生の漸減傾向、内向化する日本社会」問題について講演等引き受けます。関心のある方、希望される教育機関、団体、企業の方は連絡下さい。

100413-SIA評論:日本人海外留学生減少傾向と日本社会 第三回

過去の安易な行過ぎた海外留学への反省と日本社会の自立1970、80年代日本の大手企業、官庁のエリートと一部の裕福な家庭の子女が金に物を言わせて留学するといった風潮があった。日本経済が持て囃(はや)された1970年、1980年代米国の名門大学が日本の大企業、官庁の派遣留学生を優先的に受け入れていたのは「知る人ぞ、知る」話である。一部の大学は大学の周年記念や冠講座設立を名目に日本企業から寄付を募り(一部にはせびりに近い実態があったと伝えられる)、又日本企業も企業の威信を掛けて一人でも多くの留学生を金に任せて押し込もうとしていたのもこの時代である。

こういった数千万円の費用を負担してもらった派遣留学生が帰国後、一部は日を経ずして外資系企業に移り、又こういった人材が必ずしも活躍したり、活躍できたわけでもなかった事もあり、更に1990年代のバブル崩壊が追い討ちを掛け各企業の留学生派遣熱が冷めて来たのが1990年代後半から21世紀初頭の動きであり、現在に至っている。

さらに、今や日本社会が成熟し単に留学、洋行帰りだけでは評価されなくなった。すなわち日本社会の自立が私は留学生漸減傾向のもう一つの要因であると見ている。ここが韓国、インド、中国との違いである。もっと端的に言えば一部アジア諸国を除けば米国留学にこれほど熱中する地域はない。ヨーロッパ諸国を初めとする先進国ではこういった熱狂は無いのである。

論より証拠、参考に米国2008/2009学校年度国別留学生資料を列記すると1位インド(留学生数10.3万人)、2位中国(9.8万人)、3位韓国(7.5万人)、4位カナダ(3.0万人)、5位日本(2.9万人)、6位台湾(2.8万人)、7位メキシコ(1.5万人)、8位トルコ(1.3万人)、9位ベトナム(1.3万人)、10位サウディアラビア(1.3万人)、11位ネパール(1.2万人)となる。この上位11カ国で留学生の64%を締める。国別留学生数ランキングでベスト10にヨーロッパ諸国は皆無であり、ドイツがやっと12位で9.7千人と日本の三分の一、15位英国(8.7千人)、18位英国(7.4千人)となっている。他は25位のベネズエラ(4.7千人)まで何れも発展途上国である。

上述の資料が明示するように、はっきり言って米国に多数の留学生を送っているベスト10の国々は韓国、カナダ、日本を除き発展途上国である。一人当たり国民所得の高い先進国では日本はダントツの1位である。しかも、今なお人口比で見ればインドや中国よりも日本の方が米国留学者数は明らかに多く、急激な近代化に伴いここ二三十年前から留学熱に火がついた韓国、インド、中国とは日本の状況は異なるのである。成熟の証である。ジャパンパッシング(日本無視)を危惧する日本人を多く見かけるが、参考までに米国統計で米国から日本への留学生数を見ると意外にも2007/2008年度で5.7千人とその10年前より1997/1998年の2.3千人から2.5倍となっている。絶対数は微々たる数字ではあるが、黄昏(たそがれ)の10年と言われる過去10年米国から日本への留学生は増加しているのである。

日本が更なる経済的繁栄を求めるとすれば、「日本企業の世界進出」しかないと私は思っている。日本がもっと世界で評価されるためには「世界への挑戦」しかないと思っている。日本社会は積極的に「海外へ挑戦」すべきだと考えている。これが佐々木インターナショナルアカデミー開校の精神であり、SIA創業の精神として絶えず「世界への挑戦」を力説している私としては単なる留学生の漸減傾向にしか注目が集まらない今の状況を残念に思っている。

問題は留学者数の増減にあるのではなく、世界に日本自らの主張と旗を高く掲げ、挑戦する気概があるか否かである。ハーバード大学ドルー・ファウスト(Catherine Drew Gilpin Faust)学長の言葉「日本人留学生の存在感の無さ」は残念であるが傾聴に値する。(佐々木賢治)
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名古屋一番の大学院・大学留学実績:佐々木インターナショナルアカデミー

