2010.09.27

那古野2010年5月号 大 国際ビジネスのコンビニ、翻訳、通訳、語学教育のご相談は国際ビジネスのプロフェッショナルハウスSIA

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100921-SIA評論「敵を知り己を知れば百戦危うからず」その三の?:白鳳の連勝記録の予測と根拠

明るい話題に転じ、締めくくりたい。白鳳の連勝がどこまで伸びるか? 誰にも解らないことであるが、私は大記録を打ち立てると相当な確率で信じているので、これまでの記録と、その根拠について触れたい。ただし勝率95%(19勝1敗)でも60回戦って連勝するのは100回に4回である事を念頭に一読願いたい。そもそもこの勝率95%自体、大変な数字年6場所90回の試合で86勝となるが、白鳳が2009年達成した数字である。

連勝記録と言えば双葉山。双葉山の69連勝の大記録は年二場所、一場所11日制の時代、1936年1月場所7日目より始まり(5連勝)、同年5月場所11戦全勝、1937年1月場所11戦全勝、5月場所を13戦全勝、1938年1月場所、5月場所はいずれも13戦全勝で5場所連続全勝優勝。谷風の63連勝を塗り替えたのがこの5月場所。そして1939年1月場所4日目(1月15日)(3連勝)、前頭4枚目安藝ノ海に敗れるまで69連勝を記録。

この双葉山の連勝で相撲人気が沸騰する前、1932年2月場所、春秋園事件があり、その時関取の大量脱退により繰り上げ入幕となったのが双葉山である。69連勝開始の4年前のことでる。しかし、当時は年二場所時代のことであり、春秋園事件からわずか8場所後に快進撃が始まり、足掛け4年がかりで達成した事になる。

因みに谷風の記録は「1778年3月場所初日から1782年2月場所7日目まで分・預・休をはさみながら、足掛け5年がかりで江戸本場所で土つかずの63連勝(止めたのは小野川)を達成した」と伝えられている。しかし、この63連勝は江戸本場所のみの連勝記録であり、「京都本場所、大坂本場所での成績も含めると98連勝となる」と伝えられている。

実は双葉山についても同様な話がある。戦前の大相撲では、大阪や名古屋で「準場所」と呼ばれる場所が開催されており、この準場所の成績を含めた場合、1937年6月の大阪関目国技館場所の5日目から、1938年6月に西宮球場で行われた準場所3日目に九州山に敗れるまで、87連勝を記録している。しかも、4日目に敗れた1939年1月場所は、「双葉山は前年の満州巡業でアメーバ赤痢に感染して体重が激減、体調も最悪のため当初休場を考えていたが、力士会長の横綱玉錦が虫垂炎を悪化させて急死した為、双葉山は強行出場した。」と伝えられている。もし、1938年(昭和13年)の満州巡業でのアメーバ赤痢感染が無く、体調が万全での出場であったなら、一体何連勝したのか?

さて、白鳳の連勝記録である。今回の白鳳の快進撃が始まったのは、2010年初場所14日目、2月4日に朝青龍が急遽現役引退。5月20日、大相撲五月場所が開催最中に発売された週刊新潮誌で相撲界における「暴力団を胴元とする野球賭博汚染問題」が大々的に報じられ、遂に琴光喜を初めとする関係力士の処分、名古屋場所のNHK放映禁止。朝青龍、琴光喜といった有力力士の引退、更には力の衰えが目立つ大関魁皇という現在の状況はなぜか、双葉山連勝記録達成前の相撲界の状況と類似しており、更に現在の現役各力士の状況を考えると、白鳳が双葉山の記録を超える可能性は非常に高いと考えざるを得ない。敢えて危惧を述べれば、60勝目前の敗北かもしれない。以上。(佐々木 賢治)
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佐々木 賢治
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2010.09.27

100921-SIA評論「敵を知り己を知れば百戦危うからず」その三の? 外交編:尖閣諸島沖中国漁船船長逮捕

本来この言葉「敵を知り己を知れば百戦危うからず」の真髄を我々一般市民も日常生活の中で経験することと思うが、この言葉をより痛切に実感するのは集団と集団の鬩ぎあい(せめぎあい)である。国家の問題である。

外交問題:尖閣諸島沖中国漁船船長逮捕
9月7日、中国のトロール漁船が沖縄県石垣海上保安部の巡視船に衝突し、8日未明中国人船長が公務執行妨害の疑いで逮捕された。改めて尖閣諸島問題が脚光を浴び、その後の中国の騒々しい外交圧力に大方の日本人が驚き、日本社会の領土問題、外交問題に対する無関心さが白日の下に曝されている感がある。

前原外相は9月21日ニューヨークで「尖閣諸島は日本固有の領土であり、領土問題は存在しない。」、拘置中の船長への対応については、「日本の国内法にのっとりい粛々と対応するだけ」と発言。方や温家宝首相は「無条件で即時釈放」を日本政府に求め、「釈放されなければ、中国は更なる処置をとる」と述べている。両首脳共に国連総会出席のためニューヨーク滞在中で国連の場での応酬も生れるかもしれない。

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」の言葉で有名な孫子は中国の書であるが、インドで生まれたとされる仏教がインドでは衰退し、儒教の祖、孔子(前551-前479)が近年中国で排撃されて来た様に、偉大な思想は必ずしもその生誕の地で評価され、伝えられるものではない。孫子の母国、中国でも孫子の真髄が理解され、現代に生かされているかとなると実に疑問に思っていたが、一連の中国政府の対応、言動を見ているとその辺が垣間見えるので面白い。中国政府の恫喝的外交言辞、圧力は中国政府の外交下手の証である。

恫喝的言動を中国は効果的と考え行なっているのであろう。日本は恫喝に屈する国と看做されている事になる。この現状に対する日本のマスコミ、国民の反応も合わせ見ると、中国は実にタイミング良く中国の政治意識、外交の本質を日本国民に垣間見せた事になる。

弱いと見ると徹底的に恫喝し、資源がある近隣領域は全て自国の生命線として軍事力を含めあらゆる手段を用いて独占を図っている様に見える。日本にとっては尖閣諸島が良き事例であり、南沙(なんさ)諸島(しょとう)(ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイ)、西沙(せいさ)諸島(しょとう)(ベトナム)といわれる地域でも周辺諸国と領土紛争を抱え、インド、ベトナム、フィリンピン、その他周辺諸国の中国への警戒心は強まっている。国内的にも民主化問題で揉めている内モンゴル自治区、チベット自治区、新疆ウイグル自治区は何れも現中国政権にとっては資源問題でもある。中国はこういった近隣諸国との領土問題を抱える地域や、国内自治区を核心的利害地域と見なしている。

こういった中やはり日本は国として他国の恫喝に屈しない備えが必要である。そのための必要要素は国としての強い意思と、民主主義国家としての国民の団結である。北朝鮮や中国といった一党独裁の軍国主義に基づく軍事力優先主義の国家が周辺諸国に未だに存在する中、軍事的備えも必要となろう。中国の最近の対応を見ると、中国の流儀を研究し、彼等の思考法で対処する事も必要である。(?、?に続く)
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佐々木 賢治
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2010.09.14

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100914-SIA評論民主党代表選挙:民主党代表選挙 菅氏勝利+参考資料
菅氏勝利:菅氏721票(国会議員票 206名 412票)対小沢氏491票(国会議員票 200名 400票)

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民主党代表選挙選を返り見て:
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前鳩山首相の日本語の誤用から選挙戦の号砲が鳴った、民主党代表選挙。国の代表を経験した人物にはせめて、大義と義理人情、私情、貸し借りの清算といった言葉と、大儀との違いくらいは自覚してもらいたいものである。それ以上に驚きもし、残念に思ったのはこの言葉の誤用と自分が国家であるがごとき(私情を大義とする)誤用を厳しく叱責するテレビ、新聞と云ったマスメディアが日本に存在しなかった事である。

しかし、選挙は選挙である。当事者としては勝たねばならないであろうが、公職である。国民のための政策提案、リーダーシップ、責任感の無い人物が単に権力のための権力争いをされた日には、応仁の乱の様に国は乱れ、国際競争に曝される国民はたまったものではないとの思いも含めて今回の動きを追いもし、聞いた。