名古屋一番の大学院・大学留学実績:佐々木インターナショナルアカデミー

2010年4月24日午後6時より、一連の「日本人海外留学生減少傾向と日本社会」問題に関し講演会を開催します。留学に関心のある方は勿論、企業で人事部(採用、社内研修)、国際部の関係者、及び大学の関係者の皆さんお時間がありましたら是非参加下さい。

第128回SIA留学フォーラム 4月24日午後6−7時半
日本人米国留学生減少の背景:米国教育制度と入試制度
参加費 千円 要予約 講師 佐々木賢治 シカゴ大学 MBA

講演終了後 懇親会開催予定(参加費 2千円)

翌4月25日午後1時よりSIAOBフォーラム「英検一級合格者の報告」、その他下記の通り各種公開講座、学習会開催をします。お時間がありましたら参加下さい。


三猿追放:読めザル、聞けザル、話せザル

三猿追放:読めザル、聞けザル、話せザル

4月24日英語公開授業(参加費2千円)
10時 初級読解講座(基礎、初心者)
13時 経済思想史 (上級者)
15時 米国史?  (中級者)

4月25日 学習法講演会(参加費各千円)
10時 初心者対象英語学習法
13時 英検一級合格法:SIAOB 長谷川
15時 英語で学ぶ哲学、日本文化、歴史


現在に至る環境意識向上へと繋がった1962年世に出たRachel Carson(レイチェル・カーソン)のSilent Spring(沈黙の春)、及びスターリンの強圧的共産主義を批判し1945年世に出た文学作品George Orwell(ジョージ・オゥエル)のAnimal Farm(動物農園)等の原書読解講座を今期開講し、及び自然科学、社会科学名著読解の講座も準備中です。

佐々木 賢治
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2010.04.22

三猿追放:読めザル、聞けザル、話せザル

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「100413-SIA評論:日本人海外留学生減少傾向と日本社会」についての評論の第一回「内向化する日本社会の問題」を2010年4月21日公開しました。第二回「日本の教育問題:英会話偏重教育」を公開します。

英会話学校ジオスが昨日2010年4月21日倒産、2007年10月26日Novaが倒産と英会話学校経営行き詰まりが続いています。現在日本で行なわれている英会話偏重教育は、佐々木インターナショナルアカデミーの経験と見解では大変問題の多いものと考えています。まさに「百害あって一利なし」です。以下の一文が参考になれば幸いです。

100413-SIA評論:日本人海外留学生減少傾向と日本社会
第二回 日本の教育問題:英会話偏重教育


ここ30年ほど英会話教育が叫ばれ、英会話偏重教育が蔓延した。ゆとり教育もとかく言われている。何れにしても結果として、米国大学、大学院留学に必要不可欠な学力、英語力に問題があり、ハーバードを初めとする有力大学には留学したくとも、合格できない人が余りに多いのである。教育は米国のソフト産業であり、大きな輸出産業でもある。外国人留学生は米国にとって金を懐に抱いてくる、将に「金の卵」である。当然、米国の有力大学は大学教育の水準を維持し、ブランドを高めるため優秀な人材を求める。この米国有力大学が要求する英語評価試験(TOEFL)で十分な成績が出せない人が余りに多いのである。英会話教育偏重の結果、オウム返しの決まった表現は理解でき話せても、少し知的な水準を要求される内容、文章となると読めず、相手が何を言っているか解らない人が余りにも多いのである。多くの留学希望者がそもそも学力と英語力のゆえに留学を諦め、学力と英語力のゆえに合格できないのがもう一面の現実である。