さて2時からの民主党代表選挙を時間の関係で一部であったが両候補の演説を聞いた。

演説だけで評すれば、小沢氏の演説に心が動かされた。我々の判断では演説については小沢氏の勝ちである。菅氏はほどんどが原稿に目を落とし読むだけの印象を与え、強いリーダーシップを感じる事は出来なかった。ただ、堂々と代表選挙で各15分間意見を述べる方式が確立した事は日本の今後の政治制度にとって大きな前進となったと評価している。

ただし気になる点が無いでもない。

二人の演説終了後の司会者の言葉が、最近良く見かける結婚式場のありきたりの新郎新婦を礼賛する司会者の言葉に非常に類似していた事。

両候補ともお互いに「夢」と言葉を何度も使ったが、あの有名なマーティン・ルーサー・キング牧師の1963年8月28日の米国ワシントンDCのリンカーン記念堂前での演説(I have a dream)を真似たものであろう。しかし彼等の夢という言葉にはマーティン・ルーサー・キング牧師の生命を賭した使命感も情熱もリーダーシップも、聞いている私たちには感じる事は出来なかった。

米国では4年毎の大統領候補指名党大会後は、民主、共和両党共に党支持率は上昇するものである。一番悔しい思いで今回の代表選挙を見つめていたのは自民党関係者である事は間違いないであろう。今回の結果に日本の国民世論がどう反応するかは私にも大変気になるところである。尖閣諸島問題、沖縄基地問題、未だ解決せぬ北方領土問題、国連安全保障委員会常任理事国入り問題、経済問題のみならず難問山積みである。
以上。2010年午後3時40分
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以下、2010年9月14日午後2時10分に発信したものです。ご覧下さい。

----- Original Message -----
Sent: Tuesday, September 14, 2010 2:10 PM
Subject: 100914-SIA評論民主党代表選挙の真の勝利者:参考資料:民主党代表選挙

SIA評論購読者各位
及び日本の進路に関するアンケート調査協力者各位

100914-SIA評論民主党代表選挙の真の勝利者:参考資料:民主党代表選挙 午後2時10分発信

SIAの佐々木です。いよいよ、本日午後2時より民主党代表選の国会議員投票が行なわれます。アンケートに対して思った以上に多くの方に回答を戴きました。

しかし、意見は個々人によりあまりに大きく違い、未だ全集計に至っていません。ただし本日2時からの代表候補者への支持率で言えば、約4割強が菅氏支持。小沢氏支持は2割弱、4割がコップの中の嵐、劇場劇に過ぎないといった否定的意見です。

以下、宇田司郎氏のコメントです。
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先ずマスコミ報道を通じてみる限り菅氏の当選は硬いと見るのが一般的。他に根拠が無い場合はこれに従うしかない。そこで状況を冷静に見るために9年は前に時計を戻す。その理由は当時の自民党の主流派閥が支援した橋本氏の敗北と今回の民主党小沢氏の戦略は非常に類似しているからである。

鳩山、小沢両派閥+旧社会党系(輿石氏)で小沢氏陣営は勝利を確信していたはずである。三派で200名を超える議員数。菅、前原、野田派で合せて120名、本来菅首相側が勝てる戦況ではないはずであった。更に小沢氏は民主党支持団体を固めていた。負けるはずが無い選挙であった。しかし、旧田中派が推し進めた小選挙区選挙が旧田中派の橋本氏を敗れさせ、小沢氏を想定以上の窮地に追い込んでいる。

もし違いがあるとすれば、今回の代表選挙は次回の参議院選挙、衆議院選挙まで3年あり、国会議員は小選挙区制といえども現時点では3年先の選挙であり、世論を顧慮する必要性に乏しい事だけである。

今回の選挙結果がどちらに傾くにしろ真の勝者は、派閥次元で言えば前原氏の勝利に尽きる。小沢氏の敗北である。仮に小沢氏が勝利を治めても今後の国会対策が立ち行かず、前原氏を初めとする菅陣営の自民党との連合も多いにありうると見ている。以上。(2010年9月14日宇田司郎)
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SIA評論: 自民党総裁選:小泉氏勝利と衆議院小選挙区制度

2001年4月24日 午後3時半 筆者:宇田司郎
本日4月24日午後2時前に行われた自民党総裁選挙で小泉氏は圧倒的勝利をおさめた。開票結果は以下の通りである。

小泉純一郎 298票
橋本龍太郎 155票
麻生 太郎  31票
無効票     3票
総投票数  487票

いよいよ小泉自民党総裁の誕生であり、小泉首相の誕生となった。今回の自民党の総裁選挙ほど、面白く且つ不可思議なものはない。なぜ橋本氏が破れたかであり、何故小泉氏が勝ったかである?勿論小泉氏の国民的人気、橋本氏の不人気、現在の日本政治に対する逼迫感に一因があるが、もう一つの理由は結論から言えば衆議院の小選挙区制度にその原因がある。1994年の公職選挙法改正によって導入された衆議院小選挙区制である。

マスコミ論調、一般国民の意識としては世論の力であり、当然の結果でろう。しかし旧田中派の流れを汲む橋本派の面々には信じ難い現象であろう? 今回の結果は単に小泉人気だけによるのではない。今回の総裁選挙において党員投票、予備選挙が重要な役割を果たした事は事実である。しかし、かっては河本氏が日大OBを中心に膨大な数の党員を集めたが、党員投票でも大敗を喫している。最後の投票段階で田中派の組織力に破れたのである。その違いは小泉人気もあるが、現在の国会議員の選挙制度にある。

(中略)

しかし、それにつけてもやはり橋本派の体質を垣間見せたのは、野中氏の発言であった。総裁選挙の最中に、堀内派の支持と引き替えに選挙の議長役である古賀幹事長の留任を打ち出し、報奨人事買収工作を声高に始めた事である。「傲慢なり野中」と言った叫びが当方に迄届いた程である。野中氏が京都で蜷川府知事に対して対決する事で頭角を表した事は良く知られている。京都府庁における蜷川知事、共産党、その支配下の労働組合による横暴は私自身も直接、京都市長選等を通じて目撃した。その功績、泥をかぶる決断力、実行力は評価するが、田中氏の流れを汲む公共工事、利権を後ろ盾とした政治が過去10年の日本の経済を停滞させ、未だに社会的混乱と不安を引き起こしている政治的責任を野中氏を初めとする、旧田中派、建設族議員は自覚すべきである。“君、国売りたもう事なかれ!”である。

景気浮揚策を建前として、一部業界、企業救済策は目に余るものがあり、日本の国家財政に混乱を引き起こし、日本の経済的活力を奪ってきた政策と決別すべきである。この意味において、“ばらまき”とパフォーマンスに終始した故小渕元総理の罪は実に重いものがある。

小泉氏の今回の総裁選期間中の発言を引用すれば、日本が貧困に喘いでいた戦後復興期には政府は無借金で諸施策を講じて来た。繁栄を迎えた1964年の東京オリンピック以降政府は借金を始め、最初の100兆円の借入残高を作るのに18年、200兆円に達するのに更に11年、100兆円増やし300兆円に達するのに5年、更にわずか3年で100兆円増加し400兆円に達しようとしている。豊になれば成る程、金の亡者となると言うが、豊になるに連れ、借金を増やして来たのは田中派を中心とする勢力であり、又それを支えた国民であった事を我々は反省し、思い切った体質の変換を図るべきである。

しかし歴史とは、人の運命とは実に皮肉なものと改めて思うしだいである。橋本氏は私の見るところ、かって最も非派閥的、派閥政治を嫌った人物であり、小泉氏は反田中派の急先鋒、闘将であり実に派閥的な政治家であったと思っているからである。長きに渡り日本社会、日本人は政治に利権を求め過ぎて来た。他人の金で金儲けしようとする体質は、残念ながら善良を自称する有権者、小市民に至るまで蔓延している。この結果が財政赤字であり、不良債権の実質的な国家救済となっている事を果たして日本国民は自覚しているのであろうか? 小泉氏の蛮勇に期待すると同時に国民の理解を求める次第である。

かって若き、アメリカのリーダー、ジョン・エフ・ケネディーは1961年1月の就任演説で国民に呼び掛けている。「国家に何をしてくれるかを求めるのでは無く、国家に何が出来るかを考えて欲しい」 “My Fellow Americans: ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country.” 以上。
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以上、ご参考になれば幸いです。社会性を考慮し本日のSIA評論を購読者以外の方にも公開しましたが、今後定期購読希望(年会費6千円)の方は連絡下さい.。