そこで米国大学が要求する英語力評価試験、TOEFLを通して少しそのあたりを説明する。

TOEFL(発音はトゥフル)は米国への留学を希望する非英語圏出身者の英語力を評価するために1964年に始まった試験(主としてリスニング、文法、読解力といった観点から評価)である。その後何度かの改善、変更がなされ現在は「書く、話す」といった能力も評価できる試験となっている。私共は20年以上も前から指摘していた事であるが、日本人が一番弱かったのは実はリスニング能力ではなく、読解力、英語構造の理解力(俗に言う文法)であった。ところが、なぜか日本では「日本の読解力、文法中心の英語教育の弊害により文法、読解力はあるが、聞く、話すが出来ない」と言われて来たのである。事実に反する話である。この事実に、未だに多くの教育関係者が聞く耳を持たないのが現実である。(皮肉な言い方をすれば彼ら自身が日本語のリスニングが出来ていないのである。) この点については文部科学省を初め、識者、マスコミも含め多いに反省を要する課題である。読めない人は、聞けないし、聞けない人は話せないし、話してもトンチンカンな話となるのは必定である。

当初はペーパー試験であったTOEFLに改善が重ねられ、現在では2005年より導入されたiBTというパソコン、インターネットを使用した「大学授業風景に近い形の試験」に試験自体が変わり、マニュアル的な試験対策だけでは点数が取れなくなっている。近年日本人留学生が減少し、有力大学に合格できなくなっている一因はここにもあると私は判断しているが、日本の米国留学生減少傾向には更に大きな別の要因があるのであるが、それは必ずしも現在一部伝えられている一面的な問題ではない。

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第三回「過去の安易な行過ぎた海外留学への反省と日本社会の自立」は明日公開予定です。


第128回SIA留学フォーラム告知:日本人米国留学生減少の背景:日米の教育、入試制度の相違

第128回SIA留学フォーラム告知:日本人米国留学生減少の背景:日米の教育、入試制度の相違

一連の「日本人海外留学生減少傾向と日本社会」の問題に関し、4月24日午後6時より以下の講演会を行ないます。留学に関心のある方は勿論、企業で人事部(採用、社内研修)、国際部の関係者、及び大学の関係者の皆さんお時間がありましたら是非参加下さい。

第128回SIA留学フォーラム 4月24日午後6−7時半
日本人米国留学生減少の背景:米国教育制度と入試制度
参加費 千円 要予約 講師 佐々木賢治 シカゴ大学 MBA
講演終了後 懇親会開催予定(参加費 2千円)


4月24日、25日佐々木インターナショナルアカデミー各種公開授業、英語学習法講演会日程告知広告:4月19日朝日新聞朝刊、20日毎日新聞朝/夕刊、21日日経新聞夕刊に掲載

4月24日、25日佐々木インターナショナルアカデミー各種公開授業、英語学習法講演会日程告知広告:4月19日朝日新聞朝刊、20日毎日新聞朝/夕刊、21日日経新聞夕刊に掲載

尚、その他各種公開授業、及び英語学習法講演会を4月24,25日を開催します。その告知は4月19日朝日新聞朝刊、20日毎日新聞朝/夕刊、21日日経新聞夕刊に掲載していますのでご覧下さい。詳細はSIAホームページにも掲載しています。
佐々木 賢治
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2010.04.21

4月19日朝日新聞朝刊、20日毎日新聞朝/夕刊、21日日経新聞夕刊社会面広告:名古屋一番の歴史と実績 大学院留学実績

4月19日朝日新聞朝刊、20日毎日新聞朝/夕刊、21日日経新聞夕刊社会面広告:名古屋一番の歴史と実績 大学院留学実績

SIAの佐々木です。先日、SIA情報として「日本人海外留学生減少傾向について」について報告致しましたが、この問題について更に社会的関心が高まり、問合せもあったため、先日SIA評論として日本社会分析のため「100413-SIA評論:日本人海外留学生減少傾向と日本社会」題し整理、分析しSIA評論購読会員に送付しました。内容の公共性を考え一般公開とし三回に分け掲載します。

なお、SIAでは4月19日の朝日新聞朝刊、20日毎日新聞朝刊、夕刊、本日21日日経新聞夕刊社会面に広告を掲載しています。その広告にこの問題を取り上げた講演会の告知を下記の通りしています。各紙広告詳細SIAホームページ、及び右にも掲載しています。お時間がありましたら参加下さい。