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2010.09.04

SIAの佐々木です。ここ数日、円高による株価下落、先行きを不安視する意見がマスメディアで沸騰しており、又本日は民主党の小沢氏が代表戦立候補を表明し、いろいろな動きが生れています。

このため、先日SIA評論購読者に送付しました100824-SIA評論を公開し二回に別け送付します。尚、小沢氏の代表戦立候補を巡るSIA評論の分析報告ご希望の方はSIAまで一報下さい。現在関係者が執筆中です。

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100824-SIA評論「敵を知り己を知れば百戦危うからず」その二経済編の1:明日の日本を語る消費税、為替、デフレ

孫子:「敵を知り己を知れば百戦危うからず
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」は余りに有名な言葉である。長年親しまれているこの名文は中国春秋時代(紀元前770年-紀元前403年)に活躍したと伝えられる孫武(そんぶ、生年紀元前535年 –没年不詳)が作者と伝えられる兵法書「孫子」の中の一文である。兵法書「孫子」は今を遡る事2525年前、紀元前515年には既に完成を見ていた様である。驚かされるの伝承が正しいとすると若干二十歳にしてこの書を成した事になる。いささか信じ難い話ではある。

伝えられる所(ウイキペディアより引用)では、「著者とされる孫武は若年から兵書に親しみ、黄帝と四帝の戦いや古代の伊尹、姜尚、管仲らの用兵策略を研究。紀元前517年頃、一族内で内紛があり、孫武は一族を連れ江南の呉国へと逃れ、呉の宰相・伍子胥の知己を得る。孫武はその後、呉の首都・姑蘇郊外に蟄居して「孫子」十三篇を著作。呉の王に闔閭(こうりょ、生年不詳 -没年 紀元前496年/在位前514 - 496年)が即位すると、伍子胥は闔閭に「孫子兵法」を献上し、七回にわたり登用を説いたため、孫武を宮中に呼び出して兵法を問うた。」とされている。この時のエピソードが『史記』巻65孫子呉起列伝第5に記され、日本でも有名な「宮中の美女180人を兵として軍の指揮を見せたとされる逸話」である。この逸話は私が高校時代の漢文時間に脱線話として教えられた記憶がある。脱線話が真髄を突くよき事例である。

この書、孫子は実に面白い。日本の現状を考慮し、その中の二文を選ぶとすると?「兵は国の大事にして、死生の地、存亡の地なり。察せざるべからず」、?「百戦百勝は善の善なるものに非ず」に尽きる。兵法書として伝えられているので、?は容易に理解が出来る。しかし?については、大変含蓄のある言葉である。「百戦百勝は善の善なるものに非ず」とは孫武が単なる軍人ではなく、政治家であることを雄弁に物語っている。日本は現在過度に軍事を忌避し、偏見にまみれていると思うので、この孫子を英語版で読んだが、私がこの孫子同様、学び感銘を受けた同種の本が他に二冊ある。政治学の父といわれるマキャベリ(イタリア人)の君主論(大学時代に日本語訳で読み、10年ほど前に英訳版で再読)、カール・フォン・クラウゼヴィッツ(プロイセン、現ドイツ出身、生年1780年-没年1831年)の「戦争論」であるが、何れの著者も表現や、事の軽重に微妙な差はあるが、軍事力の重要さを認めつつも、同時に日頃の治世、備えの重要さ、目的の明確化を力説している。

今の日本の将来を思う時、「兵は国の大事にして、死生の地、存亡の地なり。察せざるべからず」(軍事は国にとって大変重要な国の存亡、国民の生死に係る重要事項であるので真剣に考えなければならない(佐々木訳))との言葉が如何に歴史の真実を語り、重要か思いを新たにしている。「敵を知り己を知る」ことは「人間を知り、社会、世間を知る」ことである。自ずと軍事戦略上の問題だけでなく政治的名言でもある。さて、100722-SIA評論「敵を知り己を知れば百戦危うからず」その1で残した課題、日本の今我々が抱える政治経済問題、国の税制、金融政策、デフレ対策に触れる。
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100824-SIA評論「敵を知り己を知れば百戦危うからず」その二経済編の2、「明日の日本を語る消費税、為替、デフレ」及び小沢氏の代表戦立候補を巡るSIA評論の分析報告(宇田司郎筆)ご希望の方はSIAまで一報下さい。

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2010.08.17

SIAの佐々木です。以下は、本日SIA評論購読者に送った物です。一部、文章に誤字脱字があったため、再送すると共に、一般に公開します。計三回シリーズの一回目です。SIA評論定期購読(年会費6千円)ご希望の方は一報願います。各号電子メール配信です。 佐々木 賢治

Re: 100817-SIA評論:敗戦記念日に思う雑感、その?「軍国主義高揚映画と平和主義高揚映画」
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今年も、例年の如く姦しい程の、第二次世界大戦特集があった。

この夏NHKが報じたアッツ島玉砕のドキュメンタリーは出色であり、大変勉強になった。自らの施策、失敗による結果を美辞麗句と被害者を英雄として奉ることにより取り繕う事はいつの世にもあり、現在も続いている。アッツ島のドキュメンタリーは非常に示唆に富むものであったが、もしアッツ島の事例を軍国主義の帰結に過ぎないと見ている人があるとすれば、このこと自体、「平和絶対主義高揚思想」(筆者の造語)に踊らされている事になる。

8月15日のNHKの9時からの愛知一中を素材とした番組、「15歳の志願兵」を見たが、平和賛美の思想が強過ぎて深い所での人間理解に欠けたプロパガンダ映像を見ている様で不快感を感じた。どうも、昨今の(私が10年の滞米生活を終えて1986年3月末帰国以来常々感じている事であるが)NHKの歴史大河ドラマも平和主義高揚映画(これもまた、軍国主義高揚映画に対する対極概念としての筆者の造語)となっている。

藤原三代を描いた大河ドラマしかり、琉球王朝を描いた大河ドラマしかり、何れも史実に反する「絶対平和主義ドグマ高揚ドラマ(筆者造語)」となっていた。何れも人間に対する深い洞察は感じられず、幼児向けの勧善懲悪ドラマと同一レベルの作者、ドラマ制作者の意図が露骨に見える。露骨過ぎてレントゲン写真の人体を見せられたが如く不気味さを感じる。困った事に、こういったレントゲン写真は人間の醜悪さは一部垣間見せる事が可能かも知れないが、人の苦悩、市井の民、集団の心の織り成す襞は写しえぬ。

我々の様な市井の民から見ると、それなりの多大な予算と時間を使い、視聴率や書籍の販売を支えに膨大な収入を結果的に目論む人々や組織に立ち向かうには「?真理を求める情熱、?確かなるデータ、?透徹した冷静なる分析力」しかない。しかし、「?確かなるデータ」も「膨大なデータを駆使し、意図的な取捨選択と真理の埋没を図る人々や集団、更には時代の熱狂」に遭遇し、翻弄されるといつしか掻き消される危険性に富んでいる。その中で真実を掘り起こすには「認識の主体たる人間、そのものに対する深い理解、すなわち哲学」が重要となる。この哲学の社会的不足、特に日本の政治、経済、学術関係者、特にリーダーに不足している事が、今の日本の迷走に繋がっているとの見方もアナガチ誤りと言えない。

一個人として社会的な一時的狂騒と誤りに立ち向かうには、「人間の知性に対する深くかつ広い意味での心底の信頼」なくしては、こういった知的戦いは不可能である。多弁を駆使する人の美辞麗句と本音の間の乖離を識別する事は、彼等が巧妙な表現を駆使するだけに難解である。しかし、何れが正しいか判断する事は比較的可能ではある。

時間げ経過するに従い色褪せる言辞、発言、文章は真実の含有量が少なく、時間の経過を経ても色褪せない言辞は、どうも真実に近い様である。

この夏の思いをこういった認識に立って、1年前の文書「090821-SIA評論:65回目の敗戦記念日を前に思う、裸の王様 第一回」を再提示する事により今日の所は、溜まっている仕事の合間を縫って披瀝します。ご意見を戴ければ幸いです。(文責 佐々木 賢治)
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