第128回SIA留学フォーラム 4月24日午後6−7時半
日本人米国留学生減少の背景:米国教育制度と入試制度
参加費 千円 要予約 講師 佐々木賢治 シカゴ大学 MBA


100413-SIA評論:日本人海外留学生減少傾向と日本社会 第一回 日本社会の現状と留学生漸減傾向の因果関係
米国ハーバード大学ドルー・ファウスト学長が3月12日の訪日にあたり述べた「日本人留学生減少の指摘」が波紋を広げている。読売新聞3月11日の記事である。昨年2009年秋ハーバード大学へ入学した日本人学生は一人、現在のハーバード大学日本人在学生は5人。

私は佐々木インターナショナルアカデミーを1994年開校以来、留学希望者の指導を行ない、名古屋、東海地区では海外大学院/大学留学指導では一番の歴史と実績を持つと評価されるに至っていることもあり、この問題についていろいろと関係者より問合せを戴き、社会的関心の深さを実感している。

ハーバード大学2009年度入学者が一人、在校生が5人という言葉が独り歩きし、飛び交っているので、先ずは注意を促し意味で事実確認をする。この二つの数字は何れもハーバードの学部入学生、学部生の話である。大学院については昨年もハーバード大学大学院に進学した日本人は、そこそこの数に上っている。

もっとも、この10年間日本人米国留学者数が漸減傾向にあり1999/2000年度の4.7万人から2008/2009年度2.9万人へと4割近く減っている事は米国の統計でも裏付けられている事実であり、大学院進学者数も漸減傾向にある点では変わりない。(米国Institute of International Education情報より引用、以下の統計引用数値同様)

同時期に、他のアジア諸国の米国留学者数はインドが4.2万人から10.3万人、中国が5.4万人から9.8万人、韓国が4.1万人から7.5万人へと約2.5倍から1.8倍である。

読売新聞記者との対談の中でハーバード大学学長は「中国や韓国の留学生に比べ日本人学生の存在感の無さに言及し、日本人学生へ奮起を促した」とされるが、その発言内容や意図もよく理解できる。その後のNHK、その他日本のマスコミの取り上げ方もよく理解できる。日本の大学関係者の間でも、この発言には関心が集まっており、名古屋大学でもこの問題に言及した4月8日付Japan Timesの記事が一部関係者の間で回覧されたという。

しかし、この日本人留学生減少傾向の問題の根は意外に深く複雑であり、一概には善悪を含めて言えない。この問題の要因分析すると次の4つに整理できると思う。?日本社会の現状、?日本の教育問題:英会話偏重教育、?過去の安易な行過ぎた海外留学への反省、?日本社会の自立である。4つの要因が一概に悪いとは言えず、お互いに相矛盾し、拮抗する面もある。このためもう少し具体的に整理し以下説明したい。

日本社会の現状と留学生漸減傾向の因果関係
日本社会が内向きになり、自信を失くし若者が安易な生活を求める結果、海外へ出たがらなくなったという意見がある。もしこれが日本人留学生減少の主因だとすると日本の将来は深刻である。

若者が保守化し、海外志向が減退した結果だとしたら世界のグローバル化に逆行する動きであり、危惧すべきである。しかし、果たして若者の保守化が主たる要因であるのか?若者にとって海外留学が魅力的な対象ではなくなった本当の原因は他にあるのではないか?昔洋行という言葉があり、もてはやされ、洋行帰りには希少価値があった。豊かになり、誰でもが海外旅行ができ、留学経験者が町に溢れ、海外勤務がありふれた事となった現代社会では、海外留学そのものの魅力がなくなったとしても何の不思議もない。理の当然であり、危惧する必要は無い。もっと危惧すべき要因は日本の教育問題である。
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第二回 日本の教育問題:英会話偏重教育
第三回 過去の安易な行過ぎた海外留学への反省と日本社会の自立
です。日を追って掲載します。


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今回の「日本人留学生の漸減傾向、内向化する日本社会問題」について関心のある方、私まで連絡下さい。SIA、佐々木インターナショナルアカデミーではこの問題について講演等引き受けています。

佐々木 賢治
